映画「燃える秋」は1978年12月に公開されました。
五木寛之原作の小説の映画化作品で、当時三越の社長だった岡田茂の企画で製作されたもの。三越が当時専属配送業者だった大和運輸に映画の前売券の購入を強要するなど、岡田の会社の私物化が問題になり後に解任され、この映画も三越の恥部として公開後はビデオ化もされていません。
老画商の愛妾だった女性が自立していく様子を描く物語。主演は真野響子。音楽に武満徹を起用するなど贅をつくした作品となっています。主題歌は作詩が五木寛之、作曲は武満徹という贅沢なコンビ。
歌っていたのはハイ・ファイ・セット。歌詞の中の「ペルシャン・ブルー」は、ヒロインが魅せられたペルシャ絨毯からのつながりになっています。主題歌としては、邦画の中でも屈指の名曲だと思うのですが、映画自体がお蔵入りしてしまっているのが残念です。
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