今日の音楽 6月6日 犬小屋のシュトラウス ; Music for today Jun.6 Strauss in Doghouse
6月6日は楽器の日です。
古来習い事は6歳の6月6日にはじめると上達すると言われていることから、全国楽器協会が1970年に設定したのが楽器の日です。
という事で、今日は私の楽器、コントラバスについて。コントラバスはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと同じく弓を使って弦を擦って音を出す「擦弦楽器」です。クラシック音楽で使われる擦弦楽器は上記の4種類になりますが、バロック以前にはヴィオラ・ダ・ガンバやヴィオラ・ダモーレという楽器もありました。他には胡弓とか馬頭琴などもこれにあたります。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロはヴァイオリン属の楽器ですが、コントラバスだけはヴィオール属に属する楽器です。ヴァイオリン属は五度調弦(隣の弦が五度の関係)ですが、コントラバスはガンバと同じ四度調弦のためヴィオール属に含める事もあるわけです。
元来、メロディを担当する楽器でなく、古典派以前は通奏低音とかチェロの1オクターヴ下で低音の補完という役割を担っていました。それが古典派の後期、ベートーヴェンの最後のあたりから低音の補完以外の役割をするようになっています。それでも、コントラバスのための曲というのは非常に少なく、ましてコントラバスだけのアンサンブル曲というのは皆無に等しいので、コントラバス奏者たちは、編曲によってアンサンブルを楽しんで来ました。
犬小屋のシュトラウスは、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」などをアレンジしてコントラバスの四重奏のためにランズウィックが編曲したものです。
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