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2019年9月29日 (日)

今日の音楽 9月29日 くるみ割り人形

4年ぶりの高校OBの演奏会は1986年5月5日。前プロは高校生によるシベリウスの交響詩「フィンランディア」。中プロはチャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」でした。

アンコールピースとしての「花のワルツ」だけの演奏を除いても、何度も演奏しているバレエ「くるみ割り人形」の組曲の初めての演奏が、この年でした。絶対音楽の最高峰と言われる交響曲などは、何回演奏してもその度に、技術的なもの以外の音楽的な或いは時には時代背景だったり作曲者のアナリーゼだったりが進歩して、或いは変化して毎回全く違う演奏をしたりするものですが、標題音楽では、そこまで演奏する毎の変化はありません。なので、自分の中でマンネリに陥りがちになってしまう事もあるという難点があります。

「くるみ割り人形」は日本でも、さらに世界的に見てもとても人気の高い曲です。チャイコフスキーの三大バレエの中ではシンフォニックで劇的な「白鳥の湖」に比べると、ストーリー自体が劇的では無いこともあって、軽い気持ちで聴く事ができますし、演奏する方もひたすら楽しく演奏すれば良いので、複雑な事を考えずに演奏できる=聴衆も軽い気持ちで聴く事ができる音楽でしょう。

組曲として選ばれた曲の多くが、「くるみ割り人形」のディヴェルティスマンである事も、この組曲が肩が凝らない曲になっている理由のひとつです。ディヴェルティスマンはバレリーナの踊りを見せる事を目的にした音楽で、直接ストーリーとは関係ない曲だからです。「白鳥の湖」はチャイコフスキーが選んだ組曲は存在していませんが、よく演奏される組曲版では有名な「情景」や「四羽の白鳥の踊り」などストーリーの中の曲が使われているため、非常に劇的なものになっています。

「くるみ割り人形」の組曲は、小序曲、行進曲、金平糖の精の踊り、ロシアの踊り、アラビアの踊り、中国の踊り、葦笛の踊り、花のワルツという8曲からなる組曲です。花のワルツはクラシック音楽の中でもトップクラスの有名曲ですが、その他の曲もそれぞれが魅力溢れる曲です。

小序曲は、ヴァイオリン、ヴィオラとフルート、オーボエ、クラリネットという低音楽器を欠いた編成の曲で、コントラバスは休み。なのですが、この曲とても好きです。中音域以上によるかなり分厚い合奏で響きがとても素晴らしい曲です。思わず聞き惚れてしまって、次の行進曲の準備を怠ってしまう事たびたびです。
行進曲は、おもちゃの行進曲なので威風堂々というよりはチョコチョコ歩く感じ。ですが、コントラバスは速いピチカートが要求されてとても忙しい。
金平糖の踊りの主役はチェレスタ。何と言っても発明されたばかりのチェレスタを使った最初の曲として知られている曲です。この曲もコントラバスの出番はほんの僅か。
ロシアの踊り(トレパック)はとても速いテンポの曲で、コントラバスにとってはこの組曲中の最大の難曲。あっと言う間に終わっちゃいますが。
アラビアの踊り(コーヒーの精の踊り) の主役はクラリネットですが、大変なのはヴィオラとチェロ。60小節にわたって同じ伴奏を繰り返します。音はオクターヴのソだけ。
中国の踊り  主役はフルート。ここでもファゴットがファシファシファシファシという同じ伴奏を31小節半繰り返します。コントラバスはピツィカートでちょっとだけ登場。
葦笛の踊り  これも主役はフルートの三重奏。三部形式で中間部はすごく眠くなるアンニュイなメロディ。
花のワルツ  ご存知の曲。ハープのカデンツァがとっても素晴らしい曲です。

 

 

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