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2019年5月31日 (金)

今日の音楽 5月31日 ヴァイオリン協奏曲第3番(ブルッフ)

ブルッフのヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調op.58は1891年5月31日にデュッセルドルフで初演されました。

ブルッフといえばヴァイオリン協奏曲第1番とスコットランド幻想曲というヴァイオリンとオーケストラのための曲で良く知られておりヴァイオリン協奏曲自体3曲も作曲していますが、特にヴァイオリンの技術が優れていたというわけではなさそうです。

ヴァイオリンの曲が多いのは、この時期にヨアヒム、アウアー、ヴュータン、サラサーテといった優れたヴァイオリニストが複数存在していた事が理由のようです。

第1番はヨアヒムの助言を得て作曲されヨアヒムによって初演され、第2番はサラサーテに献呈され、スコットランド幻想曲はサラサーテに献呈されましたが初演はヨアヒム、そしてこの第3番はヨアヒムに献呈され初演されています。第1番などに比べると歌うような流れに欠けている事もあり、取り上げられる事は多くありません。

 

2019年5月30日 (木)

今日の音楽 5月30日 セーラー服と機関銃

1982年の日本での映画興行収入第2位は「セーラー服と機関銃」でした。また、薬師丸ひろ子の歌った主題曲はオリコンの年間ランキング第2位となっています。

原作は赤川次郎。「野性の証明」でデビューし、「翔んだカップル」で相米慎二監督でコンビを組んだ薬師丸ひろ子を再び起用し、主題歌も歌った薬師丸ひろ子の人気を確固たるものにした作品。

 

2019年5月29日 (水)

今日の音楽 5月29日 フィジカル

フィジカル Physical オリヴィア・ニュートン=ジョン 1982年Billboard年間ランキング1位 最高位1位

歌も映画もどちらかというとお嬢さん路線を歩んでいたオリヴィア・ニュートン=ジョンの転機となった曲。ビルボードでは10週連続1位を記録しています。

この曲のヒットにはミュージック・ビデオの普及が大きく貢献していると言えます。レオタード姿でエアロビクスを踊るというミュージック・ビデオをイメージ戦略として楽曲の売上にも大きく貢献したと思われます。

2019年5月28日 (火)

今日の音楽 5月28日 シンデレラ・サマー

1981年の邦楽年間ランキング第42位は石川優子の「シンデレラ・サマー」でした。

石川優子は1979年にプロ・デビューしたシンガー・ソングライターでした。デビュー曲は「沈丁花」で、3枚目のシングル「クリスタルモーニング」が「コルゲントローチ」のCM曲に取り上げられヒット。7枚目の「シンデラレ・サマー」がJALの沖縄キャンペーンのキャンペーンソングとして大ヒットしました。その後は1984年にCHAGEとのデュエット曲もJAL沖縄キャンペーンソングになり大ヒットするなど活躍し1990年に引退して、その後はスポット的な活動を続けています。

ポプコン出身ですが、自分の曲だけでなく他の作曲家の曲も歌い、また、河合奈保子などに楽曲提供もしていました。イヤミの無い曲が多く、私も8枚目のアルバム「フェリアの恋人」まで全て買っていました。

個人的に好きな曲

①フラミンゴ 1982年の10枚目のシングル
②誘惑のプレリュード 1983年の12枚目のシングル
③Farewell  2枚目のアルバム「YUKO LOVE FEELING」の中の曲
④男・そして・女 5枚目のアルバム「Spicy」の中の曲
⑤涙のソリテア 1982年の11枚目のシングル
⑥Fly Away  3枚目のアルバム「Fly Away」のタイトル曲
⑦愛は惜しみなく  6枚目のアルバム「Full Sail」の中の曲
⑧ニールサイモンも読みかけのままに 1986年の19枚目のシングル
⑨レット・ミー・フライ 1979年の2枚目のシングル
⑩City Girlの振りをして  4枚目のアルバム「シンデレラサマー」の中の曲

2019年5月27日 (月)

今日の音楽 5月27日 キッスは目にして

1981年の邦楽の年間ランキング第32位は、ヴィーナスの「キッスは目にして」でした。

ヴィーナスは1974年に結成されたバンドで1978年には女性ヴォーカルの2人が加入。1980年代に入ると1960年代のアメリカのオールデイズを演奏するバンドに路線変更。1981年に「キッスは目にして」が大ヒットしてブレイクしました。

「キッスは目にして」はベートーヴェンの「エリーゼのために」を井上大輔がオールデイズ風に編曲したものに阿木燿子が歌詞をつけたもの。同様に「エリーゼのために」をアレンジしたものは1959年にザ・ピーナッツがヒットさせた「情熱の花」がありますが、この時は宮川泰がアレンジしており、曲としては別物。アイデアを頂戴したものという事のようです。

 

2019年5月26日 (日)

今日の音楽 5月26日 サンセット・メモリー

1981年の邦楽年間ランキング第27位は杉村尚美の「サンセット・メモリー」でした。

杉村尚美は高校時代に女性3人のフォーク・グループを結成して活動後1973年にコンサートで知り合った武田清一、中村幸雄とフォーク・グループ「日暮し」を結成して1977年には「い・に・し・え」がヒットしましたが1979年に解散。その後休業していましたが1981年にソロ活動を開始し、「サンセット・メモリー」でソロ初デビューをしました。活動期間は短く1983年には結婚し引退しました。

「サンセット・メモリー」は日本テレビ系のテレビドラマ「炎の犬」の主題歌となってオリコンでは最高位4位で46万枚の売上となりました。ただし、杉村尚美自身は、地味な活動が長かったため、このヒットで逆に面食らってしまったようで、場違いなところに居るという感覚だったと語っています。

2019年5月25日 (土)

今日の音楽 5月25日 万里の河

1981年の邦楽年間ランキング第26位はチャゲ&飛鳥の「万里の河」でした。

CHAGE&ASKAは、高校の同級生2人によるデュエットで1979年に「ひとり咲き」でデビューしました。1980年の3曲目のシングルが「万里の河」で初のトップ10入のヒットとなりました。

その後暫くは大きなヒットには恵まれませんでしたが、1986年にレコード会社をワーナーからポニーキャニオンに移籍して「モーニングムーン」がヒットしています。また小さなヒット曲が続きましたが1991年に「太陽と埃の中で」が大ヒットし、続いて「SAY YES」が初のオリコン第1位を獲得するとその後は出す曲全てがヒットする大スターとなりました。

2009年にはデュオの活動を停止し2013年に再始動を発表しましたがASKAの病気、薬物事件で現在も活動は休止中です。

「万里の河」はまだ知名度が低い頃、当時ワーナーパイオニアからサンプルレコードをもらいました。なかなか良い曲だとは思ったのですが、後にこれだけのヒット歌手になるとは思いませんでした。

2019年5月24日 (金)

今日の音楽 5月24日 バレエ「ビリー・ザ・キッド」管弦楽版

コープランドのバレエ「ビリー・ザ・キッド」の管弦楽版は1939年5月24日にニューヨークで初演されました。

アメリカン・バレエ・キャラヴァンの依頼で1938年にバレエの初演が行われ、翌年にはスタインバーグ指揮NBC交響楽団の演奏で管弦楽組曲版が初演されました。アメリカの開拓時代に活躍したアウトロー、ビリー・ザ・キッドの生涯を描いたもので、歴史的事実ではなく伝説化されたものが下敷きになっています。

組曲は序奏の「はてしない大平原」から始まり6つの曲が接続的に演奏されます。コープランド初期の作品で、後の「ロデオ」「エル・サロン・メヒコ」「アパラチアの春」などに比べると面白みが欠けるように感じます。

 

2019年5月23日 (木)

今日の音楽 5月23日 愛はかげろう

1981年の邦楽年間ランキングの第13位は雅夢の「愛はかげろう」でした。

雅夢は1980年から1984年にかけて活動した三浦和人と中川敏一の2人によるフォーク・デュオ。ユニット名は三浦の行きつけの喫茶店の名前だそうです。

1980年に第19回ヤマハ・ポピュラー・ソング・コンテストの本選で「愛はかげろう」を歌って優秀曲賞を受賞して9月にデビュー。翌年にかけて大ヒット曲となりました。その後も活動を続けましたがデビュー曲を超えるヒットは生まれず9枚のシングルと7枚のアルバムを残して1984年12月に解散しています。

「愛はかげろう」は三浦の作詞作曲によるもので、失恋の痛みから抜け出すために書いた曲で「女言葉」で書かれていますが、囁くようなメインの部分から力強いメロディのサビの部分への転換が見事。

2019年5月22日 (水)

今日の音楽 5月22日 ピアノ協奏曲第2番(チャイコフスキー)

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番ト長調op.44は1882年5月22日にタネーエフのピアノ独奏 アントン・ルビンシュテインの指揮でモスクワで初演されました。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲といえば第1番があまりに有名で、この第2番は「聴いた事がある」程度の人さえ少ないのでは無いでしょうか。第1番は冒頭のホルンから始まり、主題のところではピアノは和音を叩きまくる・・また魅力的なメロディが特徴でピアノ技巧的には疑問視されているようです。

この第2番は、ピアノ技巧的には第1番に比べるとかなり進歩したものですが、第1楽章の展開部がやたらに長く、その後に続くカデンツァも79小節という異例の長さであったり、第2楽章冒頭にヴァイオリンとチェロの長大な二重奏があったりと、結構破天荒な曲になっています。

1980年に完成した、この第2番は第1番の献呈を拒否された親友のニコライ・ルビンシュテインに改めて献呈し、これは受けてもらえたようです。残念ながらニコライが翌年に初演を待たずに腸結核のため急死してしまったため、モスクワ音楽院でニコライを継いでピアノの指導をしており第1番のモスクワ初演も演奏したタネーエフがピアノ独奏を担当、ニコライの兄のアントンが指揮を担当しました。

2019年5月21日 (火)

今日の音楽 5月21日 恋人よ

五輪真弓の「恋人よ」が1981年の年間第8位のヒット曲でした。

五輪真弓は1972年10月に「少女」でデビューしたシンガー・ソングライターです。和製キャロル・キングとも言われ日本の女性シンガー・ソングライターの草分けとして、その世界では名の知れたミュージシャンでしたが、テレビなどへの露出は少なくコンサート活動中心に活動していました。

1978年の「さよならだけは言わないで」がヒットしたあたりからテレビの歌番組などへも積極的に出演するようになり、この「恋人よ」の大ヒットによりメジャー歌手となりました。その反面従来の五輪真弓ファンの中には抵抗を感じて離れて行った人もいたようです。

私は、五輪真弓のデビューの時代から知っており「少女」や「煙草のけむり」「ミスター・クラウディ・スカイ」「落日のテーマ」など好きな曲も少なくなかったし、ピアノの弾き語りによる生歌も聞いた事がありますが、「恋人よ」は、五輪真弓の歌手としての歌唱力を十分に引き出す名曲だと思います。

2019年5月20日 (月)

今日の音楽 5月20日 街角トワイライト

シャネルズの「街角トワイライト」は1981年の年間7位の曲でした。

シャネルズは1975年に鈴木雅之、田代まさし、佐藤善雄、久保木博之らで1975年に結成されたドゥーワップのユニットで、ボーカルの4人が顔を黒塗りにして歌う事を特徴として活動し、1980年2月にデビュー曲「ランナウェイ」がオリコン1位のヒットを記録し、6月の2枚目のシングル「トゥナイト」も3位とヒットしましたが、一部メンバーによる未成年女子への猥褻行為が発覚し半年間謹慎。

「街角トワイライト」は謹慎明けの3枚目のシングルでオリコン1位になっています。作詞は湯川れい子、作曲は井上忠夫で、冒頭にアカペラが挿入されています。

 

2019年5月19日 (日)

今日の音楽 5月19日 長い夜

1981年の邦楽ランキング第5位は、松山千春の「長い夜」でした。

松山千春は北海道足寄町生まれのフォーク・シンガー。1977年に「旅立ち」でデビューし「季節の中で」で初のオリコン1位になった松山千春の最大のヒット曲が「長い夜」でした。

 

2019年5月18日 (土)

今日の音楽 5月18日 ニューヨーク・シティ・セレナーデ

ニューヨーク・シティ・セレナーデ Arthru's Theme クリストファー・クロス 1981年Billboard年間ランキング64位 最高位1位

1981年の映画「ミスター・アーサー」の主題歌でアカデミー最優秀歌曲集を受賞しています。映画はニューヨークの遊びまわっていた大富豪の御曹司アーサー・パックが、逆らえば遺産を相続させないと命じられた政略結婚を渋々承諾したものの、街で出会ったリンダという女性に恋をしてしまうという内容のコメディ映画。クリストファー・クロスはAORを代表するシンガー・ソングライターでした。

2019年5月17日 (金)

今日の音楽 5月17日 カヴァレリア・ルスティカーナ

マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」は1890年5月17日にローマのコンスタンツィ劇場で初演されました。

「カヴァレリア・ルスティカーナ」は19世紀末から20世紀にかけてイタリアで隆盛したヴェリズモ・オペラの代表作です。イタリアの小説化ヴェルガの同名小説に基づく戯曲を1幕もののオペラにした作品で、題名は「田舎の騎士道」というもの。シチリアの田舎の男女間の三角関係と復讐劇といった内容で、ヴェリズモ・オペラらしい三面記事的な内容です。

内容は、結構くだらないものですが、音楽はとても素晴らしい。というのがヴェリズモ・オペラの特徴で特に場面転換の時に演奏される間奏曲は単独でも演奏されます。

間奏曲の原曲はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦4部とオーボエ、ハープにad libのオルガンだけ。最後の和音だけピッコロとフルートとクラリネットがほんの4~5秒程度演奏という、単独で演奏するには?の編成です。そこでオルガンのパートをコントラバスやオーボエ以外の管楽器が代奏することで演奏会曲目として使っているわけです。コントラバスはオルガンのペダルを担当するわけで、名曲なのですがあまり演奏したい曲ではありません。それでも3回か4回は演奏させられていますが・・・

2019年5月16日 (木)

今日の音楽 5月16日 ニューヨークの少年

ニューヨークの少年 The Boy from New York City  マンハッタン・トランスファー 1981年Billboard年間ランキング36位 最高位7位

マンハッタン・トランスファーは1975年にデビューしたジャズ・コーラス・グループ。1979年にテレビ番組「トワイライト・ゾーン」のテーマ曲をディスコ調にしてカバーしてヒットし注目を浴びました。1981年に「バードランド」がヒットしてグラミー賞最優秀ジャズ・フュージョン・ヴォーカル賞などを獲得し、81年から82年にかけて、この「ニューヨークの少年」が大ヒットし、2年連続のグラミー賞を受賞しています。

 

2019年5月15日 (水)

今日の音楽 5月15日 プルチネルラ

ストラヴィンスキーのバレエ「プルチネルラ」は1920年5月15日にパリ・オペラ座でバレエ・リュスによって初演されました。指揮はアンセルメでした。

ストラヴィンスキーが新古典主義の作風をとっていた時期の作品で、バレエ・リュスのディアギレフの依頼でペルゴレージの音楽に基づいた作品という事で依頼されて作曲されました。作曲と言ってもペルゴレージの音楽は編曲に近いもので、ディアギレフの要望とは異なる小編成で作曲されています。また、衣装・舞台セットのデザインをパブロ・ピカソが担当しており、何とも贅沢なバレエになって、パリの聴衆から大絶賛を受けました。

全曲版は18曲からなりクラリネットを除く2本ずつの木管楽器、ホルンとトランペット、トロンボーン各1、弦楽器5部の独奏と第1第2ヴァイオリン各4、ヴィオラ3、チェロ、コントラバス各3にソプラノ、テノール、バスの独唱という編成で35分程度の長さです。
1924年に編曲され1947年に改訂した組曲版は8曲で23分程度。上記編成から独唱を除いた編成です。

コントラバスはとっても難しい曲・・・らしいです。やった事無いので・・・

2019年5月14日 (火)

今日の音楽 5月14日 ショッキング・ビートルズ

ショッキング・ビートルズ Stars on 45   Stars On 45  1981年Billboard年間ランキング 24位 最高位 1位

ディスコ・ブームの最中に、ビートルズの曲を中心にしたディスコ・サウンズのメドレーにした曲が発表されて大ヒットしたものです。ヴィーナスとシュガー・シュガーから始まり、後はノー・リプライから恋のアドバイスまでビートルズの曲8曲からできています。

原題も、このプロジェクト名と同じStars on 45で、45は当時のシングル・レコードの45回転/分から取られたものです。この後、アバのメドレーやスターウォーズから始まるメドレーや、クラシック音楽をメドレーで繋げたフックト・オン・シリーズなど多数のディスコ・メドレーが発売されるきっかけとなりました。

 

2019年5月13日 (月)

今日の音楽 5月13日 エンドレス・ラブ

エンドレス・ラブ ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー 1981年Billboard年間ランキング 2位 最高位1位

映画「エンドレス・ラブ」の主題歌で9週間連続1位を記録した曲。ダイアナ・ロスとライオネル・リッチーというソウル界の大スター2人の共演という事でも話題になりました。

映画自体は、15歳のブルック・シールズの美しさが話題になったものの、引き離された恋人に会いたい一心でデヴィッドがブルック・シールズ扮するジェイドの家に放火して悲劇が始まるという八百屋お七の逆バージョンのような内容で、収支トントンといった程度の映画だったようです。

 

2019年5月12日 (日)

今日の音楽 5月12日 ピアノ三重奏曲(フォーレ)

フォーレのピアノ三重奏曲ニ短調op.120は1923年5月12日に国民音楽協会の演奏会で初演されました。

フォーレは舞台音楽中心だった近代フランス音楽において器楽曲の発展に大きな功績を残した作曲家のひとりですが、特に室内楽の分野で多くの作品を残しています。そのフォーレの最晩年の作品のひとつがピアノ三重奏曲です。(作品番号がある曲は121曲ですので、最後の弦楽四重奏曲=未完成の1つ前の作品になります)

既に聴覚障害に見舞われており、更に視力も衰えていた事もあって非常に苦労しながら作ったものと言われています。
急-緩-急の3つの楽章からできています。第1楽章、第2楽章は非常に美しい楽章で、終楽章はスケルツォを採用して楽しい気分を強調しています。ラヴェルのピアノ三重奏曲とともに、この時代のフランスにおけるピアノ三重奏曲の傑作と言われる作品となっています。

 

2019年5月11日 (土)

今日の音楽 5月11日 典子は今 

1981年の日本での興行収入第8位の映画は「典子は、今」でした。

サリドマイド児として生まれた辻典子さんが本人役で出演したドキュメンタリー映画です。身体障害者の社会参加を強く訴えた作品で、「手が無い」以外は普通の人と変わらない彼女に対して世間の壁は厚く、様々な偏見にさらされながらも努力で熊本市役所に合格します。

健常者である私が、彼女の半生をどうのこうのと言える立場ではありませんが、散々断られた末にようやく普通学級の入学を許可された小学校の先生が言った「この子に障害はない。手がなくて不便なだけ」という言葉に集約されると思います。

同じ障害者同士で文通を続けて来た広島の冨永みちこさんを一人旅で訪問しますが、みち子の兄によって彼女が自殺してしまった事を知らされます。みちこの兄(三上寛が演じていました)が典子を誘って釣りに行ってはまちを釣り上げる最後のシーンで歌われたのが三上寛の「典子は、今」です。

 

2019年5月10日 (金)

今日の音楽 5月10日 スウェーデン狂詩曲第1番「夏の徹夜祭」

アルヴェーンのスウェーデン狂詩曲第1番「夏の徹夜祭」op.19は1904年5月10日に初演されました。

なかなか演奏されませんけど、とても魅力的な曲だと思います。
スウェーデンを代表する作曲家アルヴェーンはフィンランドのシベリウス、ノルウェーのグリーク、デンマークのニールセン程知名度は高くありませんが交響曲も5曲作曲しており、もっと演奏されても良いのに、と思います。

スウェーデン狂詩曲は全部で3曲作曲されていますが、この第1番が圧倒的に有名です。
冒頭のクラリネットによるメロディはスウェーデン民謡に基づくものであり、日本でも「はねるのトビラ」の「ほぼ100円ショップ」のBGMとして使用されていました。

この曲はスウェーデンの若者の一日を描いていて、夜明け、祭、やがて夜が表現されています。夜明けの音楽は弦楽器による分厚い音楽で幻想的な雰囲気を表現していて圧巻です。

2019年5月 9日 (木)

今日の音楽 5月9日 イベリア第1巻

アルベニスのイベリア第1巻は1906年5月9日に初演されました。

スペインの作曲家アルベニスの最晩年のピアノ曲で全12曲を3曲ずつ4回に分けて出版されました。第1巻の初演はフランスのサル・プレイエルで、ショーソンの夫人に献呈されています。

第1曲は「エポカシオン」。スペイン語で「魂を呼び戻す」というイモで変イ長調という♭4つの調で書かれた非常に重たい雰囲気の曲です。
第2曲は「港」。スペイン・カディス地方にあるサンタ・マリア港と考えられています。スペインのリズムが特徴的な描写的雰囲気の曲です。
第3曲は「セビーリャの聖体祭」。超絶技巧を伴う曲で、特に左右の手が交差する難所は知られています。遠近法的な書法を用いた行進曲になっています。

2019年5月 8日 (水)

今日の音楽 5月8日 交響曲第9番「新世界より」

1981年の高校OBオーケストラのメイン曲はドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」でした。

ドヴォルザークの代表作としてばかりではなく、数ある交響曲の中でも非常に人気の高い曲ですが、私が高校へ入学する前年に高校のオーケストラで演奏されてニアミスだったこともあり、ドヴォルザークの交響曲の中では8番、7番に次いで3曲目の演奏になってしまいました。

この曲の魅力は、何と言っても魅力的なメロディが非常に多い事と、そのメロディを際立たせる伴奏の魅力だと思います。ドヴォルザークがアメリカのナショナル音楽院に院長として招かれた3年間の間に作曲され、故郷のボヘミアへの郷愁とアメリカの旋律の精神の融合された曲です。

特に「遠き山に日は落ちて」でも知られる第2楽章は、全ての交響曲の中でも屈指の人気を誇る旋律。またこの第2楽章の中間部はコントラバスが最も緊張するところ。フルートの低音域の旋律にピチカートでリズムを刻む四分音符の分散和音があるのですが、これが淡々とリズムを刻まないとメロディを壊してしまうし、それでも何となく歌いたくなるような分散和音だし・・・という事でメロディを壊さないように、かつメロディの情感を一緒になって表現する。しかも通常は同じことをやるチェロは別の事をやっていてコントラバスだけ。緊張はしますが、とても好きな場面です。

アマチュアオーケストラ奏者は妙なプライドがあって、一番好きな曲は?と問われると、有名曲のチャイコフスキーの「悲愴」とかベートーヴェンの「運命」とかこの「新世界より」などよりブラームスやマーラーを挙げないと「素人か?」みたいな目で見る人もいますが、私が最も好きな交響曲は正しくこの「新世界より」です。全楽章とっても魅力的で、聴くのも弾くのも大好きな曲です。

2019年5月 7日 (火)

今日の音楽 5月7日 007ユア・アイズ・オンリー

1981年の日本での興行成績第2位の映画は「007ユア・アイズ・オンリー」でした。

原作は第1短編集の中の「読後焼却すべし」と「危険」をベースにしたもの。「読後焼却すべし」の原題 FOR YOUR EYES ONLYがタイトルとして使用されました。監督はジョン・グレンが初めて担当し、アクション色が濃くなっています。

主題歌はシーナ・イーストンが歌っています。シーナ・イーストンはどちらかと言うと容姿による人気が先行してしまっていて、それ程歌唱力があるとは思いませんが、この「ユア・アイズ・オンリー」は007シリーズの主題歌の中では「007は二度死ぬ」のナンシー・シナトラ、「死ぬのは奴らだ」のポール・マッカートニーと並んで好きな曲です。

 

2019年5月 6日 (月)

今日の音楽 5月6日 弦楽のためのトリプティーク

1981年のOB管弦楽団の中プロは芥川也寸志の弦楽のためのトリプティークでした。

近現代の作曲家は大学の時の増田宏三の書き下ろし作品である交響曲二調以来の演奏でした。NHK交響楽団のアメリカ公演のために当時の常任指揮者であったクルト・ヴェスの依頼を受けて作曲されたものですが、初演は結局クルト・ヴェス指揮のニューヨーク・フィルで行われました。

急-緩-急の3つの楽章でできています。第1楽章は激しいリズムの曲で、第2楽章は子守歌と題された5拍子の日本的なメロディの曲です。第3楽章はお祭の太鼓を模した変拍子の主題による曲。アマチュアでも比較的弾き易い曲なのですが、古典派や前期ロマン派の曲ばかり演奏していて、変拍子や激しいリズムに慣れていない私にとってはとても新鮮で、難しい曲だったと記憶しています。

2019年5月 5日 (日)

今日の音楽 5月5日 交響曲第38番「プラハ」

さて、1981年からは自身の演奏活動・流行した音楽・映画音楽をまとめて振り返って行きます。

1981年の高校OBオーケストラの前プロはモーツァルトの交響曲第38番「プラハ」K.504でした。私にとって1976年の「ジュピター」以来のモーツァルトの交響曲になりました。

この曲は、プラハでの「フィガロの結婚」の上演が大成功を収め、プラハに招待された際に初演された曲です。メヌエットの楽章を欠いた3楽章構成になっていますが理由はわかっていないようです。

第1楽章はアダージョによる導入部を持っています。導入部が終わるとシンコペーションに乗った第1主題が演奏されますが、この主題の対旋律に「フィガロの結婚」の「もう飛ぶまいぞこの蝶々」の一節が使われています。第2主題もスザンナのアリア「膝をついて」が使われていて、「フィガロの結婚」と密接な関係がある曲となっています。とにかく躍動感が素晴らしい楽章で演奏するのにも、その躍動感を殺さないようにしなければならないのですが、モーツァルトの演奏に慣れておらずベートーヴェンやロマン派音楽が演奏の中心となっていた私にとっては、モーツァルトらしい演奏は多分出来ていなかったでしょう。

第2楽章は緩徐楽章で、愛らしい主題の音楽です。

第3楽章は「フィガロの結婚」のスザンナとケルビーノの二重唱「早く開けて」に似た旋律です。この楽章はとってもせわしなくて、個人的にはあまり好きではありませんでしたが、今でも終楽章としては、モーツァルトの他の曲に比べると好みではありません。というのも少し散漫な感じがしてゴールまで一気呵成にという雰囲気では無いからかもしれません。

なお、この曲は約30年後の2010年にパイオニア交響楽団で再び演奏しています。

2019年5月 4日 (土)

今日の音楽 5月4日 フェーム

映画「フェーム」は1980年12月に公開されました。

ニューヨークの音楽専門学校を舞台にスターを夢見る若者たちを描いた青春映画。入学試験から卒業までの4年間を複数の生徒に焦点を当てて展開していきます。主演は、「フラッシュ・ダンス」の主題歌で有名なアイリーン・キャラ。

音楽はマイケル・ゴア(愛と追憶の日々などで知られる)が担当し、アカデミー音楽賞を受賞。アイリーン・キャラの歌う主題歌はアカデミー歌曲賞を受賞しています。

 

2019年5月 3日 (金)

今日の音楽 5月3日 ローズ

映画「ローズ」は1980年11月に日本で公開されました。

酒と麻薬に溺れ27歳で夭折したロック・シンガー ジャニス・ジョプリンをモデルにしたメアリー・ローズ・フォスターの愛と人生を描いた作品で、ローズを演じたのはベット・ミドラーでした。

主題歌の「ローズ」は全米3位のヒットとなり、ベット・ミドラーはこの曲でグラミー賞の最優秀ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス部門を受賞しました。その他多くの歌手にカバーされ、日本ではテレビドラマの主題歌として使われると共に、映画「おもひでぽろぽろ」では「愛は花、君はその種子」として都はるみがカバーしています。

決して熱唱されるタイプの曲ではありませんが、胸にジーンと迫る名曲です。

2019年5月 2日 (木)

今日の音楽 5月2日 野獣死すべし

映画「野獣死すべし」は1980年10月に公開されました。

「蘇る金狼」に続く大薮春彦原作のハードボイルド小説の映画化で、主役の伊達邦彦は前作同様松田優作が演じています。「野獣死すべし」は大薮の処女作で、伊達邦彦はその後シリーズ・キャラクターとして11作の作品に登場しています。

伊達は東大卒で通信社に勤めていたエリートで、読書とクラシック音楽鑑賞を趣味として社会と隔絶した生活をおくっていましたが、銀行を標的にしたのが、このストーリーでした。

音楽は趣味のクラシックから、ショパンが全編に使われており、演奏はピアノが花房晴美、村川千秋指揮の東京交響楽団の演奏でした。

主題曲は音楽を担当したたかしまあきひこの曲で、荒川バンドが演奏していました。

2019年5月 1日 (水)

今日の音楽 5月1日 魔法使いの弟子

デュカスの交響詩「魔法使いの弟子」は1898年5月1日に初演されました。

ゲーテのバラード「魔法使いの弟子」を交響的スケルツォとして作曲したものです。デュカスは極端な完璧主義者だったため、自分が気に入った作品以外は生前に破棄してしまい、残された作品の数が極端に少ない(13曲だけ)作曲家として知られていますが、その中でも最も知られているのが、この「魔法使いの弟子」です。

ストーリーは、ディズニーの「ファンタジア」の中でミッキー・マウスが演じた魔法使いの弟子そのもの。老いた魔法使いが若い見習いに水汲みの雑用を言いつけて外出しますが、弟子は箒に魔法をかけて水汲みをやらせるものの止める魔法がわからないため水浸し。そこで箒を真っ二つに割って止めようとしますが、割れた2つが更に水汲みを続け、それが次第に増殖していき大洪水になり、戻ってきた魔法使いに叱られるという話。

このストーリーに沿って音楽は作られています。

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