日本の音楽教育はドイツ音楽中心である、という事が原因では無かったと思いますが、当時のアマチュア・オーケストラが取り上げるレパートリーは圧倒的にドイツ音楽が多かったように思います。ベートーヴェン、ブラームス、モーツァルトが中心で、これにドヴォルザークやチャイコフスキーを加えた5人の作品が非常に多かったと思います。フランス音楽が取り上げる事は殆どありませんでした。
これには別の理由があって、例えばフランスでは「交響曲」の分野で傑作が少ない事と、編成が大きい上にハープが必要な曲が多い事、特に近代フランス音楽では複数台のハープが登場します・・・で、経済的負担が大きいのが大きな要因だったと思われます。
私が始めて演奏会で上記の5人の作曲家以外の交響曲を聴いたのがフランクのニ短調交響曲でした。クラスメートから東京工業大学のオーケストラのチケットをもらって聴きに行きました。今まで聴いたことのないサウンド、循環形式の初体験などとても新鮮でした。
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