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2017年7月31日 (月)

今日の音楽 7月31日 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 ;Music for today Jul.31 Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

ハリー・ポッターは1980年7月31日に生まれたとされています。

イギリスのJ.K.ローリングの小説の主人公であるハリー・ポッターは1980年7月31日にイギリス西部にあるゴドリックの谷で生まれたとされています。

シリーズ1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」と2作目の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は既出のため、3作目の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の登場です。「アズカバンの囚人」とは言わずとしれたハリーの名付け親シリウス・ブラックの事。
音楽は、この第3作までをジョン・ウィリアムズが担当しました。

2017年7月30日 (日)

今日の音楽 7月30日 夜更かしの楽しみ ;Music for today Jul.30 Nachtschwärmer

ツィーラーのワルツ「夜更かしの楽しみ」op.466は1894年7月30日に初演されました。

ワルツ王ヨハン・シュトラウス二世との関係が悪化していた、カール・ハスリンガーの後押しでシュトラウスのライバルに仕立て上げらようとしていたツィーラーですが、頭角を現すのはヨゼフの死後でした。ツィーラー自体はシャイな性格だったらしく、ライバル心は全く持っていなかったようです。作品番号は560まで数えられており、シュトラウス一家意外ではランナー、レハールと共に人気ある作曲家になっています。

「夜更かしの楽しみ」は「夜遊びする人」という題名にも訳されています。曲自体お酒のハシゴ、千鳥足とヨッパライの騒ぎという感じの楽しいワルツです。

2017年7月29日 (土)

今日の音楽 7月29日 2台のピアノのための協奏曲(メンデルスゾーン) ; Music for today Jul.29 Concerto for 2 pianos and orchestra

メンデルスゾーンの2台のピアノのための協奏曲ホ長調MWV05は、1829年7月29日にロンドンで、メンデルスゾーンとモシェレスのピアノで初演されました。

メンデルスゾーン初期の作品で家族で演奏されるために作曲された曲です。銀行家の息子として金持ちの家に生まれたメンデルスゾーンが姉のピアニストであったファニー・メンデルスゾーンとの共演を念頭に入れて作られたために独奏に重きが置かれています。1824年11月24日にベルリンの自宅で演奏されましたが、公開初演は5年後になりました。出版はされず作品番号も無い曲でしたが、1961年に出版されました。

2017年7月28日 (金)

今日の音楽 7月28日 海の嵐 ;Music for today Jul.28 La tempesta di mare

作曲家ヴィヴァルディは1741年7月28日に亡くなっています。

ヴィヴァルディはイタリア・バロックの最大の作曲家として知られていますが、実際はと言うと、今でもよく知られているのは「四季」ぐらい。500を超える協奏曲や52曲現存するオペラの殆どが、マニアしか知らないという作曲家ですね。

その中で比較的知られているのが、「海の嵐」。この曲は、「四季」と同じ協奏曲集「和声と創意への試み」の第5曲目にあたるヴァイオリン協奏曲です。第1楽章は3回のトゥッティに2回のソロが挟まれるリトルネロ形式で技巧的な分散和音で海が描写されています。

同じヴィヴァルディの作曲でフルート協奏曲「海の嵐」という曲もあり、こちらもフルートの定番レパートリーとなっています。

2017年7月27日 (木)

今日の音楽 7月27日 モーニング・アフター ;Music for today Jul.27 Morning after

歌手モーリン・マクガヴァンは1947年7月27日にオハイオで生まれました。

クラブなどで歌っていたモーリン・マクガヴァンの転機は、映画「ポセイドン・アドヴェンチャー」の挿入歌である「モーニング・アフター」でした。1972年に公開された映画で、豪華客船が津波により転覆し、ジーン・ハックマン扮する牧師らが生き残りをかけて上部へ移動していくサバイバル・アドヴェンチャー映画です。

まだ事故が起きる前のメインホールのイベントで歌手役のキャロル・リンレイが歌った曲が「モーニング・アフター」で、この歌を吹き替えていたのがモーリン・マクガヴァンでした。アカデミー主題歌賞など数々の賞を受賞し、1974年公開の「タワリング・インフェルノ」では実際に出演して主題歌の「We may never love like this again」(邦題はタワリング・インフェルノ愛のテーマ)を歌っています。その後ミュージカルを中心にキャリアを重ねています。

2017年7月26日 (水)

今日の音楽 7月26日 交響曲第1番(ブルッフ) ; Music for today Jul.26 Symphony No.1(Bruch)

ブルッフの交響曲第1番変ホ長調op.28は1868年7月26日にゾンダースハウゼンで初演されました。

ブルッフと言えば、ヴァイオリン協奏曲やスコットランド幻想曲などヴァイオリンとオーケストラの作品の作曲家として知られていますが、本人はヴァイオリン奏者というわけでもなく、この時代にサラサーテやヨアヒムなど優れたヴァイオリニストが多く存在した事で、ヴァイオリン作品が多いわけです。

そういうわけで、その他の曲はあまり知られていませんが、実際は多彩なジャンルで作品を残しています。
交響曲も3曲作曲しています。第1番は、有名なヴァイオリン協奏曲とほぼ同時期に作曲され友人であったブラームスに献呈されています。
作品は、オーソドックスなロマン派の交響曲で、メンデルスゾーン風の筆致になっています。ヴァイオリン協奏曲のような後期ロマン派を代表する音楽を求めるには少々定型的ではありますが、ブラームスの交響曲が登場するまでは、同時代のドイツ音楽を代表する交響曲とされていました。

2017年7月25日 (火)

今日の音楽 7月25日 祝典カドリーユ ;Music for today Jul.25 Jubel-Quadrille

ヨハン・シュトラウス一世の祝典カドリーユop.130は、1841年7月25日に初演されました。

ウィーンの舞踏音楽全盛時代には、特にワルツ、ポルカ、ギャロップとカドリーユが人気のあった舞踏音楽でした。カドリーユは4組の男女のカップルがスクウェアになって踊るスクウェアダンスの先駆けとなったもので、19世紀にさらにポピュラーなものになってワルツの要素を使ったものに発展していきました。

残念ながら、現在はワルツとポルカが圧倒的な人気がありますが、カドリーユにも楽しい曲がたくさんあります。祝典カドリーユは明るく活発な曲です。

2017年7月24日 (月)

今日の音楽 7月24日 ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 ;Music for today Jul.24  Schelomo

1880年7月24日は、スイス生まれでアメリカで活躍したユダヤ人作曲家、ブロッホの誕生日です。

ブロッホは晩年は無調性音楽に近い音楽を作曲していますが、初期はユダヤに基づく音楽を数多く作っています。このヘブライ狂詩曲「シェロモ」は、その代表作で「シェロモ」は「ソロモン」の事で、独奏チェロがその役割を担っています。独奏チェロとオーケストラの為の作品ではありますが協奏曲的な要素は無く、あくまでもチェロをフィーチャーしたラプソディという形式になっています。

最初と最後は静かに奏でられますが、中間では激しい音楽もあり変化に富んだ作品です。1916年5月3日にニューヨークで初演されています。

2017年7月23日 (日)

今日の音楽 7月23日 弦楽セレナーデ(エルガー) ;Music for today Jul.23 Serenade for strings

エルガーの弦楽セレナーデ ホ短調op.20は、1896年7月23日にベルギーのアントワープで初演されました。

弦楽のためのセレナーデといえば、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、スークなどロマン派の作品が思い浮かべられますが、本来のセレナーデはモーツァルトなどの古典派時代からある複数の楽章による器楽曲でした。もっと遡ると古代ギリシアなどで愛を打ち明ける歌付きの曲。

そんな事もあって、これといった確立した形式を見出すのは難しいジャンルではあります。
エルガーの弦楽セレナーデは、エルガーがまだ若くアマチュア相手に教えたり指揮したりしていた頃に「弦楽オーケストラのための3つの小品」という作品をつくり、これを改作したものと言われています。愛妻家として知られるエルガーが妻アリスに3回目の結婚記念日のプレゼントとして贈ったものです。
3つの楽章から出来ている美しい曲。アマチュアでも演奏できる難易度で全体でも12~3分程度なので、よく演奏されます。チャイコフスキーやドヴォルザークのような交響曲の弦楽合奏版風の劇的な音楽ではありませんが、弦の魅力を十分に引き出した名曲です。

2017年7月22日 (土)

今日の音楽 7月22日 アリババ ;Music for today Jul.22 Ali-baba

ケルビーニの歌劇「アリババ」は1833年7月22日にパリで初演されました。

ケルビーニが完成させた最後のオペラであり、演奏時間も3時間半を要する超大作です。原作は勿論アラビアン・ナイトの「アリババと40人の盗賊」。プロローグと4幕の作品でしたが、初演は成功しませんでした。その後も再演も成功せず、現在はコンサートでは序曲が演奏されるのみです。

2017年7月21日 (金)

今日の音楽 7月21日 人生はさすらい ; Music for today Jul.21 Sitting

シンガー・ソングライターのキャット・スティーヴンスは1948年7月21日にロンドンで生まれました。

1960年代後半から70年代前半にかけて数々のヒット曲を世に出し、トップ・アーチストとして君臨していましたが、1977年に突然イスラムに改宗しヨスフ・イスラムと改名し、慈善活動に身を置いて表舞台から姿を消してしまいました。2006年に音楽界に復帰し活動を再開しています。

「人生はさすらい」は「キャッチ・ブル・アット・フォー」というプラチナディスクを獲得したアルバムの1曲目に収められた曲で、「雨に濡れた朝」や「白いバラ」のように優しい曲とは対照的な「ピース・トゥレイン」のような力強い曲です。

2017年7月20日 (木)

今日の音楽 7月20日 花の歌 ; Music for today Jul.20 Blumenlied

作曲家グスタフ・ランゲは1889年7月20日に亡くなりました。

プロイセンで生まれたランゲは生涯に400曲を超えるピアノ曲を作曲していますが、殆どがサロン小品です。中でもとりわけ有名な曲が「花の歌」。

3部形式の曲で、前後半は愛らしく親しみやすいメロディ、中間部は明瞭で活発なメロディというコントラルトのはっきりした曲です。難易度もほどほどのため、音楽教室の発表会などでも取り上げられる機会が非常に多い曲です。

2017年7月19日 (水)

今日の音楽 7月19日 ウィ・ウィル・ロック・ユー ;Music for today Jul.19 We Will Rock You

クイーンのギタリスト ブライアン・メイは1947年7月19日に生まれました。

この曲は、ブライアン・メイが作詞作曲し伝説のチャンピオンとのカプリングでシングル・カットされた曲ですが、何と言ってもドラムもベースも使わずに「ドンドンチャ」というリズムを手拍子と足踏みを多重録音する事で表現し、ア・カペラ風にフレディが歌っている曲です(後半にはギターも入ってきますが)。曲自体の音域も狭くアピールするには難しい曲をフレディの力強い声で盛り上げている曲です。(再掲載)

2017年7月18日 (火)

今日の音楽 7月18日 フローレンス行進曲 ;Music for today Jul.18 Florentiner Marsch

作曲家ユリウス・フチークは1872年7月18日にボヘミアで生まれました。

人生の大半を軍楽隊の指揮者として過ごしたフチークは300曲以上の行進曲、ポルカ、ワルツなどを作曲しました。

とりわけ、軍楽隊のための音楽が多く、ボヘミアのスーザと呼ばれています。
1913年に結婚して ベルリンに移り住んでからは、自前の軍楽隊と出版社を作り自作曲を売り出そうとしたが、第一次大戦が勃発し、彼の創作も曲がり角に来てしまい貧困から体もこわして1916年にわずか44歳で急死してしまいました。

フローレンス行進曲は、「剣闘士の入場」に次ぐ代表作で、イタリアに旅行した時に作曲したもので明るく大らかな曲です。

2017年7月17日 (月)

今日の音楽 7月17日 海鳥の詩 ; Music for today Jul.17 Umidori no uta

作曲家廣瀬量平は1930年7月17日に函館で生まれました。

北海道大学時代に作曲を始めその後東京藝術大学の作曲家へ進み多くの作品を残しました。

合唱曲の代表作として「海の詩」と「海鳥の詩」があります。
「海鳥の詩」は更科源蔵の詩による合唱組曲でNHKからの委嘱作品です。「オロロン鳥」「エトピリカ」「海鴉」の3曲と、追加した「北の海鳥」の4曲です。

故郷の北海道を想った作品ですが、音楽的な郷土色は薄い曲ですね。

2017年7月16日 (日)

今日の音楽 7月16日 初戀 ;Music for today Jul.16 Hatsukoi

作詞家松本隆は1949年7月16日に東京の青山で生まれました。

ドラマーとして活動中に細野晴臣から誘われて「エイプリル・フール」というグループに参加し、細野から作詞をするように勧められました。解散後も細野と行動を共にして、大瀧詠一、鈴木茂らと「バレンタイン・ブルー」を結成、後に「はっぴいえんど」に発展していきます。

「はっぴーえんど」解散後は「ムーンライダース」として活動しながら作詞家、音楽プロデューサーの仕事を始めましたが後に作詞家に専念するようになりました。
アグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」で歌謡曲の世界に本格的に進出し、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」で作詞家の地位を固めました。
1970年代後半からは、阿久悠と並ぶヒットメーカーとして君臨し2015年には作詞家活動45周年のイベントを開催しています。
特に作曲家筒美京平とのコンビでは多くのヒット曲を輩出しています。斉藤由貴のデビュー曲「卒業」もこのコンビによる曲で、その後「初戀」「情熱」「青空のかけら」を提供しています。「初戀」は斉藤由貴の3枚目のシングルでオリコン4位のヒット曲。

2017年7月15日 (土)

今日の音楽 7月15日 バール・シェム ;Music for today Jul.15 Baal Shem

作曲家エルネスト・ブロッホは1959年7月15日に癌で亡くなっています。

ブロッホはスイスで生まれ、ブリュッセル音楽院でイザイなどの作曲を師事し、その後フランクフルトのホーホ音楽学校でも学んだ後、ヨーロッパを転々とし1916年に渡米し、アメリカの市民権を取得しました。

音楽的にはドイツ音楽とフランス印象主義の音楽両方からの影響を受けていますが、第二次大戦後は新古典主義への関心が高まっています。

「バール・シェム」はヴァイオリンとピアノのための作品を後にヴァイオリンとオーケストラ作品に編曲したもので、ヘブライに霊感を得ています。

2017年7月14日 (金)

今日の音楽 7月14日 パリ祭 ;Music for today Jul.14 Quatorze Juillet

1789年7月14日、パリ市民のバスティーユ監獄襲撃に端を発したフランス革命を記念して、7月14日はフランスでは祝日になっています。ただ、この日をパリ祭と呼ぶのは日本だけ。フランスでは単に「Le Quatorze Juillet(ル・カトルズ・ジュイエ=7月14日)」と呼ぶらしいですし、英米ではバスティーユ・デイだとか言うそうです。日本で「パリ祭」と呼ぶようになったのは、1933年に公開されたパリの下町人情物の映画(革命とは直接関係無く、革命記念日前夜が舞台になっている)"14 JUILLET"がキッカケだそうです。日本で公開するに当たって原題そのものの「7月14日」では日本人には何の事かわからないし、当時の社会情勢を考えると「革命記念日」などという題名にしたら絶対に検閲が通らない・・・・という事で「巴里祭」としたそうです。これをきっかけに、日本では、このフランス革命の日を「パリ祭」と呼ぶようになったそうです。

この映画のテーマ曲「巴里祭」の作曲は、トリュフォーの思春期やアデルの恋の物語などの映画の音楽を担当したモーリス・ジョベール。いかにもパリっ子という軽妙洒脱なメロディです。(再掲載)

2017年7月13日 (木)

今日の音楽 7月13日 ピアノ曲op.33a(シェーンベルク) ; Music for today Jul.13 Klavierstücke

作曲家アルノルト・シェーンベルクは1951年7月13日に喘息の発作のためロサンゼルスで亡くなりました。

シェーンベルクは近代オーストリアを代表する作曲家で、無調から十二音技法を創始した音楽史上重要な作曲家のひとりです。
オペラからピアノ曲まであらゆるジャンルの音楽を作曲しています。
作品33のピアノ曲はシェーンベルク最後のピアノ独奏曲で、2曲からなっています。1曲目の33aは1929年7月に出版され1931年1月30日にエルゼ・C・クラウスによって初演されました。
成熟した十二音技法が使われており0-7-2-1-11-8-3-5-9-10-4-6という音列が使われています。

2017年7月12日 (水)

今日の音楽 7月12日 四声のミサ(グローリアミサ)(プッチーニ) ; Music for today Jul.12 Messa a quattro voci(Puccini)

プッチーニの四声のミサは1880年7月12日にイタリアのルッカで初演されました。

プッチーニといえば、美しいアリアを中心とするオペラの作曲家として知られた存在です。器楽作品や宗教作品も作曲していますが、その殆どが1800年代の若かりし頃の作品で、20世紀に入ってからは殆どのパワーをオペラに費やしています。

四声のミサは「グローリア・ミサ」という誤ったタイトルで知られていますが、内容はグローリアだけでなくキリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス-ベネディクトゥス、アニュス・デイの5曲です。音楽学校の卒業制作として作曲され、初演は好評でしたがプッチーニの意思で生前は出版されなかったため、再演は1951年、出版は1974年になっています。

オーケストレーションは、1管編成の室内楽伴奏版と2管のフルオーケストラ版があります。

私の所属するオーケストラでは、来年の4月に、合唱団主催の演奏会で墨田トリフォニーで演奏する事が決まっていますので、これから勉強して行かないと・・・もっとも、その前に1月の演奏会が先決ですが。

2017年7月11日 (火)

今日の音楽 7月11日 TRUE LOVE ;Music for today Jul.11 TRUE LOVE

ミュージシャンの藤井フミヤは1962年7月11日に福岡県久留米市で生まれました。

1983年にチェッカーズのリードボーカルとして「ギザギザハートの子守歌」でデビューし「涙のリクエスト」「星屑のステージ」「ジュリアに傷心」など数々のヒット曲を残して1992年解散。在籍中に「Mother's Touch」で1曲のみのソロシングルを出してはいましたが、解散後1993年から本格的ソロ活動を開始し、第一線のシンガーとして活躍しています。

「TRUE LOVE」は解散後のソロ活動での1曲目のシングルでオリコン1位を獲得しました。フジテレビのドラマ「あすなろ白書」の主題歌に使われたバラードで、初めての自身による作詞作曲の曲です。

2017年7月10日 (月)

今日の音楽 7月10日 スケルツォ・タランテラ ;Music for today Jul.10 Schertzo Tarantelle

ヴァイオリニストで作曲家のヘンリク・ヴィエニャフスキーは1835年7月10日にポーランドのルブリンで生まれました。

8歳でパリ音楽院に入学し13歳から演奏家として活躍した名ヴァイオリニスト。有名なヴァイオリン協奏曲第2番や伝説曲などヴァイオリン作品を数多く作曲しています。
その全ての作品はヴァイオリンの技巧的で華麗なテクニックを駆使するものです。
スケルツォ・タランテラはピアノ伴奏による作品。6度の和声、重音とフラジオレットの組み合わせなど技巧をこってり盛り込んでいます。

2017年7月 9日 (日)

今日の音楽 7月9日 教会のステンドグラス ;Music for today Jul.9 Vetrate di chiesa

作曲家オットリーノ・レスピーギは1879年7月9日にイタリアのボローニャで生まれました。

レスピーギはイタリアでの古典復興の旗手であり、その古典研究から「リュートのための古代舞曲とアリア」や「鳥」など数々の名曲を生み出しました。

レスピーギはグレゴリオ聖歌から「グレゴリオ聖歌による3つの前奏曲」というピアノ曲を作曲し、それを管弦楽に編曲し更に第4楽章を加えたものが「教会のステンドグラス」です。
3管編成にハープ、オルガン、チェレスタ、ピアノなどを加えた大きな編成で、第1楽章 エジプトへの逃避、第2楽章 大天使ミカエル、第3楽章 聖クララの朝の祈り、第4楽章 偉大なる聖グレゴリウスの4曲で吹奏楽のレパートリーとして知名度が上がった事からも、演奏効果の高い曲という事がわかるでしょう。

2017年7月 8日 (土)

今日の音楽 7月8日 最後の言い訳 ; Music for today Jul.8 Saigono iiwake

エッセイストで作詞家の麻生圭子は1957年7月8日に大分県日田市で生まれました。

麻生圭子が作詞家として活躍したのは1980年代のアイドル全盛時代。1990年以降はエッセイストとしての活躍が目立っています。

小比類巻かほるの「Hold on me」、椎名恵の「Love is All」などが代表作。徳永英明の「最後の言い訳」は作曲は徳永自身によるもので、作曲している時に初めて泣いたという程の詩でした。

2017年7月 7日 (金)

今日の音楽 7月7日 娘よ ;Music for today Jul.7 Musumeyo

作詞家で放送作家の永六輔は2016年7月7日に83歳で亡くなりました。

クセのあるオッサンでしたが、作詞家としては一流。早逝した作曲家中村八大とのコンビで数多くのヒット曲を作りました。

「娘よ」は嫁に行く娘に語りかける父親の歌です。永六輔自身も歌っていましたが、益田喜頓の歌は巧くは無いですが味がありました。ちなみ「ますだきいとん」の芸名は、アメリカを代表するコメディアンだった「「バスター・キートン」をもじったものです。

2017年7月 6日 (木)

今日の音楽 7月6日 使徒の愛餐 ; Music for today Jul.6 Das Liebesmahl der Apostel

ワーグナーの合唱曲「使徒の愛餐」は1843年7月6日にドレスデンの聖母教会で初演されました。

男声合唱と大オーケストラのための聖書の情景という副題がつけられたこの曲は、「さまよえるオランダ人」が作曲された年の作品です。ちょうど、ワーグナーが自分のオペラの様式を確立する転換点の頃のものです。大オーケストラといっても曲の3分の2はア・カペラ。オーケストラは後半の3分の1だけというもの。

オペラの中でも合唱曲の名手として名高いワーグナーの合唱曲ですから曲自体は素晴らしい物ですが、30分足らずのうち3分の1のために大オーケストラ・・・と言う事であまり演奏されません。

2017年7月 5日 (水)

今日の音楽 7月5日 無伴奏チェロソナタ(コダーイ) ; Music for today Jul.5 Sonata for solo violincello(Kodaly)

ハンガリーのチェリスト ヤーノシュ・シュタルケルは1924年7月5日にブダペストで生まれました。

7歳のときにブダペスト音楽院に入学を許可されるほどの神童ぶりで11歳でソロデビューを果たしました。1945年に21歳でブダペスト国立歌劇場管弦楽団とブダペスト・フィルハーモニーの首席チェロ奏者に就任し、1946年には祖国を去りヨーロッパを演奏しながらまわり、1948年にドラティの招きで渡米し、ダラス交響楽団、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、シカゴ交響楽団の首席チェリストを歴任し1958年にソロ活動に転進しました。

ハンガリー人によるチェロの曲といえば、まずコダーイの無伴奏チェロソナタを思い出しますが、シュタルケルはこの曲の録音でヨーロッパでディスク大賞を受賞したり、アメリカでの録音では批評家に「カザルス」の後継者と言われるほど得意とした曲です。

コダーイの無伴奏チェロソナタは1915年に作曲され3つの楽章による古典的な形式の曲です。技巧的にも非常に難しい曲ですが、それにも増してチェロの可能性を最大に引き出し、チェロによってハープ、バグパイプ、太鼓、ツィンバロンなど様々な楽器を模倣させています。(再掲載)

2017年7月 4日 (火)

今日の音楽 7月4日 馬の疾走 ; Music for today Jul.4 Carrière, Polka schnell

ヨーゼフ・シュトラウスのポルカ・シュネル「カリエール(馬の疾走)」op.200は1866年7月4日に初演されました。

ヨーゼフは競馬が好きだったそうで、馬に因んだ作品をいくつか作曲しています。カドリーユ「馬飼い」、「馬上試合カドリーユ」、ポルカ・シュネル「カリエール(馬の疾走)」、それに代表作のひとつポルカ・シュネル「騎士」です。

この「カリエール」は馬の走る様子を描いたスピード感あふれる曲です。

埋め込みが出来ませんので、こちらへどうぞ。

2017年7月 3日 (月)

今日の音楽 7月3日 ラシュスコ舞曲 ;Music for today Jul.3 Lachian Dances

チェコの作曲家ヤナーチェクは1854年7月3日に生まれました。

モラヴィア出身で民族音楽に根ざした作品を数多く残しています。
ラシュスコ舞曲は「昔の踊り」「祝福の踊り」「ふいご」「昔の踊り第2番」「チェラデンスキー」「のこぎり」の6曲からなる舞曲集で、モラヴィアの民族音楽をベースとした舞曲集です。
難解な曲ではなく、他愛の無い雰囲気のものも多く親しみ易い曲です。

2017年7月 2日 (日)

今日の音楽 7月2日 交響詩「ハムレット」 ;Music for today Jul.2 Hamlet

リストの交響詩「ハムレット」S.104は1876年7月2日に初演されました。

シェイクスピアの戯曲「ハムレット」を題材に作曲されたもので当初は「ハムレット」上演の序曲として計画されたものですが、指揮者のハンス・フォン・ビューローが演奏に適さないと判断して初演は完成から18年後となりました。

ストーリーをなぞって作られたものではなく、ハムレットの性格描写に重点がおかれています。陰気にはじまって、葬送で力なく終わる事もあって、あまり人気が高くなく演奏回数も多くは無いようです。

2017年7月 1日 (土)

今日の音楽 7月1日 交響曲第1番(ヘンツェ) ;Music for today Jul.1 Symphony No.1 1(Henze)

作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェは1926年7月1日にドイツで生まれました。

12歳から作曲を初め、ハイデルベルクの音楽大学で学ぶ前から歌劇場での伴奏ピアニストを務めていました。1947年の交響曲第1番で成功を収め近代ドイツを代表する作曲家として数々の芸術賞や名誉博士号を取得しました。

基本的には無調で保守系と革新系の中間の音楽様式を採用し、古典的なメロディやリズムなども常に使われています。

交響曲第1番は室内オーケストラのための作品でかなり古典的な手法を踏襲しています。曲は3つの楽章で構成されスケルツォ楽章を持ちません。

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