今日の音楽 11月27日 ピアノ三重奏曲第1番(ブラームス)
ブラームスのピアノ三重奏曲第1番ロ長調op.7は1855年11月27日にウィリアム・メイソンのピアノ、セオドア・トーマスのヴァイオリン、カール・バーグマンのチェロでニューヨークで初演されました。
ブラームスが初めて作曲したアンサンブル曲で、まだ彼が21歳の時でした。シューマン夫妻に出会った頃の曲でシューマンの影響もある曲です。
後期の室内楽曲に比べると内面から湧き出てくる感情という点ではまだ発展途上という感じで、この曲は作曲年から40年近く経った1891年に改訂されています。現在演奏されるのは改訂版が殆どですが、改訂すると元の楽譜を破棄してしまうブラームスには珍しく原典版の楽譜も残っているそうです。改訂は第3楽章は中間部の書き直しをしていますが、他の楽章は冗長な部分を短縮しています。特に第4楽章は1700小節余りあったものを1300小節弱にまで短縮しています。
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