今日の音楽 8月12日 風の谷のナウシカ
宮崎駿監督のアニメーション映画「風の谷のナウシカ」は1984年3月に公開されました。
宮崎駿監督の「ルパン三世カリオストロの城」に続く、長編アニメの第2作であり出世作。「ナウシカ」の成功の後、スタジオ・ジプリが設立され「天空のラピュタ」以降の作品を生み出す事になりました。
色々な意味で、日本のアニメーションのターニング・ポイントとなる作品のひとつだと思います。公開当時は作品としての評価は非常に高かったものの興行的には大成功というわけにはいきませんでしたが翌年のテレビ放映でブレイクして時代を超えて見られ続ける作品となりました。
ストーリーについては今更なので、割愛し、音楽の話を。
音楽の担当は、これ以降のジブリ作品と付き合い続ける久石譲。国立音大作曲科で学びミニマル・ミュージックと出会って現代音楽の作曲科として活動し、卒業後は映画音楽や吹奏楽のアレンジなども手がけていました。
この「風の谷のナウシカ」の音楽を担当したことで知名度が一気に上がり、日本における映画音楽の第一人者にまで登りつめました。
「風の谷のナウシカ」は、現代音楽の手法が顕著でこれ以降の久石作品に比べると前衛的な雰囲気が漂う音楽になっています。安田成美が歌うイメージソングがありますが、作品と歌との乖離が大きく本編では採用されませんでした。まあ、その通り、仕方が無かったですね。
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