今日の音楽 9月17日 さびしんぼう
映画「さびしんぼう」は1985年4月に公開されました。
大林宣彦監督による、「転校生」「時をかける少女」に続く尾道三部作の完結編となる作品。「転校生」(原作は「おれがあいつであいつがおれで」)と同じ山中恒の「なんだかへんて子」をベースとしています。尾美としのりと富田靖子が主演し、富田靖子は「さびしんぼう」と主人公の井上ヒロキの憧れの女性「橘百合子」を演じています。
音楽は宮崎尚志が担当しましたが、橘百合子が学校のピアノで練習しているショパンの練習曲「別れの曲」が全編と通じて主要な場面で流れます。本編中ではヒロキと百合子は別れる事になるのですが、エンディングの直前に、数年後に家業の寺の住職を継いだヒロキの隣にいる女性の横顔が百合子らしき女性だったという余韻を残しています。
私が個人的に大好きな邦画のひとつで、この映画に影響されて息子の名前を決める時に「ヒロキ」という音を先に決めました。(実際には漢字の名前にしていますが、読み方はヒロキです)
主題歌?は富田靖子がショパンの「別れの曲」の旋律で歌う「さびしんぼう」です。
これで尾道三部作が完結するわけですが、直接的なストーリーの関連は全くありませんが、全て青春の淡い恋をノスタルジックに描いています。
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