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2016年11月30日 (水)

今日の音楽 11月30日 チェロ協奏曲(ハチャトゥリアン) ;Music for today Nov.30 Cello concerto(khachaturian)

ハチャトゥリアンのチェロ協奏曲ホ短調は1946年11月30日にクヌシェヴィツキーのチェロ、ガウクの指揮でモスクワ音楽院大ホールで初演されました。

ハチャトゥリアンは3つの協奏曲を残しています。ヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲はハチャトゥリアンらしい民族的なメロディと激しいリズムともつ作品で人気が高いのですが、このチェロ協奏曲は、珍しく内省的な作品のため演奏機会はぐっと減ります。その為に、後に作曲されたチェロと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディの方が人気が高くなっています。

しかしながら、華やかな見せ場もあり逆に魅力的な作品かもしれません。

2016年11月29日 (火)

今日の音楽 11月29日 弦楽四重奏曲第9番(シューベルト) ;Music for today Nov.29 String Quartet No.9(Schubert)

シューベルトの弦楽四重奏曲第9番ト短調D.173は、1863年11月29日に公開初演されました。

シューベルトの作品くは、生前に公式に演奏されず死後かなりの時間が経ってから陽の目を見たものが少なくありません。

交響曲に至っては全曲生きている間に演奏された記録が残されていません。この第9番の弦楽四重奏曲も死後の初演になっています。調性はモーツァルトが短調の作品を書く時に好んだト短調ですが、この曲は悲壮感漂うものではありません。第1楽章を聴いてもそういう感じはしません。

但し、構成力に若干問題あるシューベルトの曲らしく冗長に感じ、30分以内の作品なのですが50分ぐらいの長い曲に感じます。

2016年11月28日 (月)

今日の音楽 11月28日 時をかける少女 ;Music for today Nov.28 Toki wo kakeru shoujo

女優で歌手の原田知世は1967年11月28日に長崎で生まれました。

1982年に角川・東映のオーディションで合格し15歳で芸能界入りしテレビドラマの「セーラー服と機関銃」「ねらわれた学園」に主演しました。翌年の映画「時をかける少女」でスクリーン・デビュー。薬師丸ひろ子、渡辺典子と共に角川三人娘と呼ばれるようになり、「愛情物語」「天国に一番近い島」「早春物語」に主演しています。また、角川作品では主演が主題歌も歌うという慣例で、それぞれの主題歌も歌っています。

1986年に角川事務所から独立し、1987年に主演したホイチョイ・プロダクションの「私をスキーに連れて行って」に主演し大ヒットし、社会現象としてスキー・ブームを作り出しています。

その後もコンスタントに活躍すると同時に歌手としても活動を続け、そのピュアな雰囲気が今でもファンを惹きつけています。

映画デビュー作の「時をかける少女」は、筒井康隆作のSFドラマで1972年にはNHK少年ドラマシリーズで「タイム・トラベラー」というタイトルで放映されました。その後映画化が4回、テレビドラマも数回という例を見ないほど映像化されたものです。原田知世主演の「時をかける少女」は、「転校生」「さびしんぼ」と共に大林宣彦監督の尾道三部作の2作目。松任谷由実作詞作曲の主題歌は60万枚に迫るヒット曲となりました。

2016年11月27日 (日)

今日の音楽 11月27日 13管楽器のためのセレナード ;Music for today Nov.27 Serenade for 13 Blass instruments

リヒャルト・シュトラウスの13管楽器のためのセレナード 変ホ長調op.7は1882年11月27日にヴュルナー指揮ドレスデン宮廷管弦楽団員によって初演されました。

リヒャルト・シュトラウスの初期の作品で、モーツァルトのグラン・パルティータ(セレナード第10番)を強く意識した作品です。編成は、モーツァルトのグラン・パルティータと比べるとバセットホルンがフルートに変わっています。まだ18歳だったシュトラウスは、この曲で高名な指揮者のハンス・フォン・ビューローに認められる事になりました。

単一楽章の古典的なソナタ形式の曲で、メンデルスゾーンやブラームスの影響も窺う事ができます。

2016年11月26日 (土)

今日の音楽 11月26日 交響曲第3番(シマノフスキー) ;Music for today Nov.26 Symphony No.3(Szymanowski)

シマノフスキーの交響曲第3番「夜の歌」op.27は1921年11月26日に初演されました。

シマノフスキーの第2期(印象派の影響を濃く受けている時期)を代表する作品のひとつです。単一楽章の声楽つき合唱交響曲で実質的にはカンタータです。無調的な響き、印象主義的な情緒に豪華絢爛なオーケストレーションによる神秘的かつ官能的な曲です。

2016年11月25日 (金)

今日の音楽 11月25日 ピアノ協奏曲第3番(サン=サーンス) ;Music for today Nov.25 Piano concerto No.3(Saint-saens)

サン=サーンスのピアノ協奏曲第3番変ホ長調op.29は、1869年11月25日にサン=サーンスのピアノ独奏、ライネッケ指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏で初演されました。

サン=サーンスのピアノ協奏曲といえば第5番のキラキラした音色がとても好きなのですが、この第3番は第2楽章に斬新な和音が使われているおかげもあってか、人気はあまり高いものではありませんが、音楽的には、やっぱりサン=サーンスらしいキラキラしたピアノ音色が楽しめます。

2016年11月24日 (木)

今日の音楽 11月24日 チェロ・ソナタ第2番(ブラームス) ; Music for today Nov.24 Violincello Sonata No.2(Brahms)

ブラームスのチェロ・ソナタ第2番ヘ長調op.99は、1886年11月24日に初演されました。

第1番のチェロ・ソナタから21年を経過したブラームスの後期に入った頃の作品です。友人である詩人のヴィトマンの勧めで避暑に来たスイスで作曲したもので、ヴァイオリン・ソナタ第2番やピアノ三重奏曲第3番もこの頃に作曲されています。ヴィトマン自身がチェロを演奏するという事が、チェロ・ソナタの作曲の動機となったようです。

4つの楽章からできていて、第1番より規模の大きなものになっています。情熱的でもその中に憂いを含んでいるというブラームスの作風が発揮されている曲になっています。

2016年11月23日 (水)

今日の音楽 11月23日 序曲「ポリュークト」 ;Music for today Nov.23 Polyeucte, overture

デュカスの序曲「ポリュークト」は1892年11月23日にパリでラムルー管弦楽団の演奏会で初演されました。

デュカスが初期に作曲した演奏会用序曲でキリスト教への信仰と異教徒の娘との恋の間で悩みながら、最後に信仰を選んで殉教するローマ人ポリュークトを描く17世紀フランスの劇作家コルネイユの原作に基づく作品。

2つの主題に基づく変奏曲の形式をとり5つの部分から構成されています。信仰を描いた作品らしく荘厳な曲です。

2016年11月22日 (火)

今日の音楽 11月22日 主題と変奏(メシアン) ;Music for today Nov.22 Theme and variations(Messiaen)

メシアンの主題と変奏は1932年11月22日に初演されました。

メシアン初期のヴァイオリンとピアノのための小品です。最初の妻であったヴァイオリニストのデルボスと結婚した時の贈り物として作った曲です。初演時はデルボスのヴァイオリンとメシアンのピアノでした。

まだ神秘主義に走る前の親しみやすい曲ですが、ペダルを多用して幻想的な響きを出した曲です。

2016年11月21日 (月)

今日の音楽 11月21日 おもちゃのチャチャチャ ;Music for today Nov.21 Omocha no Cha-Cha-Cha

作曲家越部信義は2014年11月21日に脳梗塞と肺炎の合併症で81歳で亡くなりました。

1957年東京芸大を卒業後、三木鶏郎に誘われてクリエーター集団冗談工房に入りました。そこで、主にNHKの「おかあさんといっしょ」で歌われる曲やアニメソングを作曲しました

代表的な作品は、童謡では「朝一番早いのは」など、アニメの主題歌では「鉄人28号」「パーマン」「マッハGoGoGO」「みなしごハッチ」などがあります。

「おもちゃのチャチャチャ」ではレコード大賞の童謡賞を受賞した曲で、作詞が野坂昭如です。

2016年11月20日 (日)

今日の音楽 11月20日 交響譚詩 ;Music for today Nov.20 Ballata sinfonica

伊福部昭の交響譚詩は1943年11月20日に日比谷公会堂で山田一雄指揮東京交響楽団の演奏で初演されました。

交響譚詩は、伊福部昭の代表作のひとつです。放射線障害で病死した兄の追悼のために作曲され日本ビクターの管弦楽懸賞応募に応募して第1位となりレコード化され、そのレコードは文部大臣賞を受賞しました。編成は2管編成ですが、フルート、オーボエ、クラリネットの第2奏者は、それぞれピッコロ、コール・アングレ、バス・クラリネットに持ち替えとなっています。戦時中で、演奏者が足りなかったため3管編成に出来なかった事情があったようです。

2つの楽章からできていて、第1譚詩、第2譚詩という呼称が使われている。伊福部らしい日本の旋法が使われていますが第1譚詩では教会旋法が駆使され、第2譚詩では日本狂詩曲の第1楽章が転用されています。

2016年11月19日 (土)

今日の音楽 11月19日 ピアノ協奏曲第1番(ウェーバー) ;Music for today Nov.19 Piano concerto No.1(Weber)

ウェーバーのピアノ協奏曲第1番ハ長調op.11は、1810年11月19日にマンハイムで、ウェーバー自身の独奏で初演されました。

ウェーバーは古典派からロマン派への移行期の作曲家で一般的には前期ロマン派とされる作曲家です。特に歌劇の世界では、モーツァルトからはじまるドイツオペラの系譜をワーグナーに引き継ぐジングシュピールの作曲家として重要な地位を占めています。

オペラ以外のウェーバーの器楽曲はあまり聞かれることがありませんが、モーツァルトの音楽の延長線上にあるもので、作品もコンパクトなものが多いです。ピアノ協奏曲第1番はカデンツァもないロマン派のヴィルトーゾ向け協奏曲とは一線を画す古典派寄りの曲です。

2016年11月18日 (金)

今日の音楽 11月18日 ピアノ・ソナタ第5番(スクリャービン) ;Music for today Nov.18 Piano Sonata No.5(Scriabin)

スクリャービンのピアノ・ソナタ第5番op.53は1908年11月18日にモスクワで初演されました。

スクリャービンのピアノソナタはこの曲以降すべて単一楽章となりました。ロ長調からはじまり変ホ長調で終わっていますが、途中調性のあやふやなパッセージもあり神秘和音の時代への過渡期的作品です。スクリャービンのピアノソナタは第9番の「黒ミサ」を筆頭に技巧的な難曲ばかりで、この曲も演奏が難しい曲ですが、それでも比較的演奏される機会が多い曲です。

2016年11月17日 (木)

今日の音楽 11月17日 フリーメイソンのための葬送行進曲 ;Music for today Nov.17 Maurerische Trauermusik

モーツァルトのフリーメイソンのための葬送行進曲ハ短調K.477(479a)は1785年11月17日に初演されました。

モーツァルトは1784年に秘密結社フリーメイソンに加入しました。それ以降はモーツァルトの作品にフリーメイソンの影が見え隠れするようにもなりますし、フリーメイソンのための音楽も数多く作曲しています。

フリーメイソンのための葬送行進曲は、フリーメイソンの会員でもあったメクレンブルク=シュトレーリッツ公家の公子ゲオルク・アウグストとフランツ・エステルハージ公の死を悼んで作曲され、その告別式で初演されたものです。

グレゴリオ聖歌や教会音楽の要素を使った静謐な音楽です。

2016年11月16日 (水)

今日の音楽 11月16日 いとも気高き幻想 ;Music for today Nov.16 Nobilissima visione

ドイツの作曲家パウル・ヒンデミットは1895年11月16日にハーナウで生まれました

フランクフルトで、ヴァイオリンと作曲を学びヴァイオリン奏者を経て作曲活動も活発に行いました。1934年に代表作の「画家マチス」を作曲しましたが、当時のナチスの意に沿った作品でなかったため退廃的であるとの烙印を押され弾圧を受けるようになりました。いわゆるヒンデミット事件です。その後スイス、アメリカと亡命して活動を続けました。作風は初期はロマン主義的傾向でしたが、後に新古典主義、即物主義へと変わっています。

「いとも気高き幻想」は元はアッシジのフランチェスコを題材としたバレエ音楽で、1938年に管弦楽組曲に改組しています。

組曲は、導入部とロンド、行進曲とパストラーレ、パッサカリアの3曲からできています。

2016年11月15日 (火)

今日の音楽 11月15日 弦楽四重奏曲第15番(ショスタコーヴィチ) ;Music for today Nov.15 String quartet No.15(Shostakovich)

ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第15番は1974年11月15日にレニングラードでタネーエフ四重奏団によって初演されました。

ショスタコーヴィチの作曲した最後の弦楽四重奏曲です。楽章は6つありますが、全てアダージョ。一部を除いて変ホ短調・・・ということは♭6つ・・・ファの音以外は全部半音下がるという恐怖の曲です。それぞれの楽章にはタイトルがついており、同じアダージョでも趣の異なる音楽になっています。第1楽章からエレジー、セレナード、間奏曲、ノクターン、葬送行進曲そしてエピローグ。

シューベルトの「死と乙女」のモチーフが使われたりもしています。最後にふさわしい名曲ですよ。

2016年11月14日 (月)

今日の音楽 11月14日 ヴァレンシアの寡婦組曲 ;Music for today Nov.14 Suite"The Valencian Widow"

ハチャトゥリアンの劇音楽「ヴァレンシアの寡婦」は1940年11月14日にモスクワで初演されました。

スペインの劇作家ロペ・デ・ベガが17世紀初頭に書いた同名の戯曲のソ連での上演のために作曲されたものです。スペインのバレンシアに住む美しい未亡人レオナルダを手に入れようとする2人の男が策をめぐらせるが、最後にレオナルダが選んだのは別の男だったという他愛も無いお話。

1952年に演奏会用の組曲としてイントロダクション、セレナーデ、歌、こっけいな踊り、間奏曲、舞曲の6曲を選んで編曲しています。まあ、劇の内容のように明るく楽しくという曲です。

吹奏楽版ですが・・・

2016年11月13日 (日)

今日の音楽 11月13日 ブーベの恋人 ;Music for today Nov.13 La ragazza di Bube

映画音楽の作曲家カルロ・ルスティケッリは2004年11月13日に亡くなりました。

1950年代から約50年の間に250本以上の映画音楽を作曲したイタリアを代表する映画音楽作曲家のひとりです。ローマの音楽学校を卒業し、当初はクラシック音楽の作曲家をめざしていましたが、映画監督のピエトロ・ジェルミの勧めで本格的に映画音楽の道に進むことになりました。

ピエトロ・ジェルミとは「鉄道員」「わらの男」「刑事」「アルフレード アルフレード」など数多くの名作を協働しています。「ブーベの恋人」は1963年公開の映画で主役のクラウディア・カルディナーレが歌ったタイトル・ソングはルスティケッリ自身が作詞もしている曲。今では映画音楽のスタンダードになっています。

2016年11月12日 (土)

今日の音楽 11月12日 弦楽四重奏曲第14番(ショスタコーヴィチ) ; Music for today Nov.12 String Quartet No.14(Shostakovich)

ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調op.142は1973年11月12日にベートーヴェン弦楽四重奏団の演奏でレニングラードで初演されました。

第11番以降では唯一の長調の作品で、比較的明るい曲想になっています。また、第15番のように全楽章アダージョというわけではありませんが、第12番以降の特徴として速いテンポの楽章を持っていません。3つの楽章で出来ていて、第1楽章と、第3楽章のはじめがアレグレットになっていますが、決してテンポの速い音楽ではありません。

2016年11月11日 (金)

今日の音楽 11月11日 メモリー ;Music for today Nov.11 Memory

劇団「四季」によるミュージカル「キャッツ」の日本初演は1983年11月11日、新宿の仮設の「キャッツシアター」で行われました。

学生劇団からスタートした劇団「四季」は1971年に越路吹雪主演のミュージカル「アプローズ」のヒットから路線をミュージカル劇団に転換して、様々なミュージカルを手がけてノウハウを蓄積。1979年のコーラスラインの成功から、ロングランのやりにくい劇場との契約体系に限界を感じて自前の劇場を模索し始めました。

1983年に西新宿の都有地の空き地を借り受けてテントの仮設劇場を作って上演したのが「キャッツ」でした。1年のロングランとなった「キャッツ」は大ヒットして1985年には大阪で仮設劇場を設置し3ヶ月の公演を行いました。そういう意味でも、この「キャッツ」は日本のミュージカルの一大転換点となる作品と言えるでしょう。

その「キャッツ」の代表曲が「メモリー」で、今でもミュージカルを代表するスタンダード曲として多くの歌手に歌われています。

2016年11月10日 (木)

今日の音楽 11月10日 交響詩「英雄の嘆き」 ;Music for today Nov.10 Héroïde funèbre

リストの交響詩「英雄の嘆き」S.102は1857年11月10日に初演されました。

リストの8番目の交響詩です。フランスの7月革命の理想を盛り込んだ作品で、元々革命交響曲の第1楽章となるものであったとも言われています。特定の英雄を表す標題音楽ではなく、革命で命を落とした者を悼む葬送と戦いで傷ついた勇敢な人々を讃え、嘆く曲です。その為に、はじめと前半部分及び終わりには葬送行進曲が、後半は劇的な内容の音楽になっています。

2016年11月 9日 (水)

今日の音楽 11月9日 悲しみのジェット・プレーン ;Music for today Nov.9 Leaving on a Jet Plane

歌手マリー・トラヴァースは1936年11月9日にケンタッキー州で生まれました。

1955年にまだ高校生だったマリー・トラヴァースはピート・シーガーのレコードのバック・コーラスのザ・ソング・スワッパーズに参加。ピート・シーガーとは4枚のアルバムを発売しました。

1961年にピーター・ポール&マリーを結成し「天使のハンマー」が大ヒット。その後「パフ」「風に吹かれて」などのヒットを飛ばして1970年に解散し、マリーはソロ活動をスタートしました。2005年に白血病を発症し骨髄移植をしましたが、化学療法の合併症で2009年9月16日に72歳で亡くなっています。

「悲しみのジェット・プレーン」は、まだ売れていない頃のジョン・デンバーの作品。ジョン・デンバーが自費制作したアルバムに収められていた曲(当時の原題は Babe, I hate to go)を気に入って、1967年のPP&Mのアルバム「Album 1700」に入れましたが当時は話題になりませんでした。

1969年にシングルとして発売されると、全米1位にまで上がる大ヒットを記録。ジョン・デンバーもこの年に初のアルバムを発売する事になります。

内容は恋人を置いて飛行機で去っていかなければならない男の後ろ髪を引かれる思いを歌った、ちょっと女々しい感じの歌詞です(笑)

2016年11月 8日 (火)

今日の音楽 11月8日 クラリネットのための3つの小品 ;Music for today Nov.8 Three Pieces for Clarinet

ストラヴィンスキーのクラリネットのための3つの小品は1919年11月8日にデオモン・アレグラの独奏クラリネットによってローザンヌ音楽院で初演されました。

1918年に初演した「兵士の物語」の公演を援助したスイス人のパトロン ラインハルトのために作曲したもので、初演は勿論ラインハルト主催のコンサートでした。

3曲とも1分程度の短い曲で兵士の物語の雰囲気を引き摺った曲です。

2016年11月 7日 (月)

今日の音楽 11月7日 南国のバラ ;Music for today Nov.7 Rosen aus dem Süden

ヨハン・シュトラウス二世のワルツ「南国のバラ」op.388は、1880年11月7日に弟エドゥワルト・シュトラウス指揮のシュトラウス管弦楽団の演奏で、ウィーン楽友協会で初演されました。

10月1日に初演した「女王のレースのハンカチーフ」を見たイタリア国王ウンベルト一世が、この曲を非常に気に入ったという話を聞いたシュトラウスが、この中からいくつかのモチーフを取ってメドレー形式のワルツにしたものが「南国のバラ」です。

憂いを含んだ最初のワルツからはじまり4つのワルツが次々と登場します。多くの作曲家に愛され有名なところではシェーンベルクが室内合奏ように編曲しています。

2016年11月 6日 (日)

今日の音楽 11月6日 ヴァイオリン協奏曲(ヴォーン=ウィリアムズ) ;Music for today Nov.6 Violin concerto(Vaughn=Williams)

ヴォーン=ウィリアムズのヴァイオリン協奏曲ニ短調はイェリー・ダラーニのヴァイオリン独奏、バーナード指揮ロンドン室内管弦楽団の演奏で1925年11月6日に初演されました。

ハンガリー出身のヴァイオリニスト イェリー・ダラーニのために作曲された曲で、ヴァイオリン独奏と弦楽合奏という簡素な編成によるものです。新古典主義的な曲で、作曲当初はコンチェルト・アカデミコというタイトルが付けられていました。

2016年11月 5日 (土)

今日の音楽 11月5日 フレンズ ;Music for today Nov.5 Friends

RebeccaのヴォーカルとしてしられるミュージシャンのNOKKOは1963年11月5日に埼玉県浦和市(現さいたま市)で生まれました。

1984年に結成されたRebeccaは当初はロックバンド色が強かったものの、翌年のメンバー入れ替えからポップス色の強いグループとなりました。

「フレンズ」は1985年に発売された4枚目のシングルで、初の大ヒット曲となりました。1990年に活動を休止し翌年解散。その後Nokkoはソロ活動を開始し、ソングライターとしても活躍しています。

2016年11月 4日 (金)

今日の音楽 11月4日 田園組曲 ;Music for today Nov.4 Suite Pastrale

シャブリエの田園組曲は1888年11月4日に初演されました。

シャブリエ自身のピアノ作品「10の絵画風小品」の中から牧歌、村の踊り、木陰で、スケルツォ・ヴァルスの4曲を選んで管弦楽編曲した組曲です。シャブリエらしい明るい曲調と華やかなオーケストレーションが楽しめます。

2016年11月 3日 (木)

今日の音楽 11月3日 冬のライオン ;Music for today Nov.3 The Lion in Winter

映画音楽の作曲家ジョン・バリーは1933年11月3日にイギリスで生まれました。

ジョン・バリーと言えばまず思い浮かべるのが007ですね。1962年の007ドクター・ノーから1987年のリヴィング・デイライツまで007の音楽を担当しました。(一部除く)

それ以外でも「真夜中のカーボーイ」「クイーン・メリー /愛と悲しみの生涯」「フォロー・ミー」「ダブ」など多くの映画音楽を担当しアカデミー賞を5回受賞しています。

「冬のライオン」は1968年の作品で12世紀イングランドのヘンリ2世の家族間の葛藤、権力争いを描いた映画でピーター・オトゥール、キャサリーン・ヘップバーンが主演したものです。この作品でジョン・バリーは初のアカデミー作曲賞を受賞しています。

2016年11月 2日 (水)

今日の音楽 11月2日 山の娘 ;Music for today Nov.2 Haugtussa

グリーグの歌曲集「山の娘」op.67は1899年11月2日にエヴァ・ナンセンの独唱でクリスチャニアで初演されました。

ノルウェーの詩人アルネ・ガルボリの連作詩集「山の精」から8つを選んで歌曲集としたものです。
1.歌う(誘惑)・・・何者かによる山の精への呼びかけ
2.ヴェスモレイ(乙女)・・・主人公の娘の描写
3.ブルーベリーの丘・・・丘の斜面で、熊などの動物が来ることを想像。
4.逢引き・・・娘と恋人の出会い
5.愛・・・娘が恋心を歌う
6.子ヤギの踊り
7.悪い日・・・恋人に裏切られた哀しみ
8.イェレットの小川・・・娘が「眠らせてくれ」と頼む歌

2016年11月 1日 (火)

今日の音楽 11月1日 太陽がくれた季節 ;Music for today Nov.1 Taiyo ga kureta kisetsu

歌手、タレントの西口久美子は1950年11月1日に東京で生まれました。

当初は女子のダンスグループに所属してテレビなどに出演していましたが、1971年に3人組の青い三角定規を結成。1972年にテレビドラマ「飛び出せ青春」の主題歌「太陽がくれた季節」が100万枚を超える大ヒットとなりレコード大賞の新人賞を獲得しました。青い三角定規はメンバーの方向性の違いでわずか1年後の1973年に解散。偉大なる一発屋となりました。

その後は西口久美子はソロ歌手やタレントとして現在まで活動を続けています。

「太陽がくれた季節」は、前奏の冒頭からsus4(サスペンデッド・フォース)という未解決和音を使う事で、最初からワクワク感を出して本編へと導いています。

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