小学校4年の時、父親の転勤で3年間住んでいた三重県から東京に戻ってきて、今まで聴いていたレコードプレーヤーを、いよいよステレオに買い換えてもらいました。
買ったのは勿論秋葉原。当時は東京で電気製品を安く買えるのは秋葉原しかありませんでしたから。
その時にオマケでもらったのが当時大流行していたビートルズのアルバム「リボルバー」でした。
最も、その当時はロックンロールなんてうるさいだけの音楽だと思ってましたが。
「リボルバー」はビートルズ7枚目のアルバム。勿論全米でも全英でも1位になった1966年夏に発売されたものです。非常に凝った曲づくりをしたために、当時の技術ではライブでは再現できず、このアルバムの作品はライブでは取り上げられる事が無かったそうです。
曲は「エリナー・リグビー」「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」「イエロー・サブマリン」「グッド・ディ・サンシャイン」「トゥモロー・ネバー・ノウズ」など。シングル化されたのは「エリナー・リグビー」(イエロー・サブマリンと両A面)のみでした。
ストリングスをフィーチャーしたクラシック風の曲で、エリナー・リグビーという身寄りの無い老女と、誰からも相手にされないマッケンジー神父という架空の人物を悲劇的に描いた物語風の曲。実際にリヴァプールのセント・ピーターズ教会の共同墓地に実在のエリナー・リグビーという人物の墓がある事がわかり、ビートルズ・ファンの聖地となっていますが、偶然の事で全く関係ないそうです。ストリングスはポールからヴィヴァルディ風にというリクエストでジョージ・マーティンがアレンジしたものです。
歌詞も音楽もドラマチックな内容だった事もあり多くのアーチストにカバーされています。
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