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2017年5月31日 (水)

今日の音楽 5月31日 風に吹かれて ; Music for today May 31 Blowing in the wind

ピーター・ポール&マリーのピーター・ヤーロウは1938年5月31日にニューヨークで生まれました。

1959年コーネル大学を卒業後歌手として活動をはじめ、フォーク音楽の聖地であったグリニッジ・ヴィレッジでノエル・ポール・ストィーキーとマリー・トラヴァースに出逢いピーター・ポール&マリーを結成してファーストアルバム「Peter, Paul & Marry」を発売しました。このアルバムは全米トップ10に10ヶ月間、トップ20に2年間もランクインし続け200万枚以上を売上ました。

ピーターはベトナム戦争の反戦運動やNPO「オペレーション・リスペクト」の創設などの活動家としても知られています。

グループは1970年に解散し、それぞれがソロ活動を開始しましたが、グループ時代ほどの成功を収める事ができず1978年に原発反対の支援コンサートのために再結成し活動を再開しましたが、2005年にマリーが白血病を発症しコンサートをキャンセル。マリーは2009年に亡くなりました。

「パフ」「我が祖国」「500マイル」「花はどこへ行った」など数々のヒット曲を残しています。「風に吹かれて」はノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの作品で1963年のヒット曲をカバーしたもので、このカバー曲が世界的にヒットしてボブ・ディランを一躍有名にしたものです。

優しいメロディの中に力強さを備えたもので、数多くのミュージシャンに影響を与えた曲です。

2017年5月30日 (火)

今日の音楽 5月30日 エディプス王 ; Music for today May 30 Oedipus Rex

ストラヴィンスキーのエディプス王は1927年5月30日にパリでストラヴィンスキーの指揮で初演されました。

ストラヴィンスキーの新古典主義以降の作品です。ソポクレスのオイデプス王を元にストラヴィンスキーが作曲したオペラ=オラトリオで、規模の大きい声楽作品です。台本はジャン・コクトーで語り手を置く事もコクトーの提案でした。

この作品はベレエ・リュスのディアギレフの舞台活動20周年を祝うサプライズ作品として極秘で準備していましたが、バレエでなかったためディアギレフは観客が失望するだろうと考えて落胆したそうです。

結局、バレエ・リュスのパリ公演の一環として初演されましたが、ディアギレフが予想したとおり聴衆の反応は良くなかったようです。

新古典主義の作品のため、強烈なリズムや不協和音に支配される作品ではなく、美しいハーモニーを聴かせるところもある作品になっています。

2017年5月29日 (月)

今日の音楽 5月29日 ロザーナ ; Music for today May 29 Rosanna

TOTOの創設時のベーシスト マイク・ポーカロは1955年5月29日にアメリカのコネチカット州で生まれました。

マイクは主にスタジオ・ミュージシャンのベーシストとして活動していましたが1977年に兄ジェフリー・トーマス・ポーカロが弟スティーヴらと成したTOTOに1982年から参加しました。
2007年に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し療養する事になりました。結局TOTOはマイクが復帰するのを待たず2008年に解散。2010年にマイク救済のため期間限定で再結成されましたが、マイクは3.26年に59歳で亡くなりました。
「ロザーナ」はマイクが参加した初めてのアルバム「TOTO Ⅳ ~聖なる剣」の中からシングル化された曲でグラミー賞最優秀レコードを獲得した曲。ロザーナは語呂のよい女性名というだけで特に意味は無いそうです。

2017年5月28日 (日)

今日の音楽 5月28日 夜汽車よジョージアへ! ;Music for today May 28 Midnight Train to Georgia

歌手のグラディス・ナイトは1944年5月28日にアトランタで生まれました。

「グラディス・ナイト&ザ・ピップス」」として1960年代から70年代にかけて人気を誇り1996年にロックの殿堂入りをしています。

「夜汽車よ、ジョージアへ」は全米第1位になる最大のヒット曲です。

2017年5月27日 (土)

今日の音楽 5月27日 サザエさん ;Music for today May 27 Sazae san

漫画家の長谷川町子は1992年5月27日に冠動脈硬化症による心不全で亡くなりました。

佐賀県で生まれ福岡で育った長谷川町子は日本初の女性プロ漫画家として「サザエさん」「意地悪ばあさん」など国民的な漫画家まで上り詰めました。NHKの朝ドラでは長谷川町子の姉毬子を主人公とした「マー姉ちゃん」が放映されました。

フジテレビのアニメ「サザエさん」は1969年10月から約半世紀にわたって放映されており、アニメとしては日本一の長寿番組になっています。

オープニングテーマは、近年では日本中の風景や風物を取り上げたアニメをバックに宇野ゆうこが歌った曲が使われています。

2017年5月26日 (金)

今日の音楽 5月26日 天使の誘惑 ; Music for today May 26 Tenshi no Yuwaku

歌手黛ジュンは1948年5月26日に東京都調布市で生まれました。

中学校卒業後ジャズ歌手として米軍キャンプを巡るなど活動を開始し、本名でデビューしましたが、パッとせず。作曲家黛敏郎のファンだったことから 黛ジュンという芸名で「恋のハレルヤ」で再デビュー。

1968年の「天使の誘惑」がレコード大賞を受賞する大ヒットとなりました。兄が作曲家の三木たかしであり、彼女の曲の多くは三木たかしが作曲しています。天使の誘惑は鈴木邦彦の作曲になるもので、B面のブラック・ルームという曲がまだ駆け出しの作曲家 渡辺たかし(三木たかし)作曲でした。

2017年5月25日 (木)

今日の音楽 5月25日 カンタータ・プロファーナ ;Music for today May 25 Cantata Profana

バルトークのカンタータ・プロファーナSz.94は1934年5月25日にトレファー・ジョーンズ、フランク・フィリップスの独唱、エイルマー・ビュスト指揮BBC交響楽団の演奏で初演されました。

テノールとバリトンの独唱、混声合唱とオーケストラのための作品で、「カンタータ・プロファーナ」はイタリア語で「世俗カンタータ」という意味。「9匹の不思議な牡鹿」という題名が添えられた作品です。ルーマニアのクリスマス・キャロルに相当する「コリンダ」に基づいていますが、内容は信仰とは全く無関係なので、こういうタイトルになったようです
バッハの影響がある曲で、バルトークの作品としては抒情性豊かな曲になっています。

2017年5月24日 (水)

今日の音楽 5月24日 遠い呼び声の彼方へ! ; Music for today May 24 Far calls. coming, far!

武満徹の「遠い呼び声の彼方へ!」は1980年5月24日にカヴァフィアンのヴァイオリン独奏、尾高忠明指揮東京都交響楽団の演奏で初演されました。

民音の委嘱で作曲されたヴァイオリンと管弦楽のための小品です。タイトルはジョイスの小説「フィネガンズ・ウェイク」の"Far calls,Coming, far!"から取られたもので、アイルランドのダブリンを流れるリフィー川が海に流れ込む光景のイメージからヴァイオリンが調性の海に流れ込んでいく音楽を作曲したものです。

海を表すモチーフEs(=S)-E-Aを使って作曲したもので、なかなか美しい曲です。

2017年5月23日 (火)

今日の音楽 5月23日 コマンド・マーチ ; Music for today May 23 Commando March

バーバーのコマンド・マーチは1943年5月23日にニュージャージー州アトランティック・シティのコンヴェンション・ホールで陸軍航空軍訓練軍団軍楽隊によって初演されました。

バーバーがアメリカ陸軍航空軍に所属していた時期に作曲された曲です。陸軍内に新たに組織されたコマンド部隊のために作曲されたもので、伝統的な行進曲スタイルをとらず新感覚の行進曲になっています。

同年にクーセヴィツキーの委嘱でオーケストラ版も作られ10月29日にボストン交響楽団によって初演されています。

2017年5月22日 (月)

今日の音楽 5月22日 聖セバスチャンの殉教 ;Music for today May 22 Le Martyre de Saint Sébastien

ドビュッシーの音楽劇「聖セバスチャンの殉教」は1911年5月22日にパリ・シャトレー座で初演されました。

聖セバスチャンは3世紀のローマ帝国ディオクレティアヌス帝のキリスト教迫害で殉教した聖人。ローマ皇帝は彼がクリスチャンである事を知らず親衛隊の隊長に任命。囚われの身であった2人のキリスト教徒をその信仰で励ました事で、キリスト教徒であることが発覚し、殺されたという伝説の人です。

ドビュッシーの「聖セバスチャンの殉教」は5時間をこえる上演時間(音楽は1時間分しか作曲されなかった)などで不評に終わり、現在も原形のままで演奏される事は殆ど無いようです。
そのため短縮版も作られましたが、現在ではカプレ編曲の交響的断章として演奏される事の方が多いようです。

和声や色彩はドビュッシーそのものではありますが、なにしろ長い・・・

2017年5月21日 (日)

今日の音楽 5月21日 弦楽四重奏曲(エルガー) ;Music for today May 21 String Quiartet(Elgar)

エルガーの弦楽四重奏曲ホ短調op.83は1919年5月21日にロンドンのウィグモアホールで初演されました。

エルガーは多くのオーケストラ曲を作曲していますが、室内楽曲は多くはありません。代表的な曲は全て1918年から翌年にかけて作曲されています。作品82のヴァイオリンソナタに次いで作曲されたのが、この弦楽四重奏曲で、さらに並行して作品84のピアノ五重奏曲が作曲され、真にこの2年は室内楽の年と言っても良さそうです。
弦楽四重奏曲は3つの楽章からできていて、作風はブラームスを思わせるものです、エルガーの妻アリスが第2楽章を非常に気に入っており、1920年の葬儀の時に演奏されたというエピソードも残っています。

2017年5月20日 (土)

今日の音楽 5月20日 フルート・ソナタ(プーランク) ; Music for today May 20 Flute Sonata(Poulenc)

20世紀を代表するフルート奏者ジャン・ピエール・ランパルは2000年5月20日にマルセイユで生まれました。

父親にフルートの手ほどきを受けましたが、医学の道を志して医科大学へ進みましたが、1943年第二次大戦中にパリ音楽院に入学し音楽へと舵を切りました。
1946年からヴィシー歌劇場管弦楽団のメンバーとなり翌年にジュネーブ国際コンクールで優勝しソロ活動も始めました。1956年からパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者となり1962年に退団。その後は20世紀を代表するソロ・フルーティストとして世界中で活躍しました。
その為に、ランパルのために作曲された曲も数多くあります。プーランクの代表作のひとつフルート・ソナタもランパルのアドバイスの元に完成されたもので、ランパルのフルートとプーランクのピアノで1957年6月18日にストラスブール音楽祭で初演されました。

2017年5月19日 (金)

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会・3

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会
2017年5月20日 14:00 開演 新宿文化センター
指揮 黒岩英臣

今回のメイン曲はドヴォルザークの交響曲第8番です。
ドヴォルザークの交響曲の中で最もドヴォルザークらしい(チェコの雰囲気が強い)曲と言われています。7番までの曲はブラームスを筆頭に過去の作曲家の影響が強く、第9番はアメリカのネイティヴ音楽の影響を受けていると言われているからです。

曲の詳しい説明をしてもしかたが無いので、この曲の魅力をピックアップしてみます。

第1楽章 冒頭のチェロのメロディは序奏にあたる部分ですが、ボヘミアっぽいメロディです。フルートで提示される第1主題、第2主題ともリズムを持つ渋い系のメロディですが、再度登場する序奏を挟んで後半はドラマチックに展開され、何だか統一感の無かった提示部とは全く雰囲気の違う音楽になっていきます。

第2楽章 ドヴォルザークの緩徐楽章は、第7番といい第9番「新世界より」といいとっても魅力的。この第8番は特に中間部がとっても愛らしい音楽ですが、ヴァイオリンソロの後に激しい部分があって、その対比も見事。

第3楽章 3拍子の舞曲ですが主部は、私はあまり好きではありません。中間部は歌劇「がんこな連中」から取った軽い舞曲。主部が繰り返された後のコーダは4拍子となってテンポを早めて終わります。

第4楽章はトランペットのファンファーレから始まる変奏曲です。コントラバスも2度も旋律を弾かされますが、そこの部分は両方とも弦楽合奏になるので、キレイに弾きたいものです。で、コーダは主題を高らかに変奏して終わります。

個人的には3回目の演奏になります。3回目となると、今までの演奏で見えなかった部分がもっと良く見えて来ます。で、アンコールは今まで10回以上演奏しているあの曲。

いよいよ明日本番です。一所懸命弾きまっせ。

今日の音楽 5月19日 交響曲第23番(モーツァルト) ; Music for today May 19 Symphony No.23(Mozart)

モーツァルトの交響曲第23番ニ長調K.181(162b)は1773年5月19日に完成しました。

イタリア式の軽い曲でザルツブルグで作曲されています。特徴は全3楽章が切れ目無く演奏される事。いわゆる昔のシンフォニア=序曲の形式です。

2017年5月18日 (木)

今日の音楽 5月18日 きつね ;Music for today May 18 Renard

ストラヴィンスキーの バレエ「きつね(歌と踊りによるバーレスク)」は1922年5月18日にアンセルメの指揮で、パリ・オペラ座で初演されました。

ロシアの民謡詩に基づく作品として作曲をはじめ、ポリニャック公爵夫人から自宅で上演するための小さな劇音楽を委嘱されて、この曲を紹介しました。

結局公爵夫人の私邸での上演はできず、バレエ・リュスに依頼されて作曲していた「結婚」が大幅に遅れていたため、この曲の初演をリュスのディアギレフが公爵夫人から譲り受けて初演されました。登場人物は狐、鶏、猫、山羊の四匹の動物のみ、狐が鶏を2度にわたって襲撃するが、猫と山羊によって助けられるというストーリー。4人の歌手をオーケストラ・ピットに配し台詞の替わりに歌われます。

ストラヴィンスキーが気に入っていたハンガリーの民族楽器ツィンバロンが使われています。

2017年5月17日 (水)

今日の音楽 5月17日 ワンス・ユー・ハド・ゴールド ;Music for today May 17 Once you had gold

アイルランドのミュージシャン エンヤは1961年5月17日に生まれました。

エンヤはケルト音楽や、クラシックや教会音楽を基盤とした癒し系音楽を代表するミュージシャンのひとりです。深いエコー、多重録音などレコーディングには長い時間を費やす事も有名で、そのためにアルバムの間隔は数年にも及びます。

日本でもドラマやCMに数多くの曲が使われています。ワンス・ユー・ハド・ゴールドはアルバム「メモリーズ・オヴ・トゥリーズ」の中の曲でスロー・テンポの心に沁みいる曲です。

2017年5月16日 (火)

今日の音楽 5月16日 ディバック ;Music for today May 16 Dybbuk

バーンスタインのバレエ「ディバック」は1974年5月16日にリンカーン・センターの州立劇場で初演されました。

ディバックはロシアの民族学者シュロイメ・アンスキーが1917年に書いた演劇作品を元にしたバレエです。ユダヤの民間伝承ディブク(生きている人間に取り付く悪霊)を主題に前世で契られたふたりの男女の悲恋物語を重ねたものです。
曲としては、内容そのものの暗く渋い曲。あまり一般ウケする曲ではなさそうです。

2017年5月15日 (月)

今日の音楽 5月15日 セレナーデ(ブルッフ) ;Music for today May 15

ブルッフのセレナーデ ト長調op.75は、1901年5月15日にジョゼフ・デブルーのヴァイオリン独奏、シュヴィヤール指揮ラムルー管弦楽団の演奏でパリで初演されました。

ブルッフは特にヴァイオリン演奏が得意というわけでは無かったのですが、今でも演奏される頻度が高いのは5曲のヴァイオリンと管弦楽のための曲です。ブルッフがこのようにヴァイオリン曲を数多く作曲したのにはワケがあって、当時ヨーゼフ・ヨアヒム、パブロ・サラサーテという2人のヴァイオリンのスーパー・スターが存在していた事が理由であると思われます。
このセレナーデはヴァイオリン協奏曲第2番、スコットランド幻想曲同様サラサーテを念頭に置いて作曲されましたが、結局初演は別の奏者によって演奏されました。(理由は不明)
元々ヴァイオリン協奏曲第4番として作曲されましたが、題名をセレナーデに変更したものです。
他のヴァイオリン曲に比べ、ブルッフ風の情緒たっぷりのメロディが薄いこともあって、人気は今ひとつという感じです。

2017年5月14日 (日)

今日の音楽 5月14日 ロマンシング・ストーン秘宝の谷  ;Music for today May 14Romancing the Stone

映画監督のロバート・ゼメキスは1952年5月14日にシカゴで生まれました。

高校時代から映画を撮りはじめ、南カリフォルニア大学区を卒業。スピルバーグ監督の「1941」の脚本を共作するなどキャリアを重ね1978年に「抱きしめたい」で監督デビュー。1985年の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の大ヒットで一躍メジャー監督になりました。1994年には「フォレスト・ガンプ/一期一会」でアカデミー作品賞、監督賞を受賞しています。代表作は「世にも不思議なアメージングストーリー」「ロジャー・ラビット」などがあります。

「ロマンシング・ストーン 秘法の谷」はマイケル・ダグラスとキャスリーンン・ターナー主演による冒険・ロマンチック・コメディで1984年の作品。息もつかせぬ展開の速さなどでゴールデン・グローブ賞の作品賞などを受賞しました。
音楽はアラン・シルヴェストリ。この作品以降、「バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ」を含めタッグを組んだコンビの最初の作品となっています。

翌年には続編「ナイルの宝石」が制作されましたが、ルイス・ティーグが監督しています。

2017年5月13日 (土)

今日の音楽 5月13日 チェロソナタ第2番(フォーレ) ;Music for today May 13 Violincello sonata No.2(Faure)

フォーレのチェロ・ソナタ第2番ト短調op.117は1922年5月13日にエッキングのチェロ、コルトーのピアノで国民音楽協会で初演されました。

この曲は第2楽章が先行して作曲されました。1921年5月5日に行われたナポレオン一世没後100年記念式典のために作曲した「葬送歌」として作曲された吹奏楽曲が元になっています。フォーレは、この曲を気に入っており、機会音楽として埋もれるのが惜しいと考えて、チェロ・ソナタの第2楽章へと編曲したと言われています。
両端楽章は溌剌として躍動感に満ちた曲です。

2017年5月12日 (金)

今日の音楽 5月12日 前奏曲、アリアと終曲 ; Music for today May.12 Prelude, Aria and Finale

フランクの前奏曲、アリアと終曲は1888年5月12日にペーヌ夫人の演奏で国民音楽協会で初演されました。

オルガニストとしても知られるフランクは、実は当初はピアニストとして活躍していました。父親が厳格に管理していたこともあり、そこから逃れるためにオルガニストになったともいわれています。
従って初期はピアノの習作を多く作曲していましたが、その後はピアノ音楽から長い間離れていました。
1884年に40年の沈黙を破ってピアノと管弦楽のための交響詩「ジン」を作曲した後、「前奏曲、コラールとフーガ」「交響的変奏曲」というピアノの名作を作曲するようになりました。
「前奏曲、アリアと終曲」はフランク得意の循環形式で統一感を出している3つの部分で構成された完成度の高い曲と評されています。

2017年5月11日 (木)

今日の音楽 5月11日 祝典前奏曲 ;Music for today May 11 Festliches Präludium

リヒャルト・シュトラウスの祝典前奏曲ハ長調op.61は1913年5月11日に完成されました。

1913年10月19日のウィーンのコンツェルトハウス落成式のために委嘱され初演された作品で、5管編成という大規模な曲です。

シュトラウスの要求する編成は、ピッコロ1、フルート4、ヘッケルフォン1、小クラリネット、クラリネット4、ファゴット4、ホルン8、トランペット4、トロンボーン4、チューバ、ティンパニ8台(2人)、シンバル、大太鼓、オルガン、弦楽器が7部(ヴァイオリン2部 20人+20人、ヴィオラ2部 12+12、チェロ2部 10+10、コントラバス12)、それに加えてバンダがトランペット6

演奏時間10分強ですから、費用効率は非常に悪いので滅多に演奏されません。でも祝典らしく荘重で華やかな曲です。

2017年5月10日 (水)

今日の音楽 5月10日 ホルン協奏曲(グリエール) ;Music for today May 10 Horn concerto(Gliere)

グリエールのホルン協奏曲変ロ長調op.91は1951年5月10日にポレフの独奏、グリエール指揮レニングラード放送交響楽団の演奏で初演されました。

1938年から40年間ボリショイ劇場管弦楽団の首席ホルン奏者を務めたヴァレリー・ボレフの依頼で作曲した曲です。この曲、一般にはあまり知られていませんが、ホルン協奏曲としてはモーツァルト、リヒャルト・シュトラウスと並ぶレパートリーのひとつです。
この曲は民族色をあまり出さずにロマン派の香り豊かな曲です。

2017年5月 9日 (火)

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会・2

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会
2017年5月20日 14:00 開演 新宿文化センター
指揮 黒岩英臣

第2曲目は、チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」組曲です。チャイコフスキーの三大バレエの「白鳥の湖」は抜粋、「くるみ割り人形」は組曲をすでに演奏しているので、これで最後になります。

チャイコフスキーの三大バレエはいずれも組曲として演奏会で演奏される事も多いのですが、チャイコフスキー自身が編んだのは「くるみ割り人形」の組曲だけで、「白鳥の湖」はチャイコフスキーの死後出版者のユルゲンソンによって編まれましたが、最終曲がドラマチックでないため別の曲をプラスして演奏される事も多いようです。

「眠れる森の美女」の組曲はジロティがチャイコフスキーの提案を元に編纂したもので、5曲から構成されています。

第1曲 序奏とリラの精  バレエでも幕前に演奏される曲。邪悪な妖精カラボスを表す激しい音楽の後イングリッシュホルンによってリラの精の主題が演奏され、この組曲最大のクライマックスに達します。
第2曲 アダージョ 第1幕 グラン・パ・ダクシオンのバラのアダージョ ハープのカデンツァが聞きどころで、その後優雅なメロディが流れます。バレエではオーロラ姫にとって難易度の高い場面だそうです。
第3曲 長靴を履いた猫 第3幕のパ・ドゥ・カラクテール。猫の声を模した木管のかけあいが見所。
第4曲 パノラマ 管楽器の細かい刻みの上に幻想的なヴァイオリンのメロディが重なる曲。第2幕第1場最後の曲です。
第5曲 ワルツ 組曲最後の曲ですが全曲版では序奏につぐ第1幕前半の曲です。白鳥の湖やくるみ割りのワルツに比べると優雅なのですが、その分盛り上がりに欠けるかもしれませんが、愛らしい旋律と中間部に効果的に使われているグロッケンが印象的な曲です。

今日の音楽 5月9日 幻想曲(シューベルト) ;Music for today May 9 Fantasy(Schubert)

シューベルトの4手のピアノのための幻想曲ヘ短調D.940 op.103は1828年5月9日にシューベルト自身と友人の作曲家フランツ・ラハナーの演奏で初演されました。

シューベルトが亡くなる年に作曲されたもので、ある意味シューベルトっぽさが無い曲かもしれません。元々メロディメーカーとしてはトップクラスの作曲家だったシューベルトでしたが、この曲は、メロディの美しさよりも響きの美しさをもつ作品です。ハンガリーの貴族エステルハージ伯爵の音楽教師として招かれ、彼の2人の娘にピアノを教えていたのですが、当時18歳だった妹のカロリーネに強い恋心を抱いて、かなわぬ恋の思いを詰め込んで作曲したもので、彼女に献呈されました。

2017年5月 8日 (月)

今日の音楽 5月8日 ポルカ「花祭り」 ;Music for today May 8 Blumenfest

ヨハン・シュトラウス二世のポルカ「花祭り」op.111は、1852年5月8日に初演されました。

シュトラウスは作品番号のついている曲が479曲あります。頂点に立つ「美しく青きドナウ」や「ウィーンの森の物語」など優れた作品も数多くありますが、中には平凡なものも散見されます。

この「花祭り」のポルカもかなり平凡な作品かな。

2017年5月 7日 (日)

今日の音楽 5月7日 われら死者の復活を待ち望む ; Music for today May 7 Et exspecto resurrectionem mortuorum

メシアンの「われら死者の復活を待ち望む」は1965年5月7日にボドの指揮でパリで初演されました。

フランスの文化相マルローから第二次大戦の犠牲者追悼のために委嘱された曲です。

木管楽器、金管楽器と金属打楽器のための管弦楽作品で、復活を望まれる死者は勿論イエスです。聖書から引用された5つの曲からできています。
第1曲「深い淵の底から、主よ、あなたを呼びます。主よ、私の声を聞き取ってください」
第2曲「死者の中から復活させられたキリストは、もはや死ぬ事はありません。死はもはやキリストを支配しません」
第3曲「死んだ者が神の子の声を聞く時が来る・・・」
第4曲「死者たちは、夜明けの星の喜びの歌と神の子らの歓声の中で、新しい名を持って、輝かしいものに復活するであろう。」
第5曲「私はまた、大群衆の声のようなもの・・・を聞いた」

センセロス3、ゴング6、タムタム3など金属的打楽器を多数使用していますが、逆に他の打楽器を使用しておらず荘重な雰囲気を醸しだしています。屋外の広い場所での演奏を想定して作曲されたと思われます。

2017年5月 6日 (土)

今日の音楽 5月6日 Love Love Love ;Music for today May 6 Love Love Love

Dreams come trueの吉田美和は1965年5月6日に北海道の池田町で生まれました。
中学校時代から作詞作曲を手がけバンド演奏などもやっていましたが、高校卒業後小泉今日子や中山美穂のバックボーカルや、中村正人と、とんねるずのバックバンドに参加しながら「CHA-CHA&AUDREY's PROJECT」を結成しライブ活動を始めました。

間もなく DREAMS COME TRUEと改名して1989年にCDデビューし1990年代を代表するアーチストとなったわけです。

LOVE LOVE LOVEは18枚目のシングルで累計250万枚弱のドリカム最大のセールス曲。ドラマ「愛していると言ってくれ」の主題歌となったことも大ヒットの要因のひとつです。

残念ながら動画はありません・・・

2017年5月 5日 (金)

今日の音楽 5月5日 交響曲第30番(モーツァルト) ; Music for today May 5 Symphony No.30(mozart)

モーツァルトの交響曲第30番ニ長調K.202(186b)は、1774年5月5日に完成しました。

モーツァルトは1770年から1774年にかけて実に26曲の交響曲を生み出しましたが、この第30番はその最後になる曲です。この後モーツァルトは1778年まで交響曲を全く作曲していません。

伝統的な序曲風の交響曲ですが、何らかの祝典的な機会に演奏するために作曲されたと思われる明るい曲です。31番以降は管楽器が拡大され2管編成を基調とする編成になっていきますが、30番は木管はオーボエだけという小さい編成になっています。

2017年5月 4日 (木)

今日の音楽 5月4日 交響曲第6番(ミャスコフスキー) ; Music for today May 4 Symphony No.6(Myaskovsky)

ミャスコフスキーの交響曲第6番変ホ短調op.23は1924年5月4日にゴロヴァノフの指揮でボリショイ歌劇場で初演されました。

ミャスコフスキーは27曲もの交響曲を作曲した作曲家で、ペテルブルク音楽院時代からプロコフィエフと生涯にわたる親交を結んだ作曲家でした。

交響曲第6番は唯一の合唱を含む曲であり、また最長の曲でもあります。ソ連の社会主義リアリズム路線に添ったもので大成功を収めています。
4つの楽章からなり、第2楽章には「怒りの日」が、終楽章にはフランスの革命歌「カルマニョール」と「サ・イラ」が引用されています。そのために「革命」というい副題でよばれる事もあります。

最初の3つの楽章が不安げな非常に暗い曲ですが、終楽章では祝祭音楽的な明るさが引き立つ曲です。

2017年5月 3日 (水)

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会・1

パイオニア交響楽団第29回定期演奏会
2017年5月20日 14:00 開演 新宿文化センター
指揮 黒岩英臣

今回は、ズッペの「軽騎兵」序曲、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」、ドヴォルザークの交響曲第8番という超有名曲ではないけれど、それなりに知られている曲の集まりになりました。

第1曲目は、ズッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲です。
ズッペのオペレッタは、大正時代の浅草オペラで上演された「ボッカチオ」が脚光を浴びていた時代もありましたが、近年は殆ど上演されません。
僅かながら今回演奏する「軽騎兵」や「詩人と農夫」の序曲が演奏される機会があるぐらいでしょうか。

「軽騎兵」序曲は、高校1年の時の演奏会の前プロで演奏した曲です。つまり楽器を始めて半年の演奏会でメイン曲のベートーヴェンの交響曲第7番と共に演奏したわけです。生まれて初めての演奏会にしては、とってもレアな曲だったようです。

但し、この曲は、序曲自体に明確なストーリー性を持たせた曲のため、非常にわかりやすい曲です。冒頭のファンファーレから始まり、これから戦いに向かうという序奏と戦いの描写、そこへ軽やかに軽騎兵が飛び込んで行く。やがて戦いも終盤になり、死者への弔いの音楽へと変わって行きます。そして、軽騎兵は戦場から引き上げ、勝利の讃歌を高らかに謳って終わる、という音楽です。

演奏上のキモは、やっぱり金管楽器の活躍、軽騎兵の軽い足取りの表現と重い弔いの音楽の表現の違いをテンポ以外の音色や奏法でいかにうまく表現できるかでしょう。

ちなみに軽騎兵とは、小型のアラブ馬に乗り剣を拐帯し、主に斥候や奇襲などを行った兵士の事だそうです。

今日の音楽 5月3日 ニューヨーク・シティ・セレナーデ ;Music for today May 3 Arthur's Theme (Best That You Can Do)

シンガー・ソングライターのクリストファー・クロスは1951年5月3日にサンアントニオで生まれました。

AORを代表する歌手で1981年にはデビュー・アルバム「南から来た男」、シングル「セイリング」、でグラミー賞5部門を独占しています。また映画「ミスター・アーサー」の主題歌として歌われた「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」もアカデミー歌曲賞を受賞、日本でもこの曲はオリコンの洋楽シングルチャートで6週連続1位に輝きました。
澄んだハイトーンによる歌声と見た目のギャップは別として、肩の凝らない大人の音楽という感じですね。

2017年5月 2日 (火)

今日の音楽 5月2日 交響曲第2番(アルヴェーン) ;Music for today May 2 Symphony No.2(Alfven)

アルヴェーンの交響曲第2番ニ長調op.11は1899年5月2日にステーンハンマル指揮宮廷歌劇場管弦楽団の演奏で初演されました。

アルヴェーンはスウェーデンを代表する作曲家ですが、日本では殆ど評価されていないのが残念です。この交響曲第2番もとても魅力的な曲です。19世紀後半から20世紀にかけての作曲家としては非常にオーソドックスという事が要因なのでしょうが、響きとか楽器の鳴らし方についても時代を意識しないで聞けば名曲だと思います。
クラシックの世界もあまりに音楽理論や時代を意識しすぎて尖がった作品ばかりになると、聴く側は結構疲れます。それ故に、クラシックと別の流れとしてイージーリスニングやヒーリングなどが生まれてしまったのでしょう。もっと理論とは別に人間の感性に率直なクラシック音楽の流れもあっても良いように思います。

2017年5月 1日 (月)

今日の音楽 5月1日 スェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」; Music for today May.1 Swedish rhapsody No.1

スウェーデンを代表する作曲家、ヒューゴ・アルヴェーンは1872年5月1日にストックホルムで生まれました。

アルヴェーンの特徴は、後期ロマン派に色彩的な管弦楽法とスウェーデンの風景を加味した音楽です。本人は、画家としても知られた人だったために絵画のような音楽を得意としていました。作品は管弦楽作品が多く交響曲も5曲書いていますが、日本ではあまり知られていないのが残念です。

彼の作品中最も知られているのがスウェーデン狂詩曲です。3曲作曲されていますが1番が1901年で最後の3番が1932年という事で連作性はありません。第1番の「夏至の徹夜祭」がもっとも聴く機会が多い作品です。夏至の日の若者の一日を描いており、クラリネットの旋律が軽やかな第一部は祭を前にしたうきうきした情景が、第二部では楽しい祭の情景が、最後は夜明けを迎え少々メランコリックになって・・・という感じかな。

もっとも、夏至の頃は白夜ですから夜明けと言っても、我々日本の夜明けのような厳かな感じとは全く違っていますが、アルヴェーンの得意とする色彩感豊かな管弦楽法がシベリウスなどとは違った北欧の雰囲気を出しています。

(再掲)

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