今日の音楽 11月25日 アルト・サキソフォンと弦楽オーケストラのための協奏曲
グラズノフのアルト・サキソフォンと弦楽オーケストラのための協奏曲は1934年11月25日にスウェーデンで初演されました。
グラズノフ最晩年の作品で、北欧出身のサキソフフォン奏者シグールト・ラッシャーに献呈されているアルト・サキソフォンと弦楽合奏のための協奏曲です。
単一楽章の作品ですが、構成は大きく急-緩-急の3つの部分に分けられており古典的な協奏曲の形式を踏まえたものと見る事ができます。
19世紀半ばにベルギーのアドルフ・サックスによって考案されたサキソフォンは今ではジャズや吹奏楽などに欠かせない楽器となっていますが、これはサキソフォンが運指が容易で運動機能が高い事、発音が比較的容易である事など、最新の楽器ならではの特徴を持つ事に起因しています。なので演奏が容易かというと、その分非常に細かく速いパッセージを吹かされたり難しい譜面が充てられるので簡単というわけでは無さそうです。
で、この曲自体はそれ程面白い曲というわけでは無いです。(あくまでも個人の感想)
サキソフォンという楽器は非常に目立つ音色なので、弦楽合奏との競演ではちょっと浮いた感じですかね。
« 今日の音楽 11月24日 ハムレット | トップページ | 今日の音楽 11月26日 チェロ協奏曲第1番(プロコフィエフ) »
« 今日の音楽 11月24日 ハムレット | トップページ | 今日の音楽 11月26日 チェロ協奏曲第1番(プロコフィエフ) »
コメント