今日の音楽 3月11日 HOUSE
大林宣彦の初の劇場用映画「HOUSE」は1977年夏に公開されました。
学生時代から8mmの自主映画を撮影し、CMディレクターとしてハリウッド・スターなどを起用して「ブロンソンのマンダム」「ソフィア・ローレンのホンダ・ロードパル」「カトリーヌ・ドヌーブのカネカ・フォンテーヌ」など多くのCMを手がけて日本のCMを飛躍的に進化させた大林が初めて手がけた商業映画が、ホラー・ファンタジー映画「HOUSE」でした。
実写とアニメの合成、特撮を使ったポップな映像など、この後の日本映画への強い影響を与えた作品で、池上季実子、大場久美子、神保美喜など七人の女子高生が演劇部の合宿で行った池上扮するオシャレのおばの家が人喰いハウスだったという話。
内容は若干陳腐な印象は否定できませんでしたが、様々な映像効果を駆使し、今までにない邦画だったという強い印象が衝撃的でした。
この後大林は尾道三部作などを作り日本の映画製作の第一人者に上っていくわけです。
音楽は小林亜星とゴダイゴ。ハウスのテーマはコミカルでファンタジックなこの作品を象徴する素敵な曲でした。
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