今日の音楽 1月30日 悲しみの三重奏曲第1番
ラフマニノフの悲しみの三重奏曲第1番ト短調は1891年1月30日にラフマニノフのピアノ、クレインのヴァイオリン、ブランドゥコーフのチェロでモスクワで初演されました。
ラフマニノフがモスクワ音楽院在籍中に作曲した単一楽章による作品です。ソナタ形式にはなっていますが、テンポが展開部をはさんでシンメトリーになっていたり工夫が窺えます。
作曲の動機ははっきりしていませんが、長大な楽曲構成と葬送行進曲による締めくくりなどチャイコフスキーの偉大な芸術家の思い出を手本にしたといわれています。初演は作曲後すぐにされていますが出版は1947年という死の直前で、作品番号も付与されていません。
« 今日の音楽 1月29日 ドラゴンへの道 | トップページ | 今日の音楽 1月31日 オデッサ・ファイル »
コメント