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2017年3月11日 (土)

今日の音楽 3月11日 ハイドンの名によるメヌエット ;Music for today Mar.11 Menuet sur le nom d'Haydn

ラヴェルのハイドンの名によるメヌエットは1911年3月11日にトリラのピアノ独奏によってパリで初演されました。

1909年ハイドンの没後100年にあたって、パリの音楽雑誌「レビュー・ミュジカル」が企画した記念号で6人の作曲家にハイドンに因んだピアノ曲の作曲を依頼しました。

依頼に応じたのは、ドビュッシー「ハイドン讃」、デュカス「ハイドンの名による悲劇的前奏曲」、アーン「ハイドンの名による主題と変奏」、ダンディ「ハイドンの名によるメヌエット」、ヴィドール「ハイドンの名によるフーガ」、そしてラヴェルという当代きっての作曲家たちでした。そして1910年1月号にこれらが掲載されました。

レビュー・ミュジカルが用意した動機は「HAYDN」の5文字を音名に置き換えたものでした。と言っても単純なものではなく複雑な表にもとづくもので、最終的には「シラレレソ」にあたったもの。実際、この分かりにくい規則に反発してサン=サーンスは依頼に応ぜず、フォーレにも「かかわるな」と忠告しています。

まあ、私が見ても単なるこじ付けのように感じますが。ラヴェルは後にこの音名の置き換えを利用してフォーレの名による子守歌を作曲しています。

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