パイオニア交響楽団第31回定期演奏会
2019年1月6日 PM2:00開演 会場・ティアラ江東
指揮 黒岩英臣
曲目 J.シュトラウスⅡ 喜歌劇「こうもり」序曲、エネスコ ルーマニア狂詩曲第1番
ワーグナー ジークフリート牧歌、R.シュトラウス 楽劇「ばらの騎士」組曲
第2曲目は、ルーマニアの作曲家エネスコのルーマニア狂詩曲第1番です。
エネスコと言っても知らない人が多いと思いますが、20世紀前半に活躍した音楽家で、ヴァイオリニストとしては20世紀前半最高のヴァイオリニストとして評価されている人物です。ルーマニアの紙幣にも肖像画が使われているほどの人です。更にヴァイオリンの教育ではメニューイン、グリュミオー、フェラス、ギトリスなどを育てています。
「ルーマニア狂詩曲第1番」は日本では唯一知られるエネスコの作品です。
冒頭はクラリネットとオーボエの掛け合いでシンプルなメロディが演奏されやがて他の楽器も加わり舞曲のリズムとなります。
8分の6拍子に変わりハープと低弦のリズムに乗ってメロディを奏で、軽妙なメロディ、重々しい東洋風のメロディが繰り広げられます。ジプシー音楽風のメロディが次々と展開し次第に速度を上げ華々しい展開へと進みます。
とにかく、この曲はハンガリーのチャルダッシュ同様静と動の対比、速度の変化でみんな指がいかに速くまわり、且つ正確なアンサンブルが出来るかにかかっています。
コントラバスでは何が難しいかというと、譜めくり。15分にも満たない曲ですが、譜めくりが3回もあって、しかも冒頭以外はあまり休み無くリズムを刻むので、譜面をめくるところがありません。(普通は休みが数小節あるところで譜めくりができるようにパートごとの譜面は作られているのですが)
これを工夫して 音を途切らすことなく演奏する為に譜面を改造する人もいます(私もこういう場合は改造します)。
譜面の改造は個人個人でやるので、同じパートでも譜めくりのやり方が違ったりするのを見つけるのも面白いかもしれませんね。
曲自体も楽しい曲なので、そちらも楽しんでいただく事を忘れずに。
チケットは先着で差し上げてます。
こちらへ。残りは少ないですがまだ間に合います。
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