今日の音楽 12月8日 中央アジアの草原にて
1979年は、高校の演奏会への賛助出演も前年を最後に終了し、高校OBの演奏会にも都合で参加できず、大学オーケストラのみの活動でした。
作曲はロシア五人組のひとり、ボロディン。この頃のロシア音楽は、チャイコフスキーを中心とした西洋音楽を積極的に取り入れる作曲家と、ロシア五人組を中心とするロシアの風土に根ざしたロシア音楽の確立をめざす作曲家たちがしのぎをけずっていましたが、特に五人組はヨーロッパへの意識を遠ざけるためなのか、ロシアでも東の方の音楽に興味を抱き、オリエンタル嗜好がかなり強かったようです。
「中央アジアの草原にて」はコーカサスの草原でのロシア人と東洋人の交流が描かれている優れた描写音楽です。但し、この曲私が今まで演奏した中で最もつまらない曲のひとつ。100%頭打ちと言ってもよいぐらいで、半分以上がピチカート。二度とやりたくない曲のひとつです。
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