今日の音楽 11月28日 ピアノ協奏曲第3番(ラフマニノフ)
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30は、1909年11月28日にラフマニノフ自身のピアノ独奏、ダムロッシュ指揮ニューヨーク交響楽団の演奏でカーネギー・ホールで初演されました。
技術的にも非常に演奏が難しい曲として知られる上に演奏時間も40分を超えるという事で、当初は演奏できる奏者も限られていました。これを得意のレパートリーとしたのがホロヴィッツでした。現在では、多くの奏者が取り上げるようになっていますが、それでも有名な第2番に比べると録音は少ないのが事実です。
冒頭のピアノ独奏による鐘の連打を模した序奏で惹き付け劇的な主題に入る、2番と比べると、冒頭から物憂げな第1主題を淡々と演奏する3番はインパクトという点で物足りなさを感じることも第2番に比べて人気が低い所以かもしれません。
ただし構成力という点では第2番と第3番の間に、交響曲第2番を作曲して腕を磨いた事もあり大きな進歩があったと思われます。
最後はラフマニノフ終止で終わっていますが、とっても魅力的な曲だと思います。
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