今日の音楽 2月24日 ペール・ギュント
グリーグの「ペール・ギュント」は1876年2月24日にオスロの国民劇場で初演されました。
イプセンの戯曲「ペール・ギュント」の上演のためにイプセンから依頼されて作曲された劇付随音楽です。全27曲で、その中から1891年に第13曲「朝のすがすがしさ」(朝)、第12曲「オーセの死」、第16曲「アニトラの踊り」、第8曲「ドヴレ山の魔王の広間にて」(山の魔王の宮殿にて)の声楽パートや台詞を省いて一部を削除して第1組曲op.46として発表。
1892年に第4曲「花嫁の略奪とイングリッドの嘆き」(イングリッドの嘆き)、第9曲「ドヴレ山の魔王の娘の踊り」、第21曲「ペール・ギュントの帰郷、海の嵐の夕方」(ペール・ギュントの帰郷」、第19曲「ソルヴェイグの歌」の4曲を選んで第2組曲として発表しました。第2組曲は翌年改訂され、「ドヴレ山の魔王の娘の踊り」の代わりに第15曲の「アラビアの踊り」を入れています。
第1組曲は、学校の教科書にものっていました。その中でも特に「朝」はテレビドラマなどの朝のシーンではトップクラスの使用量ではないでしょうか。また、第2組曲の「ソルヴェイグの歌」は、原曲の歌詞入りの歌も演奏される機会が多い曲です。
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