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2017年12月24日 (日)

パイオニア交響楽団第30回定期演奏会のご案内・1

今回の演奏会1曲目は、ちょっとニューイヤーの気分を意識して、舞踏曲をひとつ。

レハール作曲の喜歌劇「メリー・ウィドウ」からワルツ「舞踏会の妖精たち」です。

喜歌劇=オペレッタは、フランスで生まれたオペラ=コミックがウィーンに渡ってオペレッタ(小歌劇)として人気を得たものです。第1期黄金期はオペレッタ金の時代と言われ、ヨハン・シュトラウスなどが活躍した時代。ナポレオン失脚後ウィーン体制になり時代の動きが止まった重苦しい時代に、上流階級の人が求めた娯楽が舞踏会でありオペレッタになります。舞踏会のために数多くのワルツやポルカなどが作曲され、「こうもり」「ジプシー男爵」などのオペレッタの名曲が生まれました。19世紀末から20世紀初頭にかけて、銀の時代といわれる第2期オペレッタ黄金時代に活躍したのがレハールです。

レハールは「ルクセンブルク伯爵」「パガニーニ」「微笑みの国」など数々の傑作を世に出しました。
中でも「メリー・ウィドウ」はオペレッタの最高傑作のひとつとして、今でも頻繁に上演されています。

小国の金持ちの老人と結婚して1週間で未亡人になったハンナが、次に結婚する相手によってはその財産が他国に流失してしまう事から、ハンナの再婚相手として白羽の矢が立ったのが元カレのダニロ。ダニロはハンナを愛していながらプライドもあってなかなか積極的になれない。そんな状況で小国のパリの公使館内でのドタバタとハンナとダニロのまどろっこしい愛、という喜劇。ワルツ・二重唱「唇は黙し」や「ヴィリアの歌」といったアリアでも知られています。

今回演奏する「舞踏会の妖精たち」は、ウィーンなどではよく演奏されるようですが、日本ではあまり演奏される機会もない貴重な生演奏です。サロン音楽風な曲ではありますが、ウィーン・フォルクス・オパー管弦楽団やウィーン・フィルも演奏している曲です。

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