今日の音楽 3月13日 鍛冶屋のポルカ
ヨーゼフ・シュトラウスのポルカ・フランセーズ「鍛冶屋のポルカ」op.269は1869年3月13日にブリューメンザールの舞踏会で初演されました。
金庫メーカーのヴェルトハイム紹介が耐火金庫2万個の製造を記念して催す舞踏会・花火大会のために依頼され、ヨーゼフは金庫を作った鍛冶屋を讃えて実際の金床を用いるポルカを作曲しました。原題はFeuerfest!で、本来の意味は「抜群の耐火性」というこの会社のうたい文句でした。
この曲の演奏時にはユニークな演出がこらされている事もあって、指揮者が指揮をしながら叩いたり、金床を叩く打楽器奏者が鍛冶屋の格好をしたりととても楽しめる曲です。
金床は2つの音程を持つため、2個必要で、勿論オーケストラが持っている事は無いのでレンタルをするわけです。金床を使う有名な曲は他にヴェルディの歌劇「トロバトーレ」のアンヴィル・コーラス。こちらの方は演奏した事がありますが、やっぱりこういう色物が入ると楽しいですよ。
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