今日の音楽 9月25日 交響曲第8番(ドヴォルザーク)
大学での部活動に並行して、高校オケの指導も続けました。本番はエキストラとして出演もしました。
この年の高校オケのメイン曲はドヴォルザークの交響曲第8番。かつてはイギリスの出版社から出版されたために「イギリス」というナンセンスなタイトルで呼ばれていましたが、曲を聴いてみれば直ぐにわかりますが、「イギリス」らしさはひとかけらも無く、現在では、殆どこの愛称では呼ばれていません。
第9番「新世界より」という化け物的人気曲の後塵を拝していましたが、「新世界より」はネイティヴ・アメリカンの音楽と故郷のボヘミアへの郷愁の融合した音楽で、7番以前が尊敬するブラームスの影響が強いという事もあって、ドヴォルザークの交響曲の中ではチェコの民族色が最も強い曲と言われています。
最も演奏が簡単な交響曲などと揶揄される事もありますが、実のところはヴァイオリンは音域が高く、フルートもテンポによっては超絶技巧みたいなところもあって、実は簡単ではありません。個人的には終楽章の静かな部分が好きで、主題も最初はチェロのメロディとコントラバスのピチカートの伴奏だけで始まるという美味しい曲。コントラバス得意のピチカートの情感を発揮できる場面です。
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