今日の音楽 9月12日 プロヴァンス組曲
ミヨーのプロヴァンス組曲op.152bは1937年9月12日にヴェネチアで初演されました。
プロヴァンスというとフランスの南東部、コート=ダジュールで知られる地中海性気候の過ごし易い地域です。古くから静養地として知られていて、クラシック音楽の世界では、ヴェルディの歌劇「椿姫」ではヴィオレッタがパリを離れて結核の静養をしていた場所。彼女を追いかけて来ていたアルフレードの父親ヴェルモンが、アルフレートを連れ戻そうとやって来て歌った「プロヴァンスの海と陸」で知られています。
また、ドーデの小説「風車小屋だより」の中の「アルルの女」はビゼーが音楽をつけています。その中のファランドールの中ではプロヴァンス太鼓がリズムを刻みますが、このプロヴァンス組曲にも勿論プロヴァンス太鼓が出てきます。
いかにもミヨーらしい洒脱で軽快な曲です。
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