今日の音楽 9月4日 ネバー・エンディング・ストーリー
1985年の国内での映画興行収入ランキング第5位は「ネバー・エンディング・ストーリー」でした。
原作はミヒャエル・エンデの「はてしない物語」。いじめられっ子の主人公バスチアンが飛び込んだ書店でみつけた「ネバーエンディング・ストーリー」という本は読んだ本人が物語の主人公になれるという本。書店主は「本は読み終われば現実に戻されるから危険な本だ」と止めるが、バスティアンは本を盗んで、学校をさぼって自宅の屋根裏で読み始めます。
「無(The Nothing)」による崩壊の危機に瀕した「ファンタージェン」を救うために旅だった勇者「アトレイユ」だが、次第に「無」の支配が広がって行きます。それを救えるのはアトレイユでもなく王女でもない・・・というストーリー。
映画の最後のシーンが原作と異なるなどの理由で、原作者とこの映画は裁判にまで発展したそうです。
「ファルコン」、「ロックバイター」などのキャラクターもストーリーも、映画の出演者も殆ど子供ばかり、という事などから、かなり子供向けの内容ですが、「無」(実は無関心だったり、虚無思想だったり)という子供にはわかりにくいテーマを扱っているという事もあって、ちょっと中途半端感が漂う映画でした。この映画は原作とは関係なく続編、パート3も作られましたが、ヒットしませんでした。
主題歌はカジャ・グーグーの元ヴォーカリストだったリマール。曲は大ヒットしました。
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