今日の音楽 2月6日 交響曲第3番「ライン」(シューマン)
シューマンの交響曲第3番変ホ長調op.97「ライン」は1851年2月6日にデュッセルドルフで初演されました。
シューマンが完成した交響曲の中で一番最後の曲。(第4番は2番目の交響曲ですが、後年改訂して出版されたため4番とされました)
標題の「ライン」はシューマン自身がつけたものではありませんが、デュッセルドルフに招かれてからライン川沿岸を好んで散歩し、その影響を受けて作曲されたもので、各楽章がローレライ、コプレンツからボン、ボンからケルン、ケルンの大聖堂、デュッセルドルフのカーニバルと深い関係を持っているようです。
第1楽章は、シンコペーションのリズムを使った生き生きとした主題を持つ曲です。第2楽章は上行・下行を繰り返したゆたうようなメロディのスケルツォです。第3楽章は穏やかですが明るい楽章、第4楽章は厳かな曲、終楽章は非常に活気のある楽章です。
この曲の人気の要因は、短調の楽章を持たない事もあって、明るく溌剌とした流れるような曲という事ではないでしょうか。
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