今日の音楽 3月4日 ホルン協奏曲第1番(R.シュトラウス)
リヒャルト・シュトラウスのホルン協奏曲第1番変ホ長調op.11は、1885年3月4日にマイニンゲンの宮廷劇場でハンス・フォン・ビューローの指揮宮廷劇場管弦楽団の首席ホルン奏者ラインホスの独奏で初演されました。
リヒャルト・シュトラウスは生涯ホルン協奏曲を2曲作曲しています。協奏曲の作曲家少ないシュトラウスが2曲もホルン協奏曲を作曲した理由は、父親のフランツがホルン奏者だったためでした。
この第1番は原題はヴァルトホルンと管弦楽のための協奏曲となっています。ヴァルトホルンとは、森のホルンという意味で特定の楽器の種類の名ではないようです。まだ18歳だったシュトラウスの作品で、古典的な手法が目立ち、まだシュトラウスの世界が確立される以前の作品です。第2番はこれから60年の時間を経て作曲されたものなので、趣はかなり異なっています。
第1楽章の冒頭からホルン独奏で奏される主題がよく知られており、3つの楽章は切れ目なく演奏されます。
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