今日の音楽 9月30日 歌劇「真珠とり」
ビゼーの歌劇「真珠採り」は1863年9月30日にパリのリリック座で初演されました。
ローマ大賞を受賞して留学していたローマから帰国したビゼーに対し、その楽才を認めていたリリック座の支配人カルヴァロに「真珠採り」の台本を渡して作曲を依頼された作品。初演は成功したが批評家たちからは酷評されたそうです。その中で唯一高い評価をしたのがベルリオーズだったそうです。
全3幕で100分程度の作品ですが、この曲の名前が知られているのは、第1幕でナディールによって歌われるロマンス「耳に残るあの歌声」というアリアが有名だからだと思います。タンゴ楽団のアルフレッド・ハウゼ楽団によって「真珠採りのタンゴ」という曲に編曲されて世界的な大ヒットをした事が大きな要因でしょう。
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