今日の音楽 2月25日 動物の謝肉祭
サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」は、1922年2月25日にピエルネ指揮コンセール・コルンヌ管弦楽団の演奏で初演されました。
原曲は室内楽編成で作曲され1886年3月9日に私的な演奏会で非公開演奏されましたが、内容がパロディという事もあって純粋にオリジナルだった「白鳥」を除いて生前に出版されることはありませんでした。
そのため、初演はサン=サーンスの死後になり管弦楽編成で演奏されています。各曲とも動物のタイトルがついていますが、一部は人間を動物になぞらえたパロディとなっています。また、「亀」=天国と地獄、「象」=ファウストの劫罰の妖精のワルツや真夏の夜の夢のスケルツォがアレンジされている、「化石」=死の舞踏やきらきら星などを使用しています。
「象」はピアノ伴奏のコントラバスソロ曲の代表として知られている曲で、技術的にはそれ程難しくないので、多分コントラバスを弾く人なら一度は弾いた事がある曲でしょうね。私も人前では弾いた事はありませんが、練習はしました。
« 今日の音楽 2月24日 ペール・ギュント | トップページ | 今日の音楽 2月26日 ラスト・コンサート »
コメント