今日の音楽 3月23日 グラン・パルティータ
モーツァルトのセレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361(370a)は1784年3月23日にシュタードラーのクラリネットとウィーン宮廷楽団のメンバーによる演奏でブルク劇場で初演されました。
当時ウィーンで流行していた管楽合奏のために作曲されたもので、通常の八重奏曲(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各2人)に加えてバセットホルン2本、ホルンがさらに2本、コントラバス1本を加え「13楽器のためのセレナード」と呼ばれています。7つの楽章からできている大規模な曲です。
コントラバスの代わりにコントラファゴットを使用して管楽器のみで演奏される事もありますが、途中ピッツィカートもあるために正式にはコントラバスが用いられるのが正しいようです。
以前この曲の第1楽章だけ演奏した事があります。それまではとっても上がり症だったのですが、ここでコントラバス1本で管楽器の中に入って演奏したことで全く上がらなくなりました。今では演奏会はとっても楽しんで演奏できるようになった、ターニング・ポイントになる演奏だったので、私にとってはとても重要な曲のひとつです。ステージに出た時には足がブルブルと震えていたのですが、演奏が始まってからは不思議と震えは止まって、きちんと演奏できたと思います。
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