今日の音楽 11月25日 冬が来る前に
1978年、フォーク・グループ「赤い鳥」から分かれた紙風船の「冬が来る前に」がヒットしました。
赤い鳥は1969年に結成されたフォーク・グループでした。元々は後藤悦次郎と平山泰代が日本の民謡を独自の歌い方で歌うデュエットでしたが、新居潤子、山本俊彦、大川茂を合わせて五人編成で「赤い鳥」が結成され、民謡とコーラスものの両方をレパートリーとして活動しました。
「竹田の子守唄」「翼をください」「紙風船」などのヒットを生みましたが、路線の対立で1974年に解散し、後藤・平山は民謡・フォークを追及する「紙ふうせん」、山本俊彦らはポップな路線の「ハイ・ファイ・セット」として活動を開始しました。
「紙ふうせん」は「赤い鳥」の解散寸前に結婚した後藤と平山の夫婦デュオで「冬が来る前に」はオリコン4位となって代表作となりました。その後「霧にぬれても」もヒットしています。私は、断然「紙ふうせん」派だったのですが、ハイ・ファイ・セットが先に1975年の「卒業写真」を皮切りにヒット曲を飛ばしているのを見ていたので、この曲のヒットは溜飲が下がる思いでした。
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