今日の音楽 3月5日 ある貴紳のための幻想曲
ロドリーゴの「ある貴紳のための幻想曲」は1958年3月5日にセゴビアのギター独奏、ホルダ指揮サンフランシスコ交響楽団の演奏で初演されました。
アランフェス協奏曲の作曲から15年後、ギター奏者セゴビアの依頼で作曲されたギターと管弦楽のための協奏的作品です。協奏曲の枠にとらわれない自由な4楽章の組曲になっています。
17世紀スペインの作曲家・ギタリストであったガスパル・サンスの作品から6曲を選んで幻想曲として完成させました。「貴紳」は「宮廷に仕える紳士」という意味で、サンスとセゴビアの事を指すといわれています。
6つの舞曲は 第1楽章のビリャーノとリチェルカーレ、第2楽章のエスパニョレータとナポリ騎兵隊のファンファーレ、第3楽章のたいまつの踊り、第4楽章のカナリオです。とても優しく(演奏がという意味ではありません)清々しい曲です。
« 今日の音楽 3月4日 ホルン協奏曲第1番(R.シュトラウス) | トップページ | 今日の音楽 3月6日 悪魔の手毬唄 »
« 今日の音楽 3月4日 ホルン協奏曲第1番(R.シュトラウス) | トップページ | 今日の音楽 3月6日 悪魔の手毬唄 »
コメント