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2018年12月17日 (月)

今日の音楽 12月17日 サンライズ・サンセット

ここからは、しばらく映画音楽を振り返ってみようと思います。

私が始めて自分のお金で見た映画は1971年公開の「屋根の上のヴァイオリン弾き」でした。
中学校時代に、カーペンターズを教えてくれた友人などと数人で当時のロードショー館のひとつであった、日比谷にある有楽座に朝から並んで入ったのがこの映画。事前に内容とかも全くわからず誘われるままに出かけました。この頃は日々谷といえばロードショー館のメッカ。隣のみゆき座では「小さな恋のメロディ」(多分再演)、向かいのスカラ座では「パリは霧にぬれて」をやっていたと思います。
「屋根の上のバイオリン弾き」はブロードウェイで大ロングランを記録したミュージカルの映画化。帝政ロシア時代の片田舎アナテフカ村で、ユダヤ教の教えとユダヤのしきたりを守って生活するユダヤ人の生活と、それを迫害するロシア人。そして、ユダヤ人の若者の中からも古い伝統を破って新しい世界を築いていく者が現れ、しきたりと新しい波の葛藤の中で生きる人々を描いた、結構重い内容のミュージカルでした。
「屋根の上のバイオリン弾き」とは、そういう時代の中でバランスを取りながら危うい状況で生きる姿を、屋根の上のバイオリン弾きになぞらえたタイトルです。
冒頭の「しきたり」から始まり、「もしも金持ちなら」「人生に乾杯」「テビエの夢」など魅力的なナンバーが数多くありますが、主人公テビエの長女ツァイテルと貧乏仕立て屋モーテルの結婚式のシーンで歌われる「サンライズ・サンセット」はミュージカルの歴史に残る名曲のひとつでしょう。

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