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2018年7月31日 (火)

今日の音楽 7月31日 精霊ながし

グレープの2枚目のシングル「精霊ながし」がヒットしたのも1974年でした。

高校2年の時に知り合ったさだまさしと吉田正美が結成1972年に結成したフォーク・デュオ「グレープ」の1枚目のシングル「雪の朝」は散々な売上で、2枚目として出した「精霊ながし」も当初は全く売れませんでしたがラジオ番組の深夜放送で毎週のように紹介されたことで全国的なヒットとなり、グレープの名を知らしめることになりました。

この曲はさだの従兄が水難事故でなくなってしまった時の精霊流しの思い出がモチーフになっています。この出来事は後に「椎の実のママへ」でも歌われていますし、「椎の実のママへ」の曲中には精霊流しのメロディが使われています。

この頃は、何だか線が細いフォークグループだなぁ、という感想を持っていましたが、さだまさしがソロ活動を開始してからはまりました。

2018年7月30日 (月)

今日の音楽 7月30日 あなた

邦楽の世界に戻りますと、1973年の世界歌謡祭でグランプリを取った小坂明子の「あなた」が1974年にオリコン年間チャート2位の大ヒットとなりました。

父親が指揮、アレンジなどで活躍した小坂務というサラブレッドで、小坂明子自身もシンガー・ソングライターだけでなく作曲・作詞・音楽監督など多彩な分野で活動しています。歌手としては、デビュー曲の「あなた」を超える事が出来ませんでしたが「「セーラームーン」の挿入歌などライターとして活動を続けています。「あなた」でデビューしたのが16歳。200万枚を売上た当時女性歌手としては歴代トップの実績だった名曲です。

2018年7月29日 (日)

今日の音楽 7月29日 晩禱

この頃音楽雑誌に盛んに広告が出ていたレコードのひとつ、ラフマニノフの晩禱(スモレンスキーの夕べのためのミサ)があります。

晩禱はロシア正教会の奉神礼で、ラフマニノフがモスクワ音楽院在学中に講義を受けた音楽学者で合唱指揮者のステパン・スモレンスキーの影響によるロシア教会音楽のひとつで、アカペラの合唱曲です。

混声四部合唱ですが、中で最大8声部まで分かれます。1時間を超える長大な曲で、何でこの曲の広告が当時多く露出されていたのかはよく覚えていません。

2018年7月28日 (土)

今日の音楽 7月28日 てんとう虫のサンバ

1972年ブレークしたデュオ チェリッシュ。元々は5人組のフォーク・グループでした。

1971年に「なのにあなたは京都へ行くの」でデビューして、3曲目の「ひまわりの小径」」からは現在の松崎好孝と松井悦子のデュオとなってオリコン3位の大ヒット。「てんとう虫のサンバ」は1973年の7枚目のシングルでオリコンでは第5位でしたが、結婚式の定番ソングとして歌われるようになってチェリッシュの代表作のひとつとなりました。

1977年に二人は結婚し、現在でも活躍を続けています。

2018年7月27日 (金)

今日の音楽 7月27日 オーボエ協奏曲(ベッリーニ)

NHK-FM リクエスト・アワーのオープニングテーマはベッリーニのオーボエ協奏曲でした。

ロッシーニ、ドニゼッティと共に19世紀前半のイタリア・ベルカント・オペラの大家であったベッリーニの数少ない器楽作品です。ナポリ音楽院在学中に作曲したもので、オーボエと弦楽合奏の協奏曲です。単一楽章の短い曲ですが、冒頭の弦の合奏による短い力強い響きに続くオーボエのソロで完全に魅了されてしまいます。オペラのアリアのような美しい1曲です。

2018年7月26日 (木)

今日の音楽 7月26日 喜歌劇「こうもり」序曲

NHK-FM オペラ・アワーのテーマ曲はヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」序曲でした。

19世紀後半のウィーンはワルツとオペレッタの時代でした。19世紀半ばのパリで人気を得てウィーンに飛び火。大掛かりで上演時間も長いオペラに比べて軽めでウィットに飛んだオペレッタはズッペ、シュトラウスなどの作曲家が進んで手がけて、地方の小劇場でも上演できる事も相まって広がっていきました。

「こうもり」はヨハン・シュトラウス二世の代表的なオペレッタで、アレヴィの喜劇「夜食」を原作とした作品。序曲は、活発な序奏からはじまって第3幕終わりの三重唱もメロディがオーボエで演奏されます。第2幕最後の鐘が鳴り、舞踏会のワルツ、第1幕の三重唱のメロディが次々と流れる美しい曲です。来年年始に私の所属するパイオニア交響楽団で演奏しま~す。

2018年7月25日 (水)

今日の音楽 7月25日 交響曲第40番(モーツァルト)

モーツァルトの交響曲第40番ト短調K.550は1788年7月25日にウィーンで完成しました。

番号つき交響曲41曲を作曲したモーツァルトのたった2曲の短調の交響曲が25番と40番のト短調の2曲です。25番は映画「アマデウス」の冒頭シーンで流れて知られるようになりましたが、この40番はモーツァルトの交響曲の中でも傑作中の傑作と言われている曲です。

当初はクラリネットを欠く編成でしたが、後にクラリネット2本を加えて改訂しています。また編成にはティンパニとトランペットを含まずフルートも1本だけという事で華やかな雰囲気は完全に排除しています。

特に第1楽章は、歌詞がつけられてシルヴィ・バルタンの「哀しみのシンフォニー」としてレコード化されるなど全ての交響曲の中でも最も知られたメロディのひとつになっています。

2018年7月24日 (火)

今日の音楽 7月24日 学生街の喫茶店

この年ブレイクしたフォーク・グループにガロがあります。

1970年に堀内護、日高富明、大野真澄の3人で結成され、1972年から73年にかけて「学生街の喫茶店」「君の誕生日」「ロマンス」と立て続けにヒット曲をリリースしました。人気はこの年がピークで、その後急降下し1976年にはメンバー間の路線の違いもあって解散してしまいました。

「学生街の喫茶店」は元々は 「美しすぎて」のB面として発売されましたがラジオ番組で人気がでたため途中でAB面を切り替えて1972年の年末から売れ始め73年春先には7週連続オリコン1位を獲得しています。

2018年7月23日 (月)

今日の音楽 7月23日 雨の御堂筋

1971~2年にヒット曲を連発した歌手のひとりに欧陽菲菲がいます。

1967年から台湾で歌手活動をして1971年に日本でデビュー。1972年には外国人として初の紅白歌合戦に出場しています。たどたどしい日本語とキャラクターと歌唱力が相まって、またデビュー曲の「雨の御堂筋」がベンチャーズの作曲によるものという話題性で大ヒット。「雨の御堂筋」から「雨のエアポート」「恋の追跡(ラブチェイス)」「夜汽車」とヒットを連発しました。

1970年代後半になると、日本での活躍は断続的になりました。1979年に発売した「うわさのディスコ・クィーン」は中国語版が台湾や香港でヒットしましたが、日本ではあまり売れず、逆にそのB面の「ラヴ・イズ・オーバー」が口コミで評判が広まり1980年にアレンジを変更してA面として発売し大ヒットしました。

2018年7月22日 (日)

今日の音楽 7月22日 シバの女王のワルツ

NHK FM放送の「音楽のすべて」のテーマ曲はグノーの歌劇「シバの女王」のワルツでした。

グノーといえば「ファウスト」が有名ですが、大掛かりなオペラが多いですねぇ。この「シバの女王」も旧約聖書の頃の話なので大変に大掛かりなグランド・オペラ。

ですが、あんまり上演されないようです。このワルツも「ファウスト」のワルツに比べると地味なので、あんまり演奏されない。。。こういう曲をテーマ曲として取り上げるのがNHKらしいところでしょうか。

2018年7月21日 (土)

今日の音楽 7月21日 歌劇「へンゼルとグレーテル」夕べの祈りと夢のパントマイム

NHK-FMの夜の番組「FMコンサート」のエンディング音楽はフンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」の夕べの祈りをホルン合奏にアレンジしたものでした。

フンパーディンクはワーグナーに続くドイツ・オペラの継承者のひとりなのですが、今では「ヘンゼルとグレーテル」のみが知られています。

グリム童話に基づくメルヘン・オペラといわれるジャンルのオペラですが、こういう類の曲は結構難しい。というのも、主役の2名を演ずる歌手たちはいい年のお姉さん(時にはおばさん)達だからです。兄であるヘンゼルもメゾソプラノなので女性歌手が演じます。

但し、この1曲はとても人気が高く、今でも毎年クリスマス近くになると上演される演目です。「夕べの祈り」は序曲の最初にも登場する曲で、第2幕の終幕近くで道に迷った兄妹が夜の祈りを捧げる曲。その後眠りの精によって眠らされ、十四人の天使たちが現れて二人を囲んで幕がおりる音楽が夢のパントマイム。このオペラで最も幻想的で最も素敵な音楽です。

2018年7月20日 (金)

今日の音楽 7月20日 交響曲第1番(ビゼー)

人間はCMの影響を受け易いもので、当時ラジオで盛んに流れていたのがマリナー指揮アカデミー室内管弦楽団のビゼー交響曲第1番でした。

知名度はイマイチで、演奏される事も少ない曲ですが、早逝の天才作曲家ビゼーの若かりし頃(17才ぐらい)の曲ですが、一度聴いてみるとビゼーは天才だったという事がうなずけると思います。

展開などの構成力は未熟ですがとても魅力的な曲です。第1楽章は上向きの分散和音を基調とした曲。上行の分散和音ですからワクワク感がある溌剌とした曲です。
CMに使われていたのが第2楽章。短い序奏の後オーボエで奏せられる哀愁に満ちたメロディが使われていました。
第3楽章はスケルツォ楽章ですが、分散和音を使った単純なメロディですが飛び跳ねるような勢いがある曲です。
終楽章は細かな動きの第1主題と優雅な第2主題が使われた若々しい曲です。

当時のフランスはサン=サーンスが国民音楽協会を創設してフランスの純音楽の地位向上を図る前だったため、非舞台音楽の交響曲は見向きもされず、初演はビゼーが死んだ後作品完成の80年後でした。

2018年7月19日 (木)

今日の音楽 7月19日 交響曲第8番(ブルックナー)

そして、ブルックナーの方は一応第7番と第8番へと進みましたが、レコードは買いませんでした。この頃は、どちらかと言うとマーラー党だったと思います。

3管編成でホルンが8本、さらにホルン奏者の内4人がワグナーチューバに持ち帰るという大編成。版は1887年版(第1稿)、1890年版(第2稿)、初版または改訂版(弟子のシャルクが手を入れたもの)、ハース版(原典版)、ノヴァーク版第2稿(第2稿に基づく)、ノヴァーク版第1稿(第1稿に基づく)という多数の版があって、それも少しの違いではなくて、大幅な違いがある版もあり・・・という事で、余程のマニアでなければ曲を覚えられない・・・という事もあってブルックナーは私には覚えられない音楽のレッテルを貼られてしまったわけです。

そうは言っても、8番はブルックナーの中では最も雄大な曲なので、今でも時々聴きたくなって聴くのですが、覚えられません。

2018年7月18日 (水)

今日の音楽 7月18日 交響曲第2番「復活」

クラシックに話を戻すと、マーラー、ブルックナーという大曲作曲家の入門編から更に進んで行きます。マーラーの1番の後は、いよいよ始めての声楽つきの交響曲第2番のレコードを購入しました。買ったのは、定番のワルター指揮ニューヨーク・フィルの演奏でした。

マーラーの2番から4番までの交響曲は自作の歌曲集「子供の不思議な角笛」からの引用をしており、角笛交響曲とも呼ばれています。

第2番は、5つの楽章からできていて特に第5楽章は30分を要する長大な曲です。声楽は第4楽章にアルト・ソロが、第5楽章ではアルトとソプラノ及び合唱が登場します。

第3楽章では「子供の不思議な角笛」の中の「「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」が使われていて、第4楽章は「原光」が殆どそのまま使われています。

第5楽章ではバンダ(舞台裏)による楽隊も登場する非常に大きな編成になっています。
この曲は1回演奏した事がありますが、とってもやりがいのある曲でした。

2018年7月17日 (火)

今日の音楽 7月17日 ひとりじゃないの

三人娘の中では、当時は天地真理のファンでした。

国立音大附属高校の声楽科卒業という事で、地声ではなくて声楽家的な歌い方だったためアイドル歌手としては若干違和感がありましたが、とにかくテレビドラマ「時間ですよ」の隣のまりちゃん出演以降一大ブームを巻き起こしたわけです。

ひとりじゃないの、は3枚目のシングルでオリコン1位を獲得しました。

2018年7月16日 (月)

今日の音楽 7月16日 悪魔がにくい

さて、1972年の邦楽に戻ると、平田隆夫とセルスターズの「悪魔がにくい」が年間5位のヒットでした。

セルスターズは1968年にセルジオ・メンデスを目標に結成され1971年にプロ・デビューしたバンドでした。女性2名をメイン・ボーカルとして「悪魔がにくい」と1972年の「ハチのムサシは死んだのさ」が大ヒットしましたが1974年にボーカル2名が脱退し1976年には解散。

「悪魔がにくい」は5週連続の1位という大ヒットを記録した曲です。

2018年7月15日 (日)

今日の音楽 7月15日 カノンとジーグ

「朝の名曲」に続いて9時頃からNHK-FMで放送していたのが「音楽の部屋」でした。このテーマ曲がパッヘルベルの「カノンとジーグ」です。

この曲は「パッヘルベルのカノン」として知られていますが、正式名称は「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」の中の第1曲。様々なアレンジでも演奏されています。

カノンは通奏低音による2小節の音型の後、三声でカノンが演奏されます。冒頭の2小節は28回繰り返されるため通奏低音にとっては有り難いんだか有り難くないんだか微妙な曲。ジーグはカットされる事も多いのですが典型的な8分の12拍子のジーグです。

2018年7月14日 (土)

今日の音楽 7月14日 歌劇「ザンパ」序曲

この頃は大曲だけでなくて、マイナーな(実はマイナーではなかったものもあります)小品にも興味を持ったのですが、最も親しんだのはNHK-FMのクラシック音楽番組でテーマ曲として使われていた曲です。

平日の朝(時間は忘れましたが)放送されていた「朝の名曲」のテーマ曲はエロール作曲の歌劇「ザンパ」序曲でした。エロールは19世紀フランスのオペラ作曲家で「ザンパ」はその代表作。中間部のメロディがテーマ曲として使われました。華やかな親しみ易い曲です。42歳で亡くなってしまったため残された作品は多くは無いのが残念です。

2018年7月13日 (金)

今日の音楽 7月13日 別れの朝

ペドロ&カプリシャスの「別れの朝」。初代ヴォーカルの前野曜子の時代のヒット曲です。

ペドロ&カプリシャスは1971年に前野曜子を迎えてメジャー・デビューしたヴォーカル・グループです。前野曜子は2年で脱退しその後ソロ活動をしましたが1982年頃から闘病生活を送り1988年に40歳で亡くなりました。

前野曜子脱退後の2代目ヴォーカルが高橋真梨子(当時 高橋まり)、3代目 松平直子で、現在は小谷のりこと矢口早苗のツイン・ボーカルとなっています。

「別れの朝」はオーストリアの歌手「ウド・ユルゲンス」の「夕映えの二人」になかにし礼が歌詞をつけたカバー曲。高橋真梨子は非常に上手で情感を大切に歌う歌手ですが、前野曜子はパンチあふれた歌唱力が魅力でした。

2018年7月12日 (木)

今日の音楽 7月12日 旅の宿

さて、高校時代はクラシック音楽と洋楽ばかり聴いていたわけではなくて、勿論邦楽も聴いていました。並行して、1972年から1974年までの邦楽も紹介して行きたいと思います。

中学から高校にかけては小柳ルミ子、南沙織、天地真理の三人娘時代から、山口百恵、桜田淳子、森昌子の中三トリオへと移っていく時代でした。私も勿論アイドル歌手の歌は聴いていましたが、ここではそれ以外の曲を紹介しましょう。
1792年最大のヒットはぴんからトリオの「女のみち」でしたが、演歌を聞かない私は演歌ははずします。フォークブームもひと段落の中で、ひとりだけメジャー路線に躍り出たのが吉田拓郎(当時はよしだたくろう)でした。
それまでマイナーだったフォークの世界から「結婚しようよ」がヒットして新しい若者文化へと発展して行き、その後「神田川」など多くのフォーク・ヒット曲を産む魁となったのがよしだたくろうでした。
「旅の宿」は「結婚しようよ」に続いた1972年のヒット曲。前作がポップ調の曲でしたが、この曲はフォークの王道のような曲でした。それでもヒットしたという事でフォーク・ミュージックがサブカルチャーからメインの文化として認められたという事でしょう。

2018年7月11日 (水)

今日の音楽 7月11日 交響曲第4番(ブルックナー)

後期ロマン派の交響曲の大家のもう一方の雄といえばブルックナーです。

ブルックナーの音楽を聴くようになってから暫く経つと、取っ付きにくさを感じるようになって、私自身はその後離れていってしまうのですが、当時はマーラーと並ぶ交響曲の大家として無理矢理聴いていた部分もあったように思います。

最初に聴いたブルックナーも、マーラー同様一番聴き易いと言われる曲、第4番「ロマンティック」でした。冒頭のお約束の原始雲の中からホルンのメロディが始まり一気にクライマックスに上り詰めます。こういう曲は、後が大変。最初にクライマックスが来ちゃうので余程魅力的に作曲しないと残りを退屈に過ごす事になってしまうからです。

で、この4番もちょっとそれに近いかなぁ。冒頭部分で一般ウケはしても、通からは駄作とされる原因かもしれません。

これをきっかけにマーラーとブルックナーの交響曲は勿論一通り聴いたのですが、私個人としてはマーラーは聞き続け、ブルックナーは次第に聞かなくなってしまいました。

原因は3つ。まずは、改訂が多すぎて何だか各曲を捉えにくい事。2つ目は、ブルックナー休止のせいで曲全体が流れるように聴けない事。3つ目は、オルガンの響きを金管楽器を中心に表現しているのが、長い曲を聴いていると耳障りになる事がある事。人それぞれですが個人的にはブルックナーは好きでない作曲家となってしまったわけです。(演奏すると結構面白いのですが・・・)

2018年7月10日 (火)

今日の音楽 7月10日 交響曲第1番(マーラー)

高校2年の秋の演奏会が終了すると、大学受験の準備という事で2年生は一応引退という事になりますが、それでも3年まで活動する生徒はいます。私もその一人でしたが、ひたすら練習というそれまでとは違って、聴く方にも力を入れるようになりました。

それまでは、ベートーヴェンやらモーツァルトなどの古典が中心でしたが、当時人気が出始めていた後期ロマン派の大家マーラー、ブルックナーを友人から教えてもらって、はまり込んで行きます・・・が、そこはまだまだひよっ子で、聴き易いところから入って行きました。なので、マーラーは交響曲第1番「巨人」からというわけです。今から思うと、マーラーの音楽の真髄からはほど遠い曲ではありますが、歌曲から派生した交響曲というマーラーっぽさは持っている曲です。

第1番は、当初交響詩として作曲されリヴァイスの途中では5つの楽章を持っていた事もありましたが最終的には花の章をはずして古典的な4つの楽章をもつ交響曲になりました。
第1楽章 弦楽器のフラジオレットから始まる霧の中から生まれてくる4度の下降音は第1主題を象徴しており、その第1主題は歌曲集「さすらう若人の歌」第2曲の「朝の野を歩けば」の旋律です。
第2楽章 スケルツォ楽章。コントラバスとチェロのリズム「ラーメン、タンタンメン」で始まります。
第3楽章 コントラバスのソロから始まるという珍しい楽章。フランス民謡「フレール・ジャック」(英語名 Are You Sleeping?)を短調にしたメロディ。中間部は「さすらう若人の歌」の第4曲「彼女の青い眼が」が使われています。
第4楽章 シンバルの一発から始まる激しい曲ですが、第2主題は非常に深い美しさを持つメロディで、この曲の中では個人的に一番好きな場所です。

ところで、削除された「花の章」ですが・・・削除しておいて良かったですね。殆どトランペットのソロで抑揚もなくて面白くないというのが個人的な感想です。

2018年7月 9日 (月)

今日の音楽 7月9日 恋のめまい

カナディアン・ロック・バンドのバックマン・ターナー・オーバードライブが1974年にヒットさせたのが「恋のめまい」(You ain't seen nothing yet)です。

ゲス・フーにも在籍していたランディ・バックマンを中心に、ティム、ロビーの2人の兄弟とC.F.ターナーによるカナディアン・ロック・グループ。

「恋のめまい」はなかなかポップな曲でした。

2018年7月 8日 (日)

今日の音楽 7月8日 恋のあやまち

「恋のあやまち」は1974年秋のジグソーのヒット曲です。

後に「スカイ・ハイ」の大ヒットを生むロックバンド ジグソー。イギリスで1966年に結成され1968年にデビュー。しばらくは売れませんでしたが、「悲しみのヒーロー」で知られるボー・ドナルドソンとヘイウッズとの競作で発売した「恋のあやまち」(Who dou you think you are)が売れて、その翌年「スカイ・ハイ」のヒットに繋がっていきます。

2018年7月 7日 (土)

今日の音楽 7月7日 落ち葉のメロディ

アバの「落ち葉のメロディ」は1974年秋にヒットしました。

アバはスウェーデンのポップ・グループ。アグネッタ・フォルツコグとビヨルン・ウルヴァース、ベニー・アンダーソンとアンニ=フリッド・リングスタッドの2組の夫婦によるグループで、女性2人がヴォーカル、ビヨルンがギターとコーラス、ベニーがキーボード等とコーラスを担当していました。

アメリカでは人気が出始めたのは「恋のウォーター・ルー」がユーロビジョン・コンテストで優勝した1974年以降。それでもナンバー1になったのは「ダンシング・クイーン」1曲でしたが、ヨーロッパ各国ではイギリスやドイツで9曲など1970年代半ばから80年代前半までトップグループとして活躍しました。

日本では、1972年ABBA結成前のビヨルン&ベニー名義で「木枯らしの少女」が大ヒットし、続いて「夏の終わりの少女」もヒット。すでにABBAが結成されていましたが、日本ではビヨルン&ベニーが定着していてしばらくはこの名前で発売されていました。

「落ち葉のメロディ」は原題はHasta Manana。スペイン語で「明日また会いましょう」(おやすみ)という意味で、邦題は全くの違訳なのですが、日本ではABBA名義でシングル化されてヒット。その後デビー・ブーンの特大ヒット「恋するデビー」のB面として大ヒットしました。

2018年7月 6日 (金)

今日の音楽 7月6日 ロックンロール黄金時代

モット・ザ・フープルの「ロックンロール黄金時代」は1974年秋のヒット曲です。

モット・ザ・フープルはイギリスのグラム・ロック・バンド。デヴィッド・ボウイからの楽曲提供でヒットした「すべての若き野郎ども」に続くヒットですが、この年に解散。最後のヒット曲が「ロックンロール黄金時代」でした。

2018年7月 5日 (木)

今日の音楽 7月5日 二人の絆

ポール・アンカの「二人の絆」は1974年のヒット曲です。

1957年に「ダイアナ」が世界的大ヒット、その後「君は我が運命」など1960年代半ばまでに多くのヒット曲を産みました。その後1965年から1973年までの間に全米50位以内に入った曲はわずか1曲という大スランプ。トム・ジョーンズの「シーズ・ア・レディ」やフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」などの楽曲提供ではわずかに名を残していました。

1974年にオディア・コーツとのデュエットで発売した「二人の絆」が全米1位に輝いて見事にカム・バックを果たしたわけです。

2018年7月 4日 (水)

今日の音楽 7月4日 初恋にボンジュール

アラン・シャンホーの「初恋にボンジュール」は1974年のヒットです。

ミシェル・ポルナレフを代表とするフレンチ・ポップス ブームに乗って人気を得たアラン・シャンホー。ボン・ジュールお目・目さん などのヒット曲で知られています。勿論フランス語なのでほとんどの日本人は単語すらわからない。アメリカン・ポップスに欠けているお洒落なメロディとルックスで人気を得たわけです。

2018年7月 3日 (火)

今日の音楽 7月3日 私の孤独

ジョルジュ・ムスタキの「私の孤独」は1974年のヒットです。

ムスタキはフランスのシンガー・ソングラーターでギリシャ系ユダヤ人。エディット・ピアフと1年ほど交際し、彼女のために多くの曲を作曲し、イヴ・モンタンやダリダなどの曲を作曲。1969年に「異国の人」が大ヒット。日本では1974年にテレビドラマの主題歌として「私の孤独」が使われてヒットしました。

2018年7月 2日 (月)

今日の音楽 7月2日 ピアノ協奏曲(ブリテン)

ブリテンのピアノ協奏曲op.13の改訂版は1946年7月2日にノエル=ニュートン・ウッドのピアノ、ブリテン指揮ロンドン・フィルの演奏でチェルトナムで初演されました。

ブリテン唯一のピアノ協奏曲。決して前衛的な作品ではありませんが、古典・近代音楽へのオマージュを込めた形式となっています。

第1楽章はトッカータ。冒頭は短い序奏の後ピアノソロが始まり機敏な楽章です。
第2楽章はワルツ。ウィンナ・ワルツへのノスタルジーという説があります。
第3楽章はパッサカリア形式の即興曲。
第4楽章は行進曲。原典版が作曲された1938年、第二次大戦への不安などを抱えた行進曲です。

2018年7月 1日 (日)

今日の音楽 7月1日  ウーマン・フロム・トーキョー

ディープ・パープルのウーマン・フロム・トーキョーは1973年のアルバム「紫の肖像」からのシングル・カットです。

イアン・ギランとリッチー・ブラックモアの仲が険悪になって来た頃の作品。まあ、トーキョーから来た女、には特に意味は無さそうですが、あんまり出来の良い曲では無かったと思います。

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