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2016年7月31日 (日)

今日の音楽 7月31日 ビューティフル・サンディ ;Music for today Jul.31 Beautiful Sunday

シンガー・ソングライターの ダニエル・ブーンは1942年7月31日にイギリスのバーミンガムで生まれました。

1972年に発売した「ビューディフル・サンディ」が大ヒットし、日本でも田中星児がカバーして人気に拍車をかけましたが一発屋でした。本国のイギリスでは、「行かないで!パパ」のカバーがヒットしたそうです。

曲がヒットするきっかけというのは、ホンの些細なところにあることが多いのですが、この曲は「ハァ ハァ ハァ」というフレーズが無ければヒットしなかったような気がします。

2016年7月30日 (土)

今日の音楽 7月30日 フィガロ・ポルカ ;Music for today Jul.30 Figaro Polka

ヨハン・シュトラウス二世のフィガロ・ポルカop.320は、1867年7月30日にパリで初演されました。

この曲はモーツァルトの「フィガロの結婚」とは直接は無関係。1826年に発行されたフランスの最も古い新聞「フィガロ」のために作曲されたものです。もっとも、この新聞の名前は、「フィガロの結婚」の主役フィガロから命名されたものだそうですが。。

2016年7月29日 (金)

今日の音楽 7月29日 恋のおもかげ ; Music for today Jul. The Look of Love from Casino Royale

イギリスの俳優 デヴィッド・ニーヴンは1983年7月29日に筋萎縮性側索硬化症で亡くなりました。

ロンドン出身の俳優で洒落た髭が特徴。都会的な人物の役柄が多い俳優でした。1953年に「月蒼くして」でゴールデン・グローブの主演男優賞を獲得し1956年の「八十日間世界一周」では誇り高き英国人のフォッグ、1958年には「悲しみよこんにちは」で裕福なプレイボーイのレイモンドを演じました。同じ年の「旅路」ではポロック大佐を演じてアカデミー主演男優賞を獲得しました。その後も「北京の55日」「ピンクの豹」など数々の映画で活躍しました。

イアン・フレミング原作の「007/カジノロワイヤル」のパロディ映画「007カジノロワイヤル」では引退したジェームズ・ボンドを演じました。この作品の主題歌がダスティン・スプリングフィールドの歌った「恋のおもかげ」です。

2016年7月28日 (木)

今日の音楽 7月28日 幻想曲(フォーレ) ; Music for today Jul..28 Fantasy(Faure)

フォーレのフルートとピアノのための幻想曲op.79は1998年7月28日に初演されました。

前半は緩やかな哀愁を帯びた曲で、後半に活発になって盛り上がっていくという内容。コンクールの課題曲などにも使われている曲です。

2016年7月27日 (水)

今日の音楽 7月27日 オリエンタル ;Music for today Jul.27 Oriental

作曲家グラナドスは1867年7月27日にスペインのリレダで生まれました。

グラナドスはバルセロナとパリでピアノを学び、1889年にバルセロナに戻って作曲家、ピアニストとして活動を始めました。
1892年からピアノのためのスペイン舞曲を数回にわたって出版。その後代表作「ゴイエスカス」を1916年アメリカで初演して成功を収めました。

その帰途、リバプール経由の客船「サセックス」がドイツの魚雷の攻撃を受けて沈没し、一旦は救命艇に乗ったものの妻を助けるべく海に飛び込み、そのまま行方不明となり48年という短い生涯を閉じました。

「オリエンタル」はスペイン舞曲第2集の2曲目。通しでは5曲目にあたる曲です。とても物悲しい曲です。

2016年7月26日 (火)

今日の音楽 7月26日 運がよけりゃ ; Music for today Jul.26 With A Little Bit Of Luck

劇作家バーナード・ショウは1856年7月26日にアイルランドで生まれました。

バーナード・ショウは劇作家以外にも、文学者、評論家、教育家、政治家、ジャーナリストなど広範囲の分野で活躍した人物です。イギリス近代演劇の確立者として94歳で没するまでに53本もの戯曲を作り1925年にノーベル文学賞を受賞しています。

53本の戯曲の中でも最も人気の高い作品が「ピグマリオン」でしょう。「ピグマリオン」はギリシア神話に登場するキプロスの王の名前で、彼は現実の女性に失望して自らの理想の女性ガラテアの彫刻をつくり、やがてその彫刻を愛するようになってしまいます。そして、この戯曲を翻案してミュージカルとして作られたのが「マイ・フェア・レディ」です。

ヒギンズ教授が、ロンドンの貧民の女性であるイライザを自らの理想の貴婦人に仕立て上げるが、イライザは自立した女性になっていくという話。「踊り明かして」「君住む街角」など数々の魅力的なナンバーが歌われます。「運がよけりゃ」はイライザの父親アルフレッドが歌う曲。アルフレッドは貧しい中産階級だが誇り高いなかなかユニークな人物でした。

2016年7月25日 (月)

今日の音楽 7月25日 東京ラプソディ ; Music for today Jul.25 Tokyo Rhapsodi

作曲家古賀政男は1978年7月25日に亡くなりました。

古賀政男は昭和初期から活躍した作曲家で「丘をこえて」「影を慕いて」など数多くの歌謡曲を作曲し、日本の音楽界の発展に貢献し、国民栄誉賞を受賞しています。

「東京ラプソディ」は藤山一郎が歌い、後にこの曲を元に映画も作られました。銀座、神田、浅草、新宿といった東京を代表する地名が歌いこまれ、A+Bの形式の曲。A部分は短調でB部分が突然長調になるという転換の新鮮さも魅力のひとつでしょう。

2016年7月24日 (日)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会 終わりました その2

もう終わって一週間経ちますが忘れないうちに・・・

後半はブリテンのシンプル・シンフォニーとバーンスタインのウェストサイド物語のシンフォニックダンスです。シンフォニック・ダンスがメインの曲としては短い、だけど管楽器の負担を考えるともう1曲は難しい。という事で、弦楽合奏曲を演奏する事になりました。アンコール以外でプログラムに弦楽合奏曲を入れるのは1999年の第8回定期のリュートのための古風な舞曲とアリア第3番(レスピーギ)以来です。

結果としては、シンプルシンフォニーは最も出来が良くなかったかなぁと思います。ウチのオケの弦楽器の欠点と私が感じている 短くあるべき音が長い という欠点がモロに出ていたように感じます。チャイコフスキーのセレナーデやリュートの為の・・・のような曲はまだ良いのですが、古典的な音が求められる今回のような曲では例えテンポよく演奏できても、歯切れが悪くて折角のテンポ感を殺してしまっていると思います。残念ながら完全には克服できていなかったように思います。

シンフォニックダンスは、現代曲とは言ってもミュージカルの曲なので変拍子とか無調とかの要素が殆ど無いのですが、普段慣れていないジャズやスウィング、マンボ、チャチャチャなどの要素に慣れるまでが大変でした。それでも本番近くになったら体が自然にリズムを奏でられるようになって、それなりの恰好はついたのではないかと思います。この曲に慣れるまでを引っ張ってくれたのが、ブラスバンドも経験している金管楽器の人たちでした。彼らがいなければもう少し時間がかかっていたかもしれません。とにかく、譜面には八分音符がただ並んでいるだけでもスイングして弾かなければならなかったり、フィンガースナップやシャウトなど初経験のものを自分自身が楽しめました。

アンコールは、同じウェストサイドストーリーの「トゥナイト」を弦楽合奏+打楽器にアレンジしたもの。そしてオマケで、もう一回シンフォニック・ダンスの中の「マンボ」を演奏しました。アンコールのマンボは「Mambo!」のシャウトの時に立ち上がれる奏者は立ち上がる・・というお約束。立って演奏している我々コントラバスは当日のステージリハーサルの直前までどうするかを皆で考えた結果、楽器を1回転させる事にしました・・・聴いているお客様にも楽しんでもらえたかな?

今回はバラエティに富んだプログラムと練習環境の変化もあってとても大変でしたが楽しめた演奏会でした。皆は次回来年の春目指してしばしの充電。私は、10月末の高校OBオケへと切り替えです。

今日の音楽 7月24日 愛の風船 ;Music for today Jul.24 Ai no Fusen

作曲家大中恩は1924年7月24日に東京で生まれました。

「椰子の実」の作曲で知られる大中寅二の子供で、子供の頃から音楽に親しみ東京音楽学校の作曲家を卒業して本格的な作曲活動に入りました。大中寅二が教会の合唱指揮者として活躍していた影響もあって、特に合唱曲の分野を中心に活動。数々の合唱曲を作曲すると同時に合唱団コールMegを立ち上げました。

「愛の風船」は代表作のひとつで、作詞は中村千栄子です。「音楽会のあとに」「風の中のあなたと私」「沈黙の幸せ」「母のように」「ことばってすてきなもの」「風船屋さんになりたい むすめ」の6曲からなる女声三部合唱曲で、内容も音楽自体も比較的平易な親しみ易いメロディからなる曲です。

2016年7月23日 (土)

今日の音楽 7月23日 ソナタト短調(D.スカルラッティ) ;Music for today Jul.23 Sonata G-minor(D.scarratti)

作曲家 ドミニコ・スカルラッティは1757年7月23日に亡くなりました。

主に鍵盤音楽の曲を多く残したドミニコ・スカルラッティはバルバラ王女のための555曲の練習曲などチェンバロの曲が主たる作品です。
ト短調のソナタL499は単一楽章の曲で「猫のフーガ」という通称で呼ばれています。これはスカルラッティの愛猫プルチネッラは音に興味があり鍵盤の上を歩く事を習慣としており、この猫の即興演奏からモチーフを取ってフーガにしたという伝説を元に19世紀頃から言われるようになったそうです。

2016年7月22日 (金)

今日の音楽 7月22日 トランスアクツィオン ; Music for today Jul.22 Transaktionen

ウィンナ・ワルツを代表する作曲家ヨゼフ・シュトラウスは1870年7月22日に42歳の若さで亡くなりました。

ワルツ王ヨハン・シュトラウス二世の弟で、元々音楽家になるつもりはなく技術系の専門学校を経て技師として仕事をしていたヨゼフは、体調を崩したヨハンの代役として26歳の時にヨハンの楽団の指揮を行うことになりました。同時にワルツ「最初で最後」というヨゼフの気持ちを表した曲を作曲しています。

その後技師に戻りましたが、再びヨハンが体調を崩し、最終的に技師を辞めて職業音楽家としての道を歩む事になりました。亡くなるまでの短い間に300曲もの作品を残し、兄ヨハンからは音楽性は自分より上と言わしめたヨゼフの作品は華やかさには欠けるもののデリケートで美しい作品が多いです。

トランスアクツィオンは「商取引」「示談」「和解」という意味の言葉。作品の由来は明らかではありませんがヨゼフの代表作のひとつです。

2016年7月21日 (木)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会 終わりました その1

演奏会は、何とか無事に終わりました。ご来場頂いた方々、ありがとうございました。

今回の演奏会は、練習環境の変化、今まで取り上げた事の無いジャズやラテン音楽の要素を取り込んだバーンスタインの曲、普段はトレーナーをやっていただいているヴァイオリニストの戸澤哲夫氏との初単独共演と言った変革の演奏会でした。

ボロディンの歌劇「イゴーリ公」序曲は、実は個人的には殆ど聴いた事が無かった曲で、選曲の際も今まで演奏した事のある「中央アジアの草原にて」(Allegrettoという比較的ゆっくりしたテンポにもかかわらず四分音符より細かい音符が無く、音域も一番高い音がミ という、私が演奏した中で最も簡単・・・というと怒られますが・・・な曲)や「ダッタン人の踊り」(動きがあるのが8小節だけで、後は殆ど小節の頭でリズムをとるだけ)という2曲のボロディンの曲から、簡単な曲と思っていましたが、とっても難しい曲でした。その理由は・・・実はこのオペラは未完に終わったものをリムスキー=コルサコフやグラズノフといった後輩が後で完成させたのですが、序曲に関してはボロディンがピアノで簡単な構想を弾いたのを聞いて、そこからグラズノフが完成させたものだったからです。殆どグラズノフが作曲したと言っても過言ではない・・・後で知りました。

コンチェルトというのは、どうしても主役がソリストに行ってしまい、オーケストラが脇役みたいに見られるので、自分でお金を払って参加しているアマチュア・オーケストラの団員は、どうせ演奏するならコンチェルトじゃない方が良いと思っています・・・・と思うかもしれませんが、実はコンチェルト大好きな団員はかなり多いんじゃないかな。私もコンチェルトを演奏する事はとっても好きです。ソリストの謝礼を支払わなければならなくて経費が増える事と、オーケストラの編成が小さ目で特にロマン派以前の曲の場合トロンボーン、チューバが殆ど登場しないなどの理由が、取り上げられる機会が少なめな理由でしょう。
しかも今回はソリストの戸澤先生には5年以上前からトレーナーをやってもらっているという恵まれた条件での演奏でした。何が良かったって、普通はソリスト合わせは本番の1週間ぐらい前から2回程度。それまでは仮想ソリストで練習するのですが、いざソリストが来て合わせたところ、ソリストの弾きたい音楽とかなり違っていて修正を余儀なくされる事も少なくないわけです。ところが、戸澤先生がトレーナーで数回の練習を見に来てくれていたので、ソリストのやりたい音楽は仮想ソリストの練習の間に浸透して行って、戸澤先生がソリスト合わせで来てからの大きな修正は必要なし。
そんなわけで、今回のチャイコフスキーの協奏曲は今まで演奏した協奏曲の中でも最高の出来だったと思います。

長くなったので、to be continued

今日の音楽 7月21日 好きになってよかった ;Music for today Jul.21 Sukini natte yokatta

歌手加藤いずみは1968年7月21日に愛媛県松山市で生まれました。

1991年にアルバム「テグジュペリ」でデビューし、1993年にテレビドラマ「悪魔のKISS」の挿入歌に採用された「好きになってよかった」がヒットし脚光を浴びるようになりました。2005年に結婚、2007年に出産をして第一線からは退きましたが、小田和正や松任谷由実のバックコーラスを務めるなど活動は続けています。

2016年7月20日 (水)

今日の音楽 7月20日 ロックン・ロール・シンガー ;Music for today Jul.20 I'm just a singer(in a rock'n roll band)

イギリスのロック・バンド ムーディー・ブルースのジョン・ロッジは1945年7月20日に生まれています。

ムーディー・ブルースは1964年デビューというロック黎明期から活躍したグループです。当初はR&B系のバンドとして活動しており1965年には「ゴー・ナウ」が全英1位、全米10位のヒットとなりました。1966年にデニー・レインなど2名が脱退した後加入したのが、ジョン・ロッジとジャスティン・ヘイワードです。その頃からシンセサイザーなどの電子楽器を駆使したプログレッシヴ・バンドに変わっていきました。1960年代でオーケストラとの共演など前衛的なグループとして新しいスタイルを築きました。

1967年に発売した「サテンの夜」は全米2位になる大ヒットとなり、その後もメンバーチェンジをしながら現在も活動中というロックの歴史の証人のひとつで、ヴォーカリスト、ベーシストとしてジョン・ロッジもいまだ健在です。

ロックンロール・シンガーは1972年に発表したアルバム「セヴン・ソジャーン」の中からシングル化された曲。アルバムは全米1位になっています。

2016年7月19日 (火)

今日の音楽 7月19日 大地讃頌 ; Music for today Jul.19 Daichi Sansho

詩人、作詞家の大木惇夫は1977年7月19日に亡くなりました。

1895年広島で生まれた大木惇夫は文学を志し20才の時に上京し博文館で働きながら文学活動を行っていましたが同棲していた女性の結核の療養のため仕事をやめて小田原に移転し、文筆活動に専念。当時小田原に住んでいた北原白秋と知り合い白秋らが編集する「詩と音楽」創刊号に詩を発表しました。

戦争中は国家の要請で愛国的な詩作を行っていたため戦後戦争協力者として文壇から疎外され、校歌などの作詞程度の仕事しかできなかったそうです。

1962年に日本ビクターからの依頼で作詞したカンタータ「土の歌」は、「農夫と土」「祖国の土」「死の灰」「もぐたもち」「天地の怒り」「地上の祈り」「大地讃頌」の7曲からなり、特に終曲の「大地讃頌」は卒業式などでも取り上げられる有名な曲です。大地への限りない讃歌で、大地を人間の母として讃えているという内容から卒業式で歌われるようになったのでしょう。

2016年7月18日 (月)

今日の音楽 7月18日 妖精コマネチのテーマ ;Music for today Jun.18 Nadia's theme

1976年7月18日ルーマニアの体操選手ナディア・コマネチがモントリオール・オリンピックでオリンピック史上初めて10点満点を出しました。

コマネチは6歳の時から英才教育を受けて9歳でルーマニアのジュニア選手権で優勝。その後は数々の大会でタイトルを手にしました。1976年3月にニューヨークで行われたアメリカスカップの跳馬で初の10点満点を出し、その後のモントリオール・オリンピックでは段違い平行棒と平均台で10点満点を出し個人総合優勝も獲得しました。

コマネチは純白のレオタードと可憐な容姿から「白い妖精」と呼ばれるようになりました。
アメリカのABCがオリンピックでコマネチが登場するときに使用した「妖精コマネチのテーマ」は、このために作曲されたわけではなく、映画「動物と子供たちの詩」の中の'Cotton's Dream"という曲でしたが、「コマネチのテーマ」として知られるようになりました。

2016年7月17日 (日)

今日の音楽 7月17日 みかん ; Music for today Jul.17 Mikan

女優大竹しのぶは1957年7月17日に東京で生まれました。

大竹しのぶは1973年の映画「ボクは女学生」のヒロインの公募に合格し芸能界デビューを果たし、映画「青春の門筑豊篇」とNHKの朝ドラ「水色の時」で注目されるようになりました。その後は演技派女優として数多くの映画、ドラマに出演しています。

そんな大竹しのぶが歌手としてデビューをしたのが「みかん」です。

2016年7月16日 (土)

今日の音楽 7月16日 無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番(イザイ) ; Music for today Jul.16 Sonata for Violin Solo No.2

ベルギーのヴァイオリニストで作曲家のウジェーヌ・イザイは1858年7月16日にリエージュで生まれました。

リエージュ音楽院でヴィエニャフスキー、ヴュータンに師事しヴァイオリンを学び、ヴァイオリンのヴィルトーゾとして活躍。フランクのヴァイオリン・ソナタ、ショーソンの詩曲などがイザイのために作曲されました。

また、作曲家としても作品を残していますが、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを意識した、無伴奏ヴァイオリンソナタを6曲作曲しています。この全ての曲は自分以外のヴァイオリニストのために作曲しています。第2番は、ジャック・ティボーのための作曲され、グレゴリオ聖歌の「怒りの日」が循環主題として使われています。また、各楽章にタイトルがつけられています。第1楽章から「妄執」「憂鬱」「影たちの踊り」「復讐の女神たち」です。

2016年7月15日 (金)

今日の音楽 7月15日 スカイ・ハイ ; Music for today Jul.15 Sky High

プロレスラー ミル・マスカラスは1942年7月15日にメキシコで生まれました。

1970年から80年代にかけて、メキシコのルチャリブレを代表するレスラーとして世界中で活躍。日本でも毎年のように来日し大きな人気を誇っていました。

その、マスカラスの登場テーマ曲がジグソーの「スカイ・ハイ」です。マスカラスが、空中殺法を得意としていたことから選ばれた曲です。ジグソーは1968年から1981年にかけて活躍したイングランドのロック・バンドですが、1975年に全米3位になった「スカイ・ハイ」以外はあまり知られていません。私個人的にはその1年前の"Who do you think you are"(邦題は「恋のあやまち」)も好きだったんですけど。

2016年7月14日 (木)

今日の音楽 7月14日 ひまわり娘 ; Music for today Jl.14 Himawari Musume

7月14日はひまわりの日です。

夏の燦燦と照りつける太陽に向かって咲く、夏の花の代名詞・・・ですが、実は7月14日がひまわりの日とされている理由は、1977年に日本初の気象観測衛星ひまわりの打上げが成功した日だからです。

と言っても打ち上げはアメリカのケネディ宇宙センターでした。日本時間の7月14日19:39に打ち上げられたひまわりは東径140度の静止衛星軌道に達しました。

「ひまわり」はあまりに元気すぎて、なかなか歌として歌われる事が少ないのですが、やっぱり元気娘伊藤咲子のデビュー曲「ひまわり娘」を思い浮かべます。作詞は阿久悠、作曲はイスラエル人のシュキ・レヴィ。とにかく元気イッパイの歌でした。

2016年7月13日 (水)

今日の音楽 7月13日 セカンド・ラヴ ;Music for today Jul.13 Second Love

歌手中森明菜は1965年7月13日に東京都大田区で生まれました。

中森明菜はスター誕生から生まれた1980年代の女性アイドルのトップスターでした。自殺事件を起こしたり私生活では色々ありましたが、現在まで断続的ではありますが活動を継続しており、アイドルから歌姫に成長した姿を見せています。

「セカンド・ラブ」は来生たかお、えつこ兄妹の作詞作曲作品で、中森明菜3枚目にして初のオリコン1位になったバラード曲。中森明菜を語るには欠かせない方向性を決定付けた曲でもあります。

2016年7月12日 (火)

今日の音楽 7月12日 ダンシング・アメリカ ;Music for today Jul.12 Where is Someone to Love Me

アメリカの女優・歌手のシェリル・ラッドは、1951年7月12日にサウス・ダコタで生まれました。

スターを夢見て歌とダンスを勉強し、ハイスクール時代からバンド活動をしていましたが、1976年に、人気テレビドラマ「チャーリーズ・エンジェル」の2期目のオーディションで合格。ファラ・フォーセットが演じていたジル・マンローの後継となる妹役、クリス・マンロー役でブレイクしました。アメリカ人としては背も高くなく(163㎝)健康的なグラマーという事で日本では特に人気を獲得し、サントリーのCMに出演し「ダンス・フォーエバー」や「ダンシング・アメリカ」などがヒット。「ダンシング・アメリカ」は日本ではヒットチャートの20位となるヒットを記録しました。

2016年7月11日 (月)

今日の音楽 7月11日 糸杉と月桂樹 ;Music for today Jul.11 Cyprès et lauriers

サン=サーンスの糸杉と月桂樹は1920年7月11日にモンテカルロで初演されました。

サン=サーンス最晩年のオルガンと管弦楽のための作品です。西洋では糸杉は死や葬送を、月桂樹は栄光を象徴する植物とされていて第一次大戦の犠牲者への鎮魂と勝利の凱歌が表現されています。

第一部が、「糸杉」で悲しみを表現するニ短調でオルガンのみで演奏され、第二部が「月桂樹」でオーケストラが加わったニ長調の明るい壮大な響きの曲です。オルガニストとしても有名だったサン=サーンスですが、オルガンとオーケストラの共演はこの曲と、第3番の交響曲の2曲だけです。

池袋にある芸術劇場は、従来のパイプオルガンに加えてオルガンの接地面が反転すると現れる近代的な音色のパイプオルガンを備えているので、第一部と第二部をこの2種のオルガンで弾き分けるなどという趣向も良いですね。と言っても反転に数分かかるので、現実的には無理か(笑)

2016年7月10日 (日)

今日の音楽 7月10日 伝説曲 ; Music for today Jul.10 Legende

ヴァイオリニスト、作曲家のヴィエニャフスキは1835年7月10日にポーランドで生まれました。

ヴィエニャフスキーは驚異的な技巧と情熱的で華麗な演奏で知られたヴァイオリニストです。8歳でパリ音楽院に入学し13歳の時から演奏活動でヨーロッパ中を回り1880年に44歳の若さでモスクワで客死しました。

作曲家としてもヴァイオリンの曲を作曲しており、2曲のヴァイオリン協奏曲をはじめ、華麗なるポロネーズ、モスクワの想い出などが今でも多くのヴァイオリニストに取り上げられています。

伝説曲もその中のひとつで管弦楽またはピアノ伴奏によるヴァイオリン独奏曲で、娘とヴィエニャフスキーの婚約に反対していた先方の父親が、この曲に感動して婚約を許したという逸話の曲です。叙情性が豊かで物憂げな伴奏で始まり情感豊かな旋律が奏でられる名曲です。

2016年7月 9日 (土)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会のご案内・4

7月17日にティアラ江東大ホールでパイオニア交響楽団第28回定期演奏会が開催されます。
前半が ボロディンの歌劇「イゴーリ公」序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、後半がブリテンのシンプル・シンフォニーとバーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンスです。

最後は、レナード・バーンスタインのミュージカル「ウェストサイド・ストーリー」よりシンフォニック・ダンスです。
「ウェストサイド・ストーリー」は、シェイクスピアの代表作のひとつ「ロミオとジュリエット」をアメリカを舞台にミュージカルに翻案したもので、ブロードウェイ史上最も高い人気の作品のひとつです。音楽を書いたのは、ニューヨーク・フィルハーモニックの指揮者であり、20世紀アメリカの代表的な作曲家の1人レナード・バーンスタイン。

「シンフォニック・ダンス」は、このミュージカルの中の音楽をオーケストラの演奏会用に構成しなおしたものです。8つの曲が切れ目無く演奏されます。
第1曲 プロローグ  増四度の悪魔の音程と呼ばれる3つの音から始まる。メロディはサックスによるスウィング。ここはキャンディードの序曲と同じ拍を超えた展開。一昨年キャンディードを演奏した経験が生かされていて戸惑いは全くありませんでした。一番難しいのが実はフィンガー・スナップで、個人練習では最もたくさん練習しました(笑)
それと後半は完全なジャズ。豆が潰れるほどピチカートを弾かされます。エレキベースが欲しい~
第2曲 サムウェア ミュージカルの中でも最も美しく人気の高い曲。ヴィオラソロでメロディが始まりますが、コントラバスは見せ場は殆どありません。
第3曲 スケルツォ 映画ではカットされた小編成の可愛らしい曲。現実逃避の曲だそうですが、この曲もコントラバスは殆ど登場しません。
第4曲 マンボ 最も有名な曲。マンボはキューバのダンス音楽でルンバにジャズの要素を加えたものがベースになっています。普段オーケストラでは見られない打楽器が大活躍。その他にも、普段オーケストラで登場しないモノが出てきます。
第5曲 チャチャ おもちゃのチャチャチャでも知られるキューバ起源のダンス音楽。マンボから発展したものですが、マンボと違ってエレガントな音楽です。
第6曲 出会いの場面~クール~フーガ 4本のヴァイオリンソロの短い出会いの場面のあとは、クール。ここは作曲者のスウィングの指示がありますが、譜面はごく普通に書いてあります。これを演奏者がスウィングして弾くわけです。この後フーガになって、この曲の最も難しい、しかし最も魅力的な音楽になります。ジャズ・バンドでもないフル・オーケストラで、このスウィングの雰囲気を出せるかどうかは、演奏の巧拙を超えて音楽をしている、という実感がわく場面です。
第7曲 決闘 パンチの一発一発が音楽している曲です。もっともワイルドな音楽は静かなフィナーレの前のクライマックスです。
第8曲 フィナーレ サムウェアの音楽が回想されて静かに音楽を閉じます。

こんな内容で、今まで演奏会で弾いてきた数々の曲とは全く違うジャズの要素タップリの曲。青筋立てて真面目な顔して弾いても、聞いている方も楽しくはない曲でしょう。演奏する我々も、前日の練習までは真剣な顔して必死に弾く練習をしますが、最後は楽しく見せる工夫も加えて練習しようと思っています。

今回は、チャイコフスキーのコンチェルトや、ウェストサイド、弦楽合奏曲というバラエティに富んだプログラムですが、練習は結構大変でした。練習環境が大きく変わって今までに比べて練習時間は十分ではなく、デキはまだまだというところですが、楽しめる演奏会を目指して技術的にも最後までレベルアップ!

今日の音楽 7月9日 カンタータ105番; Music for today Jul.9 Cantata No.105

バッハのカンタータ第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ」BWV105は1723年7月9日に初演されました。

三位一体節後第9日曜日のために作曲された曲で前奏曲とフーガの形式の合唱にはじまりレシタティーヴ、アリア、レシタティーヴ、アリアと繰り返し最後はコラールで終わっています。

2016年7月 8日 (金)

今日の音楽 7月8日 たなばたさま ; Music for today Jul.8 Tanabata sama

作曲家下総皖一は1962年7月8日に亡くなりました。

1920年に東京音楽学校を首席で卒業し、ドイツに留学してヒンデミットに師事しました。その後は芸大の教授として音楽教育者として活動し、團伊久磨、佐藤真、芥川也寸志などを育てました。

純音楽作品も多く作曲しましたが童謡・唱歌も数多く残しました。1日ずれてしまいましたが、たなばたさまも下総皖一の作曲になるものです。

2016年7月 7日 (木)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会のご案内・3

7月17日にティアラ江東大ホールでパイオニア交響楽団第28回定期演奏会が開催されます。
前半が ボロディンの歌劇「イゴーリ公」序曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、後半がブリテンのシンプル・シンフォニーとバーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」のシンフォニック・ダンスです。

今日は3曲目のブリテン作曲シンプルシンフォニーをご紹介します。ブリテンといえば「青少年のための管弦楽入門」の作曲家としては知られていますが、一般的には日本ではそれ程馴染みのある作曲家では無いようです。しかしながらイギリスでは20世紀を代表する作曲家として広く愛好されている作曲家です。日本の音楽史教育では、どうしてもドイツ・フランス系の音楽に重点が置かれてしまい、また、ロシアやスペイン、チェコ、ハンガリーなどの民族主義的音楽は紹介されますが、イギリスの音楽のように民族色の薄い音楽は素通りされてしまっていて、イギリスの音楽は馴染みが薄くなってしまっているようです。

シンプル・シンフォニーはブリテンがまだ王立音楽大学在学中に作曲されたものです。弦楽合奏或いは弦楽四重奏で演奏されます。実はこの曲の原曲はブリテンが10歳から13歳ぐらいまでに作曲したピアノ曲を元にしているという事で、ブリテンの天才ぶりがわかります。聴けば聴くほど面白さがわかる名曲です。

第1楽章は「騒がしいブーレ」。ブーレは17世紀に始まった2拍子の舞曲でバロック時代には多くの作品が作曲されました。強烈な序奏ではじまる主題部とそこから派生したゆったりとした中間部からなります。
第2楽章は「おどけたピチカート」。速度指定はPresto possibile(可能な限り速く)。終止ピチカートの楽章で、中間部は少しテンポを落として堂々たるメロディに変わります。
第3楽章は「感傷的なサラバンド」。3拍子の荘重な舞曲でバロック時代の代表的な舞曲。中間部のメロディは非常に美しく物悲しい曲ですが最後は激しさも見せるドラマチックな楽章です。
第4楽章は「陽気なフィナーレ」。原題のFrolicsomeには「ふざけて飛び跳ねる」という意味もある非常にテンポの速い楽章。とにかくスピード感にあふれる楽章です。

今日の音楽 7月7日 リュッケルトの詩による5つの歌 ; Music for today Jul.7 Fünf Lieder nach Rückert

作曲家グスタフ・マーラーは1860年7月7日にボヘミアで生まれました。

若い時期から指揮者としては歴史に残る成功していたマーラーですが、作曲家としてはなかなか認められず、結局20世紀の半ば過ぎにようやく認められるようになり、1971年の映画「ベニスに死す」で交響曲第5番のアダージェットが使われてブームが巻き起こされたわけです。

マーラーといえば、もう一つの分野歌曲を忘れてはいけません。19世紀ドイツの詩人フリードリヒ・リュッケルトの詩には多くの作曲家が曲をつけていますが、マーラーは「亡き子をしのぶ歌」と「5つの歌」を作曲しています。

5つの歌は、元々ピアノ伴奏による歌曲で「私の歌を覗き見しないで」「私は仄かな香りを吸い込んだ」「私はこの世に捨てられて」「真夜中に」「美しさゆえに愛するのなら」の5曲からなります。その内「美しさゆえに愛するのなら」を除く4曲はオーケストレーションしています。

2016年7月 6日 (水)

今日の音楽 7月6日 いつか誰かが殺される ;Music for today Jul.6 Isuka Darekaga Korosareru

映画監督 崔洋一は1949年7月6日に長野県佐久市で生まれました。

崔洋一は写真学校を中退後照明の助手として映画界に入り、小道具を経て演出部に入り「愛のコリーダ」などの助監督を務め1981年に「プロハンター」で監督デビューをしました。

1993年に「月はどっちに出ている」でブルーリボン賞などを獲得、2005年は「血と骨」で日本アカデミー賞の最優秀監督賞と最優秀脚本賞を受賞しました。

「いつか誰かが殺される」は赤川治郎原作のサスペンスで1984年公開。主題歌は主演の渡辺典子が歌っています。(You Tubeありませんでした)

2016年7月 5日 (火)

今日の音楽 7月5日 美女と野獣(オーリック) ; Music for today Jul.5 La Belle et la bête(Auric)

フランスの詩人、戯曲家のジャン・コクトーは1889年7月5日にパリ近郊で生まれました。

コクトーは、詩人、小説家、戯曲家、評論家として知られているほか、絵画、映画監督、脚本家としても活動した多才な芸術家でした。音楽や舞台芸術関係の知人も多く、バレエのニジンスキー、ディアギレフ、作曲家のストラヴィンスキー、サティ、プーランクなどとも親交を結んでいます。中でもシャンソン歌手のエディット・ピアフとの親交は深く、1963年10月11日にピアフが癌で死去するとそれを知ったコクトーはショックから心臓発作を起こしてピアフを追いかけるように同日に亡くなっています。

コクトーの映画監督としての代表作のひとつが「美女と野獣」です。勿論、現在有名なディズニーのアニメではなく、実写の映画。ジャン・マレー主演で、野獣のメイクはコクトーが日本を訪れた際に見た歌舞伎の鏡獅子からヒントを得たといわれています。音楽はフランス六人組のひとりであるオーリックです。

2016年7月 4日 (月)

今日の音楽 7月4日 桜井の訣別 ; Music for today Jul.4 Sakurai no Ketsubetsu

鎌倉時代末期の武将 楠木正成は1336年7月4日に43歳で自害しました。

後醍醐天皇の側近として鎌倉幕府倒幕で活躍しましたが、後に反旗を翻した足利尊氏と兵庫県の湊川で戦い敗北し自害しました。

南北朝の時代は、南朝に与したとして朝敵扱いとされていましたが、南北朝統一後に名誉を回復されました。明治維新後南朝が正統とされたため、正成は一気に英雄となり、最後まで天皇と共に戦ったとして教科書にも掲載されるようになりました。

正成には正行という息子がおり、湊川へ向かう途中の桜井(大阪)の駅で「自分はこれから尊氏と戦って討ち死にするかもしれないが、後に必ず朝敵を倒すように」と正行を奈良に帰したという逸話が残っています。これが桜井の訣別です。正行は12年後四條畷の戦いで足利軍に破れて亡くなりました。
この桜井の訣別を歌った曲が「青葉繁れる桜井の・・・」で始まる「桜井の訣別」で作詞落合直文、作曲奥山朝恭です。

2016年7月 3日 (日)

今日の音楽 7月3日 忘れじのグローリア ; Music for today Jul.3 Gloria

ミュージシャン ミシェル・ポルナレフは1944年7月3日にフランスで生まれました。

1949年にパリのコンセル・バトワールで学び始めましたが1956年ごろにプレスリーの音楽に接してクラシック音楽への情熱を失っていきます。社会人となってからは仕事は長続きせずヒッピーのような生活をしながたロックン・ロール歌手をめざし、1966年に「ノンノン人形」でデビュー。15万枚を売上、続く「愛の願い」もヒットして、従来のシャンソンと区別するためにフレンチ・ポップスと呼ばれるようになり、それを代表する歌手となっていきました。

その後「渚の思い出」「哀しみの終わる時」「愛の休日」「愛のコレクション」など世界的な大ヒットを連発しての現在も活躍しています。

「忘れじのグローリア」は1973年のヒット曲(フランスでは1970年にヒットしています)で、珍しく自作ではない曲です。作曲したのはリチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」などの作曲をしているポール・ドゥ・センヌヴィルです。

2016年7月 2日 (土)

今日の音楽 7月2日 ドン・ファン(グルック) ; Music for today Jul.2 Don Juan(Gluck)

ドイツの作曲家グルックは1714年7月2日にバイエルン地方エラスバッハで生まれました。

グルックはその後オーストリア、フランスで活躍し、特にオペラの改革者として名を残しました。代表作の「オルフェオとエウリディーチェ」の1年前に作曲されたのがバレエ音楽のドン・ファンです。バレエ音楽と言ってもロマン派以降のものとはかなり異なっておりパントマイム用に書かれた物のようです。

2016年7月 1日 (金)

今日の音楽 7月1日 本日休演 ; Music for today Jul.1 Relâche

作曲家エリック・サティ 1925年7月1日に59歳で肝硬変のために亡くなりました。

フランスの作曲家サティは音楽界の異端児とも言われる変り種の作曲家でした。伝統的な作曲法を無視して独自の世界を進んだ作曲家で、ピアノ曲を中心に舞台音楽、歌曲、室内楽曲などを残しています。

ピアノ曲は「犬のためのぶよぶよした前奏曲」とか「自動記述法」などという奇妙な題名の曲をたくさん残しましたが、バレエ音楽も3曲残しました。その中でも異色の作品が「本日休演」です。

サティの最後の作品で1924年の年末に初演されたバレエで振付、台本が即興で、背景に370枚の鏡が貼られていて殆ど何も見えなかったそうです。

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