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2019年12月31日 (火)

今日の音楽 12月31日 イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー

1990年に入りますが、この年も全米ランキング上位で知っている曲はありません。洋楽聴かなかったからねぇ。日本ではダイアナ・ロスのイフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザーがオリコンのシングルチャートで洋楽のトップ、全体を通じても第10位のヒットとなりました。

1988年アニメ映画「リトルフット」の主題歌として使われましたがアメリカではアダルト・コンテンポラリー・チャートの最高位23位という事でそれ程大きなヒットにはなりませんでしたが、日本では1990年にドラマ「想い出にかわるまで」の主題歌に起用されてオリコンの洋楽シングルチャートでは19週連続1位を記録し年間チャート1位になりました。また、オリコン総合チャートでも1983年の「フラッシュ・ダンス  ホワット・ア・フィーリング」以来の年間トップ10入りを果たしています。なお、洋楽シングルがオリコンの総合チャートのトップ10に入ったのは、現時点ではこれが最後です。

 

2019年12月30日 (月)

今日の音楽 12月30日 交響曲第7番(ブルックナー)

ブルックナーの交響曲第7番ホ長調は1884年12月30日にニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏で初演されました。

ブルックナーは、未完成のものを含めて10曲の交響曲を作曲していますが、各曲に多くの版が存在する事でも知られています。原因のひとつは初演が必ずしも良い評価を得られたわけではなく、ブルックナー自身が初演の後にさらなる完成度を目指して手を加える事が多かった事。他にも弟子が手を加える事が多かったり、国際ブルックナー協会による原典版の校訂作業を行ったハースとそれを引き継いだノヴァークの考え方の違いなどが挙げられます。

この交響曲第7番は初演が成功だったため、ブルックナー自身は手を加えていませんが、ハース版とノヴァーク版という事なる版は存在しています。2楽章を作曲している最中に敬愛するワーグナーが亡くなったため最後の部分を葬送のための音楽としています。

原始霧から始まる伸びやかな冒頭は好きなフレーズなのですが、個人的にはどうしてもブルックナーのスケルツォ楽章が好きになれません。この曲のスケルツォも非常に不安定なスケルツォ主題がどうも苦手。その上にブルックナー休止などがあって流れ方も好きではなくて、良い曲が多いのにブルックナーをあまり聴かないのが、そこに原因があるのかな。

2019年12月29日 (日)

今日の音楽 12月29日 シングル・アゲイン

1989年の邦楽年間ランキング第22位は竹内まりやの「シングル・アゲイン」でした。

竹内まりやの18枚目のシングルで、日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」の8代目の主題歌として竹内まりや作詞作曲で作られた曲。
女性がかつて付き合っていた男に浮気をされて、その男も不倫相手に振られてひとりきりになった事を知った女性の複雑な心境を歌った曲。

この後、同番組の9代目の主題歌にも竹内まりやの「告白」が採用されています。

2019年12月28日 (土)

今日の音楽 12月28日 ANNIVERSARY

1989年の邦楽年間ランキング第17位は松任谷由実の「ANIVERSARY」でした。KDD企業イメージソングとして使われ、メロディ付きお祝い電報の曲としても採用されました。

歌詞は特定の記念日を歌った曲ではなくて、今日という日はありふれていた朝でも私にとっては記念日、という内容です。

 

2019年12月27日 (金)

今日の音楽 12月27日 007 消されたライセンス

映画 「007 消されたライセンス」は1989年9月に日本で公開されました。

ティモシー・ダルトンがボンドを演じた最後の作品で007シリーズ第16作。今回は麻薬王サンチェスに親友夫婦を惨殺されたボンドが、組織を辞して復讐を行うというこれまでとは風味の違うストーリーです。

主題歌はグラディス・ナイツが歌う「License To Kill」でした。

 

2019年12月26日 (木)

今日の音楽 12月26日 とんぼ

1989年の邦楽年間ランキング第3位は、長渕剛の「とんぼ」でした。

長渕の20枚目のシングルで100万枚をこえる売上を記録した大ヒット曲です。長渕剛自身が主演したテレビドラマ「とんぼ」の主題歌として使用されました。都会に憧れて地方から上京した人たちの挫折や苦悩を歌った曲でとんぼを幸福の象徴として手の届かないものとして描いています。

2019年12月25日 (水)

今日の音楽 12月25日 フルート四重奏曲第1番(モーツァルト)

モーツァルトのフルート四重奏曲第1番ニ長調K.285は1777年12月25日に完成しています。

モーツァルトがパリに旅行に行った途中で長期滞在したマンハイムの宮廷オーケストラのフルート奏者ヴェンンドリングに紹介されたのが裕福な医師ドゥジャン。ドゥジャンはフルート愛好家でもあり、彼から小さくて軽く短い協奏曲3曲と四重奏曲を何曲か作ってくれるように注文されて完成したのがフルート協奏曲第1番とオーボエ協奏曲の編曲の第2番と3曲のフルート四重奏曲でした。依頼と異なっているために謝礼は半分以下に値切られたそうです。

モーツァルトはフルートの音色が好きでなかったという話もあります。確かにモーツァルトは多くの交響曲の中でフルートを省いています。初期の作品は管楽器はオーボエとホルンだけというパターンだったのですが、後期の曲でさえフルートを使用していません。

我々が通常耳にする31番「パリ」以降の曲ではフルートを2本使用したのが31番と32番と後に改稿して2管編成になった35番のみ。最後の39番から41番までは1本のみです。実際のところはモーツァルトに聞いてみなければわかりませんが、当時はまだベーム式のフルートが出る前で音程が不安定だったためとも言われています。

第1番のフルート四重奏曲は、それでもフルートの輝かしい音色を存分に引き出しています。第1楽章の冒頭は調や拍子こそ違っていますが、後に作曲されるクラリネット協奏曲と最初の5つの音が全く同じというのも面白いです。

2019年12月24日 (火)

今日の音楽 12月24日 ワーキング・ガール

映画「ワーキング・ガール」は1989年5月に日本で公開されました。

メラニー・グリフィス演じる頑張屋だが学歴が低く出世の見込みが無かったテス。同年齢・同姓ながら上司として赴任してきて意気投合するシガニー・ウィーバー演じるキャサリンが怪我で職場を休んでいる間に、自分を蹴落とそうとするキャサリンの本性を知り、M&Aを成功させて地位も恋人も奪い取ってしまうというストーリー。

主題歌はカーリー・サイモンが歌った「ステップ・バイ・ステップ」でアカデミー主題歌賞、ゴールデングローブ主題歌賞を受賞し、さらにグラミー賞の映画・テレビ主題歌賞も受賞しました。

2019年12月23日 (月)

今日の音楽 12月23日 ヘンゼルとグレーテル

フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」は1893年12月23日にヴァイマールでリヒャルト・シュトラウスの指揮で初演されました。

有名なグリム童話を元にしたオペラで、ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスの間に位置するドイツ・オペラを代表する作品。原作と大きく異なるのは、ヘンゼルとグレーテルの母親。原作では貧しさから子供を捨てようとする残酷な人物として描かれていますが、このオペラでは普通の母親で、子供たちが自らの意思で森へ入っていった点です。エンディングも原作では母親は病死してしまいますが、オペラでは子供たちが帰って来てハッピー・エンドとなっています。

特に有名なのが、第2幕の最後でヘンゼルとグレーテルの二重唱で歌われる「夕べの祈り」とそれに続く「夢のパントマイム」です。このオペラの中で最も有名であり序曲の冒頭でも使われている「夕べの祈り」に続く「夢のパントマイム」も「夕べの祈り」のモチーフを使って幻想的にドラマチックに構成されています。

2019年12月22日 (日)

今日の音楽 12月22日 世界で一番熱い夏

1989年の邦楽ランキング第2位はプリンセス・プリンセスの「世界で一番熱い夏」でした。

元々は1987年に杉真理が中心となって制作されたオムニバスアルバムに収録されEP盤として発売されましたが、プリンセス・プリンセス自体が知名度が低くヒットしませんでしたが、「Diamonds」にヒットでブレイクした後の1989年に再発売して大ヒットとなりました。

作詞は富田京子、作曲は奥居香。

2019年12月21日 (土)

今日の音楽 12月21日 キージェ中尉

プロコフィエフの交響組曲「キージェ中尉」op.60は1934年12月21日に初演されました。

プロコフィエフが作曲した映画のための音楽を元に大幅に手を入れて完成したのが交響組曲「キージェ中尉」です。
ロシア皇帝パーヴェル1世のもとで起こった実際には存在しない「キージェ中尉」をめぐる珍騒動を描いたもの。プロコフィエフが亡命生活を終えてロシアへ復帰した頃の作品です。

ストーリーは

「キージェの誕生」「ロマンス」「キージェの結婚」「トロイカ」「キージェの葬送」の5曲からなる楽しい音楽です。

2019年12月20日 (金)

今日の音楽 12月20日 ダイ・ハード

1989年の日本での映画興行収入第13位は「ダイ・ハード」でした。

ロデリック・ソープの小説を原作とした映画。ダイ・ハードはなかなか死なない・しぶとい奴という意味。
これまでのアクション映画はシュワルツェナッガー、スタローンなどの肉体派が巨悪と戦うというものが多かったわけですが、この映画では普通の主人公が頭脳を駆使して悪者に挑んでいくという要素を取り入れて成功し、その後「スピード」「ミッション・インポッシブル」などへ受け継がれていきました。

主役のブルース・ウィリスは1979年から俳優のキャリアをスタートしていましたがそれまでは端役が多く、この映画に抜擢された事でシリーズ5作を含め「ハドソン・ホーク」「12モンキーズ」「フィフス・エレメント」「アルマゲドン」など多くの作品に出演する大スターとなっています。また敵役ハンスを演じたのは後に「ハリー・ポッター」シリーズのスネイプを演じたパトリック・リックマンでした。

音楽は「未来世紀ブラジル」「リーサル・ウェポン」などのマイケル・ケイメンですが、映画の中では「時計じかけのオレンジ」へのオマージュとしてベートーヴェンの第9やクリスマスのスタンダードナンバーなどが効果的に使われています。

 

2019年12月19日 (木)

今日の音楽 12月19日 テンペスト

チャイコフスキーの序曲「テンペスト」op.18は1873年12月19日にニコライ・ルビンシュテインの指揮でモスクワで初演されました。

「テンペスト」はチャイコフスキーのシェイクスピア三部作の2作目。チャイコフスキーのパトロンとなったフォン・メック夫人はこの初演を聴いて感動したのがきっかけでチャイコフスキーを援助するようになったそうです。

「ロミオとジュリエット」ほどの人気は無いものの、メロディも盛り上がりも素晴らしい曲で、もうちょっと人気が出ても良いような気がする曲です。

2019年12月18日 (水)

今日の音楽 12月18日 子供の領分 

ドビュッシーの「子供の領分」は1908年12月18日にパリのハロルド・バウアーで初演されました。

ドビュッシーが娘であるエマのために作曲したピアノ曲。子供が演奏するという事ではなく大人が子供の立場になって演奏する事を目的にした曲です。1905年に前妻と離婚して銀行家夫人のエマと再婚して43歳で始めて授かった一人娘に同じエマという名前をつけました。

エマ夫人が英国趣味を持っていたためタイトル名も"Children's Corner"という英語表記となっています。
グラドゥス・アド・パルナッスム博士、象の子守歌、人形へのセレナード、雪は踊っている、小さな羊飼い、ゴリウォーグのケークウォークの6曲からできています。

2019年12月17日 (火)

今日の音楽 12月17日 美しきエレーヌ

オッフェンバックの喜歌劇「美しきエレーヌ」は1864年12月17日にパリで初演されました。

ストーリーはトロイ戦争の原因となった絶世の美女スパルタ王妃ヘレネの誘惑の話をパロディー化したもの。当時の人妻の不倫や社会的地位のある人たちの放蕩ぶりを風刺したもの。

序曲は冒頭からの行進曲風の軽妙な音楽とロザンタールが編曲した「パリの生活」でも使われた優雅なワルツを素材にした軽やかで優美な曲です。エンディング近くになると、この2つのメロディが断片的に入れ替わって登場するのがとってもお洒落で、オッフェンバックらしいつくりになっています。

2019年12月16日 (月)

今日の音楽 12月16日 Diamonds

1989年の洋楽は全く知っている曲が無いので、パス。邦楽ランキング第1位はプリンセス プリンセスの「DIamonds」でした。

プリンセスプリンセスは日本のガールズ・バンドの魁となったバンドで1983年にオーディションで選ばれ「赤坂小町」というバンド名ででびゅーしました。メンバーはリーダーでベースの渡辺敦子、ボーカル&ギターの奥居香、ギターの中山加奈子、キーボードの今野登茂子、ドラムの富田京子の5人。1986年にバンド名をプリンセスプリンセスに変更し1996年の解散まで活躍しました。

楽曲は基本的にはメンバーの誰かが作詞作曲をしています。Diamondsは7枚目のシングルで初のオリコン1位を獲得する大ヒットとなっています。女性にとって憧れでもある宝石のDiamondとレコード針のダイアモンド針をかけて表現した曲。作詞は中山加奈子、作曲は奥居香。

実はちょっとお洒落な曲なんです。

2019年12月15日 (日)

今日の音楽 12月15日 魔女の宅急便

このあたりは映画も音楽もあまり見たり聞いたりしていなかった頃なので、とっとと時間は進んで行きます。1989年に入ります。
1989年の最大の出来事は正月早々の昭和天皇ご崩御で昭和から平成になった事。そしてベルリンの壁崩壊と冷戦体制の終結という内外ともに大きな節目の年でした。

1989年の映画興行収入第3位は「魔女の宅急便」でした。角野栄子の児童文学を基に作られた作品で、前興業的には失敗に終わった「となりのトトロ/火垂の墓」の3倍の配収を記録しています。

「田舎から都会に出てきた一人の少女が成長する姿」をテーマにした作品に仕上げています。魔女になる修行のために海辺の町コリコに住んだキキはほうきに跨って空を飛ぶ能力を生かして宅急便を始めますが突然魔力を失い森の中をさまよっている時に、自立した女性ウスルラの励ましを受けながら仲良しの男の子トンボの危機を救うための火事場の馬鹿力で魔力を取り戻すというストーリー。宅急便がヤマト運輸の登録商標だったため、ヤマト運輸の協力を得て

音楽は久石譲。オープニングとエンディングのテーマ曲として、荒井由実の「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」が使われてリバイバル・ヒットしています。

 

2019年12月14日 (土)

今日の音楽 12月14日 バッハの主題による変奏曲とフーガ(レーガー)

レーガーのバッハの主題による変奏曲とフーガ ロ短調op.81は1904年12月14日に初演されました。

レーガーは19世紀末から20世紀にかけて活躍した作曲家、ピアニスト、オルガニストです。作曲家としてはオルガン曲が知られていますが、交響曲と歌劇を除くあらゆる分野で作品を残した作曲家です。作風はベートーヴェン、ブラームスに連なる古典的な構成に当時のドイツ音楽の拡張された和声やバッハの複雑な対位法を組み合わせたものでした。

とりわけバッハを尊敬しており、このバッハの主題による変奏曲とフーガの他に、オルガンのためのB-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガという曲も作曲しています。こちらの方は、バッハの曲を変奏したものではなく、B(シ♭)-A(ラ)-C(ド)-H(シ)という所謂BACH主題を変奏したもので、バッハ自身もフーガの技法で使っていますし、リスト、リムスキー=コルサコフなど多くの作曲家がこのBACH主題を使った曲を作曲しています。

バッハの主題による変奏曲とフーガは、バッハの実際の作品カンタータ第128番「ただキリストの昇天によりてのみ」の中の二重唱「神の全能の力は計り知れず」から取られたものです。主題と14の変奏、フーガからなる30分程かかる大規模な変奏曲で複雑な対位法や多用な性格変奏が用いられ、フーガは四声の二重フーガとなっています。

2019年12月13日 (金)

今日の音楽 12月13日 交響曲第3番(ハチャトゥリャン)

ハチャトゥリャンの交響曲第3番ハ長調「シンフォニー・ポエム」は1947年12月13日にムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルの演奏で初演されました。

ロシア革命30周年記念のために書かれた曲で、タムタムとトランペットのファンファーレで華々しく始まり、オルガンが登場し・・・という25分ほどの単一楽章の曲。

3管編成ではありますが、オルガンや15本のソロトランペットが登場する事もあり、地方では演奏できない、と共産党に怒られたそうです。

2019年12月12日 (木)

今日の音楽 12月12日 キキーモラ

リャードフの管弦楽のための民話「キキーモラ」op.63は1909年12月12日にジロディの指揮でサンクト・ペテルブルクで初演されました。

ロシア民間説話から採られた作品。キキーモラは岩山に住む魔法使いの許で育っている幻獣。働き者には願いをかなえ、怠け者は食ってしまうといわれています。容姿も性格も複数の説があるようで、リャードフの描いたキキーモラは、まだ子供のキキーモラをあやすおしゃべり猫や水晶のゆりかごなどが表現されています。

2019年12月11日 (水)

今日の音楽 12月11日 AMBITIOUS

1988年の邦楽年間ランキング第47位はハウンド・ドッグのAMBITIOUSでした。

日本テレビ系の「チョモランマがそこにある」の主題歌で、ハウンド・ドッグ13枚目のシングル。
「出来るまで何度も飛ぼうとした翼をなくしていないか?」「つまらないことで壁にぶつかりため息をついていないか?」「届くまで腕をのばしてみた太陽は見えているか?」「やりたいことがわかっているのにはじめてないんじゃないか?」・・・

人生の応援歌です。Chanceはつかむしかない。自分のすべてがわかるまで心を燃やした夢は終わらないと締めくくっています。
ハウンド・ドッグは大友康平と他のメンバーの確執があり現在は大友康平ひとりのバンドになってしまっていますが、とても残念です。

2019年12月10日 (火)

今日の音楽 12月10日 交響曲第4番「法悦の詩」

スクリャービンの交響曲第4番「法悦の詩」op.54は1908年12月10日にニューヨークで初演されました。

神秘主義に傾倒したスクリャービン後期の代表作。オルガン、ハープ、チェレスタなどを含めた四管編成の大オーケストラによる単一楽章の交響曲。「法悦」は言語では「エクスタシー」で、性的な絶頂や宗教的な悦びなどを表しているといわれています。

音楽はメロディはあまりエクスタシーを感じさせる美的なものはありませんが、神秘和音といわれる四度音程を6つ積み重ねた和音で不思議な魅力を持つ響きです。

2019年12月 9日 (月)

今日の音楽 12月9日 となりのトトロ

映画「となりのトトロ」は1988年4月に公開されました。

昭和30年代前半の埼玉県所沢市を舞台にしたスタジオジブリの長編アニメで、公開は「火垂の墓」との併映でしたが、配収は風の谷のナウシカを大きく下回って成功とは言えませんでした。

その後キネマ旬報の年間ベスト1位になるなど、多くの映画賞を受賞し、翌年テレビ放映、トトロのキャラクターの成功などによって、ジブリを代表する作品のひとつとなりました。

ストーリーは、母親の療養のために父親と共に農村へ引っ越してきたサツキとメイの姉妹が、子供の時にしか会えないといわれる不思議な生き物「トトロ」と交流するお話。大小のトトロをはじめ、猫バス、まっくろくろすけなどのキャラクターが子供たちにうけて、子供に見せたい映画として今でも高い人気があります。第1回目のテレビ放映が1989年で、その後1998年からは1年おきに合計16回もテレビ放映されていますが未だに10%台半ばの視聴率を稼いでいます。

音楽は勿論、久石譲で、オープニングテーマの「さんぽ」とエンディングテーマの「となりのトトロ」はシングルとしても発売され人気を博し、今では小学校低学年や幼稚園・保育園などには欠かせない音楽となっています。「さんぽ」では久石のアイデアでデモとしてイントロにバグパイプの音色を使ったところ宮崎監督が気に入って曲全体に使用されるようになったそうです。

2019年12月 8日 (日)

今日の音楽 12月8日 風のLONELY WAY

1988年の邦楽年間ランキング第40位は杉山清貴の「風のLONELY WAY」でした。

杉山清貴5枚目のシングルで、日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」の第6代のエンディング・テーマとして使用されました。初代の「聖母たちのララバイ」から「家路」「橋」「25時の愛の歌」「夜のてのひら」までの5代にわたって岩崎宏美の楽曲が使われていましたが、この第6代からは多くの歌手によって歌われるようになりました。

楽曲も良い曲が多く、露出も多かったために売上も好調な曲が多かったようです。
そんな中でもオリコンの1位になった曲は初代の岩崎宏美の「聖母たちのララバイ」、第6代の杉山清貴「風のLONELY WAY」だけでした。

 

2019年12月 7日 (土)

今日の音楽 12月7日 優駿 ORACION

1988年の日本での映画興行成績第4位は「優駿ORACION」でした。

原作は宮本輝の吉川英治文学賞を受賞した小説。競走馬「オラシオン」を主人公として誕生から日本ダービー挑戦までの成長と、それを取り巻く人間たちを描いたものです。

フジテレビ開局30周年記念作品として制作され大ヒットしました。馬主となる和具久美子を斉藤由貴、オラシオンの生産者渡海博正には緒形直人、久美子の腹違いの弟を吉岡秀隆が演じています。音楽担当は三枝成彰。本編では使われませんでしたが、イメージソングとして使われたのが斉藤由貴と来生たかおのデュエットによる「ORACION -祈り-」です。

 

2019年12月 6日 (金)

今日の音楽 12月6日 交響曲第4番(シューマン)

シューマンの交響曲第4番ニ短調op.120は1840年12月6日にダーヴィト指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏で初演されました。

シューマンの番号が付けられた4つの交響曲の内、この第4番だけは作曲した順番で番号が付けられていない曲になっています。実際には第1番「春」の直後に作曲されました。本来はメンデルスゾーンが指揮をする予定でしたが体調不良によってコンサートマスターであったダーヴィトが指揮したこともあり初演の評価が低く、出版は見合わせられてしまいました。

その後1851年に第3番の「ライン」を完成した後、この曲の改訂を行いました。楽章間の統一性を高め、楽章ごとの切れ目を無くした事が最大の改訂点で1853年12月30日に初演され出版されました。4番目の出版のために第4番の交響曲となったわけです。

シューマンの死後ブラームスは初稿を再評価して一部改訂稿の要素を取り入れた初稿が出版されています。厳密な初演時の初稿は初演版と呼ばれています。

2019年12月 5日 (木)

今日の音楽 12月5日 ピアノ協奏曲第25番(モーツァルト)

モーツァルトのピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503は1786年12月4日に完成し、翌5日に初演されたと言われています。

人気の高い20番台のモーツァルトのピアノ協奏曲の中では、少し地味目の存在の曲ですが、1785年と86年の2年間に書き上げられた6曲のピアノ協奏曲の最後の華麗な曲です。この後はモーツァルトは1788年に26番、1791年に27番を作曲するのみという事を考えると、一区切りの曲とも言えるかもしれません。

2019年12月 4日 (水)

今日の音楽 12月4日 いつか何処かで 

1988年の邦楽ランキング第21位は桑田佳祐の「いつか何処かで」でした。

「いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)は桑田佳祐のソロ2枚目のシングルで、JALの沖縄キャンペーンのイメージソングとして使われ、また映画「彼女が水着にきがえたら」の挿入歌とともに使われました。前作の「悲しい気持ち」同様シンセサイザーなどを多用しています。

2019年12月 3日 (火)

今日の音楽 12月3日 オリノコ・フロウ

Billboardランキングとは無関係ですが、エンヤが日本デビューを果たしたのが1988年「オリノコ・フロウ」でした。

アイルランドの歌手エンヤはケルト音楽を特徴として1986年にデビュー。日本では1988年に、この「オリノコ・フロウ」でデビューしました。この曲はイギリスでも初のチャート入りを果たし1位に輝いた曲です。日本では不二家のネクターのCMに起用されています。

オリノコ・フロウはベネズエラとコロンビアを流れるアンデス川とラプラタ川に次ぐ南米第3位の大河。オリノコはカリブ族の言葉で川を意味するものだそうです。

2019年12月 2日 (月)

今日の音楽 12月2日 ヴァイオリン・ソナタ第2番(ブラームス)

ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調op.100は1886年12月2日にヘルメスベルガーのヴァイオリン、ブラームスのピアノでウィーンで初演されました。

避暑地のスイス・トゥーン湖畔で作曲された曲。室内楽はブラームスが最も得意とした分野で弦楽六重奏、ピアノ五重奏、ピアノ四重奏、クラリネット五重奏など数々の名曲を残しています。そのブラームスが室内楽でも最も作曲に躊躇したのが弦楽四重奏とヴァイオリン・ソナタ。これはベートーヴェンの幻影と言われています。ベートーヴェンは室内楽の中では弦楽四重奏を16曲、ヴァイオリン・ソナタを10曲作曲しており得意の分野だった事もあって、ブラームスはこれらの作曲には躊躇いがあったようです。

通常のヴァイオリン・ソナタはヴァイオリン独奏とピアノ伴奏という形になっているものが多いのですが、ブラームスの独奏楽器を伴う音楽では独奏楽器と所謂伴奏が対等の立場で曲を構成しています。このヴァイオリン・ソナタもピアノが対等に近い立場で構成されています。第1楽章の冒頭もピアノが主和音を奏でその後主題を提示する形で始まります。こういうブラームスの特徴を理解した上で聞くと良いでしょう。

2019年12月 1日 (日)

今日の音楽 12月1日 交響曲第2番(ニールセン)

ニールセンの交響曲第2番ロ短調「四つの気質」は1902年12月1日にニールセンの指揮で初演されました。

古代ギリシャ・ローマでは、それぞれの体液の過多と人間の気質には関係があると考えられていました。4つの体液は黄胆汁質(胆汁質)、黒胆汁質(憂鬱質)、多血質、粘液質です。

これを4つの楽章にあてて作曲されたのがこの曲です。
第1楽章は、胆汁質。典型的な特徴は荒々しく熱血漢。短気。野心家。傲慢。激しい和音で始まる激しい曲調の楽章です。
第2楽章は、粘液質。優柔不断で臆病。穏やかで公平。ワルツではじまる落ち着いた楽章。
第3楽章は、憂鬱質。寡黙で頑固。孤独癖があり社交を好まない。強欲で倹約家。利己的で根に持つタイプ。注意深く勤勉。憂鬱な曲想の緩徐楽章。
第4楽章は、多血質。社交的で図々しいが気前も良い。後先を考えず心変わりしやすい。遊び好きで教養とは無縁。非常に明るい楽章。何もしなくても幸福が舞い込んでくると信じて突き進む男を描いているそうです。

という事を知って聞くとより楽しい曲です。

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