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2016年7月21日 (木)

パイオニア交響楽団第28回定期演奏会 終わりました その1

演奏会は、何とか無事に終わりました。ご来場頂いた方々、ありがとうございました。

今回の演奏会は、練習環境の変化、今まで取り上げた事の無いジャズやラテン音楽の要素を取り込んだバーンスタインの曲、普段はトレーナーをやっていただいているヴァイオリニストの戸澤哲夫氏との初単独共演と言った変革の演奏会でした。

ボロディンの歌劇「イゴーリ公」序曲は、実は個人的には殆ど聴いた事が無かった曲で、選曲の際も今まで演奏した事のある「中央アジアの草原にて」(Allegrettoという比較的ゆっくりしたテンポにもかかわらず四分音符より細かい音符が無く、音域も一番高い音がミ という、私が演奏した中で最も簡単・・・というと怒られますが・・・な曲)や「ダッタン人の踊り」(動きがあるのが8小節だけで、後は殆ど小節の頭でリズムをとるだけ)という2曲のボロディンの曲から、簡単な曲と思っていましたが、とっても難しい曲でした。その理由は・・・実はこのオペラは未完に終わったものをリムスキー=コルサコフやグラズノフといった後輩が後で完成させたのですが、序曲に関してはボロディンがピアノで簡単な構想を弾いたのを聞いて、そこからグラズノフが完成させたものだったからです。殆どグラズノフが作曲したと言っても過言ではない・・・後で知りました。

コンチェルトというのは、どうしても主役がソリストに行ってしまい、オーケストラが脇役みたいに見られるので、自分でお金を払って参加しているアマチュア・オーケストラの団員は、どうせ演奏するならコンチェルトじゃない方が良いと思っています・・・・と思うかもしれませんが、実はコンチェルト大好きな団員はかなり多いんじゃないかな。私もコンチェルトを演奏する事はとっても好きです。ソリストの謝礼を支払わなければならなくて経費が増える事と、オーケストラの編成が小さ目で特にロマン派以前の曲の場合トロンボーン、チューバが殆ど登場しないなどの理由が、取り上げられる機会が少なめな理由でしょう。
しかも今回はソリストの戸澤先生には5年以上前からトレーナーをやってもらっているという恵まれた条件での演奏でした。何が良かったって、普通はソリスト合わせは本番の1週間ぐらい前から2回程度。それまでは仮想ソリストで練習するのですが、いざソリストが来て合わせたところ、ソリストの弾きたい音楽とかなり違っていて修正を余儀なくされる事も少なくないわけです。ところが、戸澤先生がトレーナーで数回の練習を見に来てくれていたので、ソリストのやりたい音楽は仮想ソリストの練習の間に浸透して行って、戸澤先生がソリスト合わせで来てからの大きな修正は必要なし。
そんなわけで、今回のチャイコフスキーの協奏曲は今まで演奏した協奏曲の中でも最高の出来だったと思います。

長くなったので、to be continued

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