今日の音楽 2月23日 10の前奏曲(ラフマニノフ)
ラフマニノフの10の前奏曲op.23は1903年2月23日にモスクワで初演されました。
ラフマニノフは、かつて浅田真央さんが使用した「鐘」と呼ばれる嬰ハ短調の前奏曲op.3-2の他に単独の曲が3曲と、作品番号23の10の前奏曲集、作品番号32の13の前奏曲集を作曲しています。
10の前奏曲集は有名な第5番ト短調の行進曲風(プレリュード・マーチ)を含む曲集で、嬰ハ短調の作品と13の前奏曲を合わせて全ての調による24の変奏曲を形成しています。これはショパンの24の前奏曲に倣った物です。
もっともこの10の前奏曲集を作曲する段階ではこのような構想は無かったようですが、「音の絵」と並んでピアニスト&作曲家ラフマニノフの代表作と言われています。ピアノのヴィルトーゾであるラフマニノフの作品ですから勿論演奏は非常に難しいもののようです。
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