今日の音楽 4月20日 地獄の黙示録
1980年の日本での映画興行収入第5位は「地獄の黙示録」でした。
これもベトナム戦争を扱った作品ですが、原作のジョゼフ・コンラッドの「闇の奥」の舞台はアフリカのコンゴで、これをベトナムに舞台を移して描いたものです。監督は「ゴッド・ファーザー」などのコッポラで主演もマーロン・ブランド。
内容としては対ベトナムではなくて、米軍から勝手に独立した元グリーンベレーのカーツの王国との戦いになっています。
音楽はコッポラの息子カーマインとフランシスが共同で担当していますが、最も有名な曲はワーグナーの楽劇「ワルキューレ」の第3幕への前奏曲、通称「ワルキューレの騎行」です。8人のワルキューレたちが、後にブリュンヒルデが炎に包まれて軟禁される岩山へ行進する音楽。映画では武装ヘリ9機が南ベトナム解放戦線の拠点である村落を攻撃するシーンで使われていました。
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