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2019年10月10日 (木)

今日の音楽 10月10日 交響曲第4番(ブルックナー)

高校のOBオーケストラによる1986年の演奏会のメイン曲はブルックナーの交響曲第4番「ロマンチック」でした。

高校に入って、それまであまりクラシック音楽を聴いていなかったにもかかわらず管弦楽部に入ってしまい、大学卒業後も断続的に演奏活動を続けて来たわけですが、活動の中心が人数の少ない高校のOBオーケストラだった事もあって、比較的編成の少ない曲ばかり演奏していました。

高校で管弦楽部に入ると、むさぼるようにクラシック音楽を聴くようになりましたが、その頃はパソコンも無く勿論ネットなんていうものは全く無かったので、専ら音楽を聴くのはレコードを買うかNHK-FMを聴くかでした。録音の機器も、まだカセットテープが出るか出ないかの頃なので聴けるのは夜限定。レコードだって少ない小遣いの中ではそうそう買えません。なので、クラシック好きの友人宅で聴かせてもらう事もありました。

そんな中で、高校当時ブームを迎えていたのが、後期ロマン派の長大な交響曲のブーム。マーラーとブルックナーでした。この2人の作曲家は作風はかなり異なっていますが、当時は単純に思索的なマーラーと金管楽器を多用するブルックナーと認識していましたが、そんな単純なものでない事は年を経るに従ってわかっていきます。それでも当時は自分としてはブルックナーよりマーラーでした。当然こんな大曲を自分で演奏するようになるとは全く考えていなかったのですが、初めて演奏する機会が訪れたのが、ブルックナーの交響曲第4番でした。

ブルックナーの交響曲の中では比較的短く(それでも1時間以上かかる)、分かり易いので人気があるのですが、逆にアマオケ団員によく存在する「知ったか族」などからは内容が浅いなどと嫌う人間も少なくない曲です。

ブルックナーの交響曲のお決まりで、いくつもの改訂稿が存在していますが、第4番では特に第3楽章のスケルツォが初稿(1874年版)とそれ以降では全く異なった曲になっています。この時の演奏がどこ版を使用したかは覚えていませんがノヴァーク版第2稿だったような気がします。

ブルックナー特有の原始霧の中からホルンの音が湧き出てくる第1楽章冒頭は数多の交響曲の中でも、これから始まる交響曲に対する期待を抱かせる意味でも傑作のひとつだと思うのですが。とは言ってもこの冒頭が素晴らしすぎてその後はイマイチではありますが。
私は実のところブルックナーの曲はあまり好きでは無いのですが、理由は金管楽器の音の多さとスケルツォ楽章のしつっこさ、それからブルックナー終止と言われている、曲の途中でやたらに曲が止まる事。それでも、楽しく演奏できたような記憶はあります。

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