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2017年1月31日 (火)

今日の音楽 1月31日 小管弦楽のためのディヴェルティメント ;Music for today Jan.31 Divertiment for chamber orchestra

リヒャルト・シュトラウスのF.クープランのクラヴサン曲による小管弦楽のためのディヴェルティメントop.86は、1943年1月31日にクレメンス・クラウス指揮ウィーン・フィルによって初演されました。

8つの楽章からなる曲で、1713年から30年にかけて作曲されたフランソワ・クープランの4つのクラヴサン曲集から編曲した組曲です。

ストコフスキーはバッハのオルガン曲を中心にオーケストラ編曲していますが、元々単調な音色のチェンバロ曲をオーケストラに編曲という事になって原曲とは全く異なるものになっております。但し、オーケストラの華やかな響きの中にチェンバロが埋もれていたり、バロックの雰囲気はかなり維持できています。
多分、近代の作曲家がバロック時代の音楽形式そのままに作曲すると、こうなるという典型的な曲でしょう。

2017年1月30日 (月)

今日の音楽 1月30日 幻想曲第1番~第3番(ブラームス) ;Music for today Jan.30 Fantasy No.1~3(Brahms)

ブラームスの7つの幻想曲op.116の第1番から第3番までは1893年1月30日にブリュルのピアノ独奏でウィーンで初演されました。

ブラームスはピアノのための幻想曲を7曲作曲しています。1879年以来12年間ピアノ曲を作曲しておらず、12年ぶりの沈黙を破ってこの幻想曲を作曲した後は、矢継ぎ早に3つの間奏曲op.117、6つの小品op.118、4つの小品op.119の3つの曲集を作曲しました。

この幻想曲の場合、形式にとらわれない曲という意味で、特別幻想的な曲というわけではありません。第4曲以降は後に初演をされています。

第1番はニ短調 プレスト・エネルジコ でカプリッチョ。
第2番はイ短調 アンダンテ - ノン・トロッポ・プレスト - アンダンテの間奏曲
第3番はト短調 アレグロ・アパッショナートで中間部がウン・ポコ・メノ・アレグロのカプリッチョです。

幻想曲といえどもブラームス、やや重苦しい曲です。

2017年1月29日 (日)

今日の音楽 1月29日 イドメネオ ;Music for today Jan.29 Idomeneo

モーツァルトの歌劇「イドメネオ」K.366は1780年1月29日にミュンヘンのレジデンツ劇場で初演されました。

イタリア語のオペラ・セリエでトロイ戦争後のクレタ島を舞台にした音楽です。モーツァルトのオペラの中では最もシリアスなもののひとつです。
3時間を超える長大な作品であり、モーツァルトの特徴であるウィットに富んだものではないので上演される機会は多くはありませんが、幕間で演奏されるバレエ音楽は独立したK.377としてオーケストラの演奏会でも演奏される機会がある名曲です。シャコンヌ、パ・スール、パスピエ、ガヴォット、パッサカリアの5曲から構成されています。

2017年1月28日 (土)

今日の音楽 1月28日 静かな都会 ;Music for today Jan.28 Quiet city

コープランドの「静かな都会」は1941年1月28日にニューヨークで初演されました。

「静かな都会」はトランペット、コール・アングレと弦楽合奏のための曲で、1939年当初はアーウィン・ショウの戯曲の劇音楽としてトランペット、アルト・サキソフォン、クラリネットとピアノのために作曲されました。内容は都会に暮らす様々な人たちの夜の思いを描いたものです。

トランペットが都会の夜の孤独感を表現し、コールアングレは都会に暮らすホームレスの寂しさを表現しています。コープランドの曲としては哀愁漂う作品です。

2017年1月27日 (金)

今日の音楽 1月27日 弦楽四重奏曲(ショーソン) ; Music for today Jan.27 String Quartet(Chausson)

ショーソンの弦楽四重奏曲ハ短調op.35は1900年1月27日に初演されました。

この曲は、作曲途中でショーソンが自転車事故で亡くなったために未完成に終わった曲です。3楽章の途中までは完成していましたが、死後家族の希望で、友人の作曲家ヴァンサン・ダンディによって4楽章まで完成されて初演されたものです。但し、完成にあたってダンディは3つの楽章の曲に纏めたため、今では3楽章の曲として演奏されます。
曲は、ショーソンが影響を受けたドビュッシーのような印象派の色を濃く伝える音楽になっています。

2017年1月26日 (木)

今日の音楽 1月26日 サタネラポルカ ;Music for today Jan.26 Satanella-Polka

ヨハン・シュトラウス二世のサタネラ・ポルカop.124は1853年1月26日に初演されました。

サタネラというのは、小悪魔(サタンにちょっと可愛らしい接尾句をつけた言葉)だそうですが、実のところは何の変哲も無いポルカです。

2017年1月25日 (水)

今日の音楽 1月25日 チェロ協奏曲(ウォルトン) ;Music for today Jan.25 Violincello concerto(Walton)

ウォルトンのチェロ協奏曲は1957年1月25日にピアティゴルスキーのチェロ独奏、ミュンシュ指揮ボストン交響楽団の演奏で初演されました。

チェロの名手ピアティゴルスキーの依頼で作曲された作品で、第二次大戦後居住していたイタリアで完成されました。ウォルトンはイギリス近代の作曲家ですが、ブリテンやヴォーン=ウィリアムズとは異なりラテンやジャズなどを取り込んだ作風の作曲家です。
このチェロ協奏曲は、終楽章を即興曲風な変奏曲にするなどの工夫を加えていますが、ラテンなどのリズム変化より、叙情性豊かな弦の響きに重きを置いた作品になっています。

2017年1月24日 (火)

今日の音楽 1月24日 前奏曲、コラールとフーガ ;Music for today Jan.24 Prelude,Choral and Fugue

フランクの前奏曲、コラールとフーガ ロ短調は1885年1月24日にポアトヴァンのピアノ独奏で国民音楽協会で初演されました。

1822年生まれのフランクは1830年代半ばから作曲をしていましたが、現在しばしば演奏される曲は1880年代半ば以降の作品ばかりです。

それらフランクの真骨頂を発揮する晩年の最初に作曲されたのがピアノ独奏のための「前奏曲、コラールとフーガ」でした。バッハからの影響を感じさせる曲ですが、最後のフーガは最後には定型をはずれ、前奏曲のメロディに戻ってドラマチックに終わる作品です。

2017年1月23日 (月)

今日の音楽 1月23日 モア ;Music for today Jan.23 More

イタリアの映画音楽で知られる作曲家リズ・オルトラーニは2014年1月23日に気管支炎の合併症でローマで亡くなりました。

1926年に生まれたオルトラーニはロッシーニ音楽院で作曲を学び、指揮者やアレンジャーとして活動していました。カンツォーネ歌手のラニオリと結婚してからはカンツォーネの作曲・編曲で妻をささえ、1962年に映画音楽に進出しました。

初めて担当したヤコペッティの「世界残酷物語」で美しいメロディが話題となり大ヒット。この映画音楽で核となる曲にアメリカの作詞家ノーマン・ニューウェルが歌詞をつけたものが「モア」で、ダニー・ウィリアムズが歌い、その後アンディ・ウィリアムズやフランク・シナトラなどがカバーして広まって行きました。その後も「バラキ」「ブラザー・サン・シスター・ムーン」などの映画音楽を担当しましたが、いずれも美しいメロディが印象的な曲です。

2017年1月22日 (日)

今日の音楽 1月22日 交響曲第4番(グラズノフ) ;Music for today Jan.22 Symphony No.4(Glazunov)

グラズノフの交響曲第4番変ホ長調op.48は1894年1月22日にリムスキー=コルサコフの指揮でサンクトペテルブルクで初演されました。

当時のロシアでは、ロシアの民族性を前面に打ち出すロシア五人組の国民楽派と、ルービンシュタイン兄弟やチャイコフスキーのモスクワ楽派の2つの大きな流れがありました。グラズノフはロシア五人組の直系でありながら、西欧音楽を取り入れた独自の路線を歩んでいきます。また、印象派やストラヴィンスキーなどの新しい音楽を嫌い、いわば民族的ロマン主義のような音楽を貫いています。

こういった音楽の歴史の本流から逸れた作曲家だったこともあってか、グラズノフの日本での評価はかなり低いような気がします。

交響曲第4番は、グラズノフが単純な国民楽派と訣別をした転換点の曲です。3楽章構成で緩徐楽章が欠落していますが、全体的には哀愁深い表情豊かな曲になっています。

2017年1月21日 (土)

今日の音楽 1月21日 美しい五月 ;Music for today Jan.21 Oh Lovely May!

ヨハン・シュトラウス二世のワルツ「おお、美しい五月」op.375は1875年1月21日にエドゥワルト・シュトラウスの指揮で初演されました。

「おお、美しい五月」はシュトラウスのオペレッタ「メトゥザレム王子」から取ったワルツです。
流麗な響きのする曲で、第1ワルツは第3幕の二重唱から取られたものです。

2017年1月20日 (金)

今日の音楽 1月20日 弦楽四重奏曲第6番(バルトーク) ;Music for today Jan.20 String Quartet No.6(Bartok)

バルトークの弦楽四重奏曲第6番は1941年1月20日にコーリッシュ弦楽四重奏団の演奏でニューヨークで初演されました。

バルトーク最後の弦楽四重奏曲で、古典的な4楽章の構成になっています。全楽章はメスト(悲しげに)という共通主題によって統一感を持たされています。

これは第二次大戦に向かう不穏な雰囲気を象徴していてヴァイオリン協奏曲第2番の初演の際に独奏ヴァイオリンを演奏したセーケイの委嘱により作曲をはじめたものです。大戦が勃発してバルトークはアメリカに亡命したためセーケイはバルトークとの連絡を閉ざされてしまい初演の機会を失ってしまいました。結局、初演はセーケイの知らない内にアメリカで初演されたという曲です。

2017年1月19日 (木)

今日の音楽 1月19日 チェロソナタ第1番(フォーレ) ;Music for today Jan.19 Violincello sonata No.1(Faure)

フォーレのチェロ・ソナタ第1番ニ短調op.109は1918年1月19日にエッキングのチェロ、コルトーのピアノで国民音楽協会の演奏会で初演されました。

後期の作品でフォーレとしては珍しく激しい曲想で密度の濃い作品という特徴を持っているため、演奏者からは第2番が好まれているそうです。確かに第1楽章はフォーレらしからぬ響きではありますが、終楽章まで聞くと頷けるところもあります。

2017年1月18日 (水)

今日の音楽 1月18日 ヴァイオリン協奏曲第1番(ラロ) ; Music for today Jan.18 Violin concerto No.(Lalo)

ラロのヴァイオリン協奏曲第1番ヘ長調op.20 は1874年1月18日にサラサーテの独奏でパリで初演されました。

ラロのヴァイオリン独奏とオーケストラのための曲といえば、ラロの代表曲であるスペイン交響曲を想起しますが、スペイン交響曲を作曲する直前にラロは、スペイン交響曲同様ヴァイオリンのヴィルトーゾ サラサーテのためにヴァイオリン協奏曲を作曲しています。

それが、このヴァイオリン協奏曲第1番です。第1番といっても、第2番はスペイン交響曲という名前で有名になっており、その後作曲されたヴァイオリンとオーケストラのための曲はロシア協奏曲やノルウェー幻想曲という題名になっているため、実質的には1曲だけのヴァイオリン協奏曲となっています。

ラロは1845年頃から作曲活動をしていましたが、成功に恵まれず一時は筆を絶ったりもしましたが、この第1番の協奏曲が成功し、その後立て続けにスペイン交響曲、チェロ協奏曲という後世に残る名作を生みだすきっかけとなった曲です。

5楽章のスペイン交響曲のような冒険はしておらず、古典的な3楽章の作品ですが、祖先がバスク人であったラロらしい情緒を伺える曲です。

2017年1月17日 (火)

今日の音楽 1月17日 よろこびのポルカ ;Music for today Jan.17 Freudengruss-Polka

ヨハン・シュトラウス二世の「よろこびのポルカ」op.127は1853年1月17日に初演されました。

ポルカ・フランセーズですが、優雅というよりは、元気イッパイという感じ。喜びですからね・・・

2017年1月16日 (月)

今日の音楽 1月16日 交響曲第7番(モーツァルト) ;Music for today Jan.16 Symphony No.7(Mozart)

モーツァルトの交響曲第7番ニ長調K.45は1768年1月16日にウィーンで作曲されました。

早熟のモーツァルトの11歳の時の作品。モーツァルト親子は前年からウィーンに滞在していましたが、天然痘の流行があってオルモウツに疎開していて、ウィーンに戻ってから作曲した作品です。

モーツァルトが交響曲に初めてティンパニとトランペットを使用した作品。構成は4楽章で各楽章とも複雑なものではありませんが、11歳の時の作品ですからねぇ・・・

2017年1月15日 (日)

今日の音楽 1月15日 チェロ協奏曲第2番(カバレフスキー) ;Music for today Jan.15 Violincello concerto No.2(Kabalevsky)

カバレフスキーのチェロ協奏曲第2番ハ短調op.77は、シャフランのチェロ独奏、カバレフスキー指揮レニングラード・フィルの演奏で初演されました。

カバレフスキーといえば、道化師を筆頭に20世紀後半の作曲家としては親しみ易い音楽を連想しますが、このチェロ協奏曲はかなり難解か内容になっています。規模も非常に大きく3楽章の構成ですが、全てアタッカで接続されています。

2017年1月14日 (土)

今日の音楽 1月14日 メタボール ;Music for today Jan14 Metaboles

デュティユのメタボールは1965年1月14日にセル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏で初演されました。

クリーヴランド管弦楽団の40周年記念作品で、生命体が変態していく事を意味する作品で5つの部分に分かれた変奏曲になっています。ただしはっきりしたメロディは無く響きが変遷していくように構築されています。

2017年1月13日 (金)

今日の音楽 1月13日 土俗的三連画 ;Music for today Jan.13 Triptyque Aborigène

伊福部昭の土俗的三連画は1939年1月13日に小船幸次郎指揮新交響楽団の演奏で初演されました。

伊福部昭は大学を卒業後北海道の厚岸森林事務所に勤務しながら作曲活動をしていました。そのとき、来日していた作曲家チェレブニンに師事し横浜で1ヶ月の間作曲を学び、厚岸での生活を題材にした「土俗的三連画」を献呈しました。

第1楽章 同郷の女たち 厚岸の女の逞しさを表現した激しいリズムの音楽で Tempo di JIMKUUというアイヌのリズムパターンを指すテンポ表記の曲です。
第2楽章 ティンベ 厚岸にある岬の名前。陰旋法が使われる寂しげな曲。
第3楽章 パッカイ アイヌの踊り。独特のリズムを持つ曲。

2017年1月12日 (木)

今日の音楽 1月12日 即興曲第4番(フォーレ) ; Music for today Jan.12 Impromptu No.4(Faure)

フォーレの即興曲第4番変ニ長調op.91は、1907年1月12日にリスレの独奏で初演されました。

フォーレの5曲あるピアノのための即興曲の4番目の曲です。第1番から第3番までは1881年から1883年までの初期の作品ですが、第4番は、それより20年以上の時を経た作品です。即興曲の中では最も規模が大きく技巧的にも難解で複雑に絡み合った作品です。

2017年1月11日 (水)

今日の音楽 1月11日 ピアノのために ;Music for today Jan.11 For the piano

ドビュッシーのピアノのためにL.95は1902年1月11日にリカルド・ビニェスの演奏で初演されました。

典型的な組曲の形式を持つドビュッシー中期の曲です。古典的なタイトルを持つ曲ですが、ドビュッシーの世界をしっかりと現出させた作品となっています。プレリュード、サラバンド、トッカータの3曲からなっています。

2017年1月10日 (火)

今日の音楽 1月10日 キス・ワルツ ;Music for today Jan.10 Kuss-Walzer

ヨハン・シュトラウス二世のキス・ワルツop.400は、1882年1月10日に宮廷舞踏会で初演されました。

前年に初演されたオペレッタ「愉快な戦争」のメロディを用いて作曲したワルツです。献呈されたのはシュトラウスの25歳年下の妻アンゲリカです。が、この年の内に2人は離婚する事になるのですが・・・

特にキスとか愛情表現のような音楽ではないので、そういう点を期待して聴かないようにお願いします。

2017年1月 9日 (月)

今日の音楽 1月9日 ピアノ協奏曲第4番(ヴィラ=ロボス) ;Music for today Jan.9 Piano concerto No.4(Villa-Lobos)

ヴィラ=ロボスのピアノ協奏曲第4番は1953年1月9日に初演されました。

ヴィラ=ロボスは5曲のピアノ協奏曲を作曲していますが、全てパリ留学から戻り、世界的な名声を博してから依頼されて作曲したものです。

そのためかブラジル風バッハのようなブラジルに根ざした強烈な音楽より洗練された曲が多いようです。
ラフマニノフのような雰囲気が漂う曲です。

2017年1月 8日 (日)

今日の音楽 1月8日 ドナウの精 ;Music for today Jan.8 Danube Mermaid

ヨハン・シュトラウス二世のワルツ「ドナウの精」op.427は1888年1月8日に楽友協会のエドワルトシュトラウスの日曜コンサートで初演されました。

世界の東西を問わず、川には様々な伝説があります。ライン川のローレライ伝説が最も有名ですが、ウィーンを流れるドナウ川にも伝説があります。「わすれな草」の伝説が最も有名ですが、この「ドナウの精」は別のお話。

「シンプリツィウス」というオペレッタの中のワルツを独立させた曲です。

2017年1月 7日 (土)

今日の音楽 1月7日 ピアノ協奏曲第3番(チャイコフスキー) ;Music for today Jan.7 Piano concerto No.3(Tchaikovsky)

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第3番は、完成していた第1楽章のみが遺作として1895年1月7日にサンクトペテルブルクで初演されました。

チャイコフスキー最晩年、「人生」というタイトルの交響曲を構想していましたが、結局破棄してピアノ協奏曲とする事にしたようです。残念ながら完成の前に亡くなってしまい第1楽章だけが残されました。

第2楽章、第3楽章は断片的なスケッチが残っていますが、この曲全体がどのようなものとして考えられていたかもよくわかっていません。作品自体はチャイコフスキーらしいロマンチシズムに溢れたものですが、結局は断片ですので、どこを目指したものかがよくわからないという事もあり、評価は低いものになっています。

2017年1月 6日 (金)

今日の音楽 1月6日 ふたりの愛ランド ;Music for today Jan.6 Futarino Island

ミュージシャンのチャゲは1958年1月6日に北九州市で生まれました。

大学在学中の1978年、高校時代の友人飛鳥涼に誘われてヤマハの第15回ポプコンの福岡予選に別々に出場し、チャゲはグランプリを受賞し九州大会への出場権を獲得、飛鳥は最優秀歌唱賞を受賞。九州大会は、プロデューサーからの勧めでデュエットで出場して優秀曲賞を受賞しました。

翌年の第16回ポプコン予選には、チャゲ&飛鳥で出場(7人編成のバンドでしたが)し、つま恋本選に進み入賞を果たしました。第17回も本選でグランプリを目指しましたが入賞に終わりました。しかしながら、プロデューサーの目にとまり、2人のデュエットという条件でプロ・デビューをする事になり、バンドは解散しました。

1979年「ひとり咲き」でデビューし、その後はソロ活動も並行しながら"Say Yes"などの大ヒット曲の数々を生んできましたが、飛鳥の薬物問題で現在はチャゲ&飛鳥の活動は止まっていて、ソロ活動がメインとなっています。

チャゲのソロ活動のひとつ、石川優子とのデュエット「ふたりの愛ランド」はJALの沖縄キャンペーンソングとしてヒットした曲。すでにシンデレラ・サマーでトップ・アーティストになっていた石川優子とのデュエットで、普段はチャゲ&飛鳥では主要曲ではボーカルを取れなかったチャゲの歌唱力が認められるようになりました。

2017年1月 5日 (木)

今日の音楽 1月5日 クラリネットとバセットホルンのためのコンツェルトシュテュック第1番 ;Music for today Jan.5 Konzertstück für Klarinette und Bassetthorn

メンデルスゾーンのクラリネットとバセットホルンのためのコンツェルトシュテュック第1番ヘ短調op.113は1833年1月5日にベルリンで初演されました。

バセットホルンは、クラリネット属の古楽器でシングルリードの木管楽器です。クラリネットより大きく、暗めの深い音色を持っています。モーツァルトの時代にフリーメイソン仲間で、シュタドラーというバセットホルンの名手がいた為に、モーツァルトの作品の中にはバセットホルンが使われた曲も少なくありません。

有名なクラリネット協奏曲も当初はバセットホルンのために作られる予定だったようですし、レクイエム、グランパルティータなどにもクラリネットではなくてバセットホルンが指定されています。但し現在はクラリネットで代用されることが殆どですけど。

メンデルスゾーンのクラリネットとバセットホルンのためのコンツェルトシュテュックは2曲ありますが、2曲ともウェーバーが多くのクラリネット曲を作曲するきっかけとなったクラリネット奏者ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンと息子でクラリネットやバセットホルン奏者のカール・ベールマン親子のために作曲されました。

クラリネットとバセットホルンという2つの楽器の音色を聞き比べるのにぴったりの曲ですが、残念ながら2本のクラリネットで演奏する事も多いようです。

2017年1月 4日 (水)

今日の音楽 1月4日 トイレの神様 ;Music for today Jan.4 Toire no Kamisama

歌手植村花菜は、1983年1月4日に兵庫県川西市で生まれました。

ギターの弾き語りでストリート・ミュージシャンとして活動していた植村花菜の転機は2002年のストリート・ミュージシャングランプリの受賞でした。

2004年にプロ・デビューしましたが、CDはあまり売れず。契約打ち切り間際の2010年に亡き祖母との想い出を歌った「トイレの神様」がヒットしオリコン1位を獲得しています。約10分という長さの曲でその後小説や絵本、テレビドラマにもなっています。

2017年1月 3日 (火)

今日の音楽 1月3日 虹色の湖 ;Music for today Jan.3 Nijiirono Muzuumi

歌手、女優の中村晃子は1948年1月3日に千葉県習志野市で生まれました。

1963年高校在学中にミス・エールフランスコンテストで準ミスになって映画の世界に入りましたが、パッとせず、1965年には歌手デビュー。1967年に7枚目のシングル「虹色の湖」が80万枚を売上る大ヒットとなりました。当時はグループサウンズの全盛期で、女性ソロ・シンガーの曲としては異例のヒットでした。

その後も女優、歌手として活動を続けましたがこれを超えるヒットはありませんでした。声優としてはTVドラマ「チャーリーズ・エンジェルズ」でファラ・フォーセットが演じたジル・マンロウの吹替えを担当した事が知られています。

2017年1月 2日 (月)

今日の音楽 1月2日 スピットファイア前奏曲とフーガ ;Music for today Jan.2 Spitfire Prelude and Fugue

ウォルトンのスピットファイア前奏曲とフーガは1943年1月2日にリヴァプールのフィルハーモニー・ホールで、ウォルトン指揮リヴァプール・フィルの演奏で初演されました。

ウォルトンは20世紀イギリスを代表する作曲家のひとりです。作品は古典音楽やロマン派音楽の系譜を継いだものです。「スピットファイア」は同名の映画の音楽で、非常に高い評価を得たために演奏会用の編曲が施されました。前奏曲は、映画のオープニングクレジットの音楽で中間部には、スピットファイアの設計者が夜に帰宅する場面を描写するヴァイオリンソロが使われています。

その後フーガを形成し、クライマックスを迎えます。

2017年1月 1日 (日)

今日の音楽 1月1日 フォルティシモ ;Music for today Jan.1 fortsissimo

HOUND DOGの大友康平は1956年1月1日に宮城県塩竈市で生まれました。

色々と揉め事はあるようですが、私と同世代のロックンロール・バンドといえばハウンド・ドッグです。
まだ20代の頃、仕事の関係で仙台で生演奏を聞いたのが初めてのハウンド・ドッグとの出逢い。当時はまだデビューしたばかりで、それまで仙台中心の活動を主体としていたため、中央での知名度はまだまだだったと思いますが、仙台ではスーパー・バンドだったので熱狂的なステージでした。

フォルティシモはカップヌードルのCMに起用されてヒットした曲。今でも人気の高い曲のひとつです。

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