今日の音楽 4月8日 愛と海の詩
ショーソンの「愛と海の詩」op.19の管弦楽伴奏版は1893年4月8日にマリー指揮の国民音楽協会の演奏、ソプラノ独唱ブランクによって初演されました。
ショーソンは国民音楽協会の主要メンバーでしたが、ワーグナーに心酔していて、ワーグナー的な響きを作品の中に取り込んだりしています。また、国民音楽協会のサン=サーンスと仲が悪かったドビュッシーとも親交があり、ドビュッシーと共にバイロイトに行った事もあったようです。
「トリスタンとイゾルデ」や「パルジファル」の初演を聞いた衝撃が冷めない1882年に「愛と海の詩」を書き始めています。作品は、第1部「水の花」、第2部「愛の死」からなっていて、ショーソンの友人の詩人ブショールの詩集「愛と海の詩」から3篇ずつを取り上げて中間に間奏曲を置いて完成したのがこの曲です。
« 今日の音楽 4月7日 エイリアン | トップページ | 今日の音楽 4月9日 ディア・ハンター »
コメント