今日の音楽 4月4日 詩曲
ショーソンははじめは法律を学んで、パリ音楽院に入学したのが24歳という遅咲きの上に、44歳で交通事故で亡くなってしまったため作品の数は多くありませんが、フランクの弟子として、またサン=サーンスが発足したフランス国民音楽協会の主要メンバーとして活動した作曲家でした。
非常に洗練された美しい音楽を書く作曲家で、特にヴァイオリンと管弦楽のための詩曲は彼の代表作として、重要なヴァイオリンソロのレパートリーのひとつとして今でも演奏されています。この曲は、ショーソンが亡くなる前年に作曲されツルゲーネフの小説「愛の勝利の歌」に基づく交響詩として着想されましたが、それを絶対音楽にまで昇華して発表したものです。
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