今日の音楽 4月18日 交響曲変ロ長調(ショーソン)
ショーソンの交響曲変ロ長調は1891年4月18日にサル・エラールで初演されました。
19世紀フランスの楽壇では、器楽曲が疎んじられ舞台音楽や声楽がもてはやされていました。その為に器楽曲の頂点たる交響曲の数は少なく、知られた曲といえばベルリオーズの幻想交響曲(1830年作曲)ぐらいのものでした。サン=サーンスなどにより、器楽曲の見直しの機運が高まり国民音楽協会が設立される1870年代に入り、ようやく交響曲が陽の目を見るようになってきました。
ショーソンの交響曲は1886年のサン=サーンスの交響曲第3番、ダンディのフランスの山人の歌による交響曲、1889年のフランクの交響曲ニ短調などを受けて交響曲の復興の時代の最後の作品となっています。
叙情性豊かで、ドイツ・オーストリア音楽の流れも汲んだ管弦楽法や半音階の技術を取り入れた曲になっています。
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