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2016年3月31日 (木)

今日の音楽 3月31日 アルテンベルク歌曲集 ; Music for today Mar.31 Altenberg Lieder

ベルクのアルテンベルク歌曲集op.4は1913年3月31日にシェーンベルクの指揮でウィーン楽友協会ホールで初演されました。

アルテンベルク歌曲集は第1曲「心よ、お前は吹雪の後では」、第2曲「君は夕立のあとの森を見たか」、第3曲「君は宇宙の果てに瞑想し」、第4曲「私の心に訪れるものは無く」、第5曲「ここには安らぎがある」の5曲からなる歌曲集です。

ペーター・アルテンベルクは1859年生まれのオーストリアの作家で、年中半ズボンをはいて素足で木のサンダルを履いて歩いたり、人間は高揚すれば空が飛べると信じ込んでいたり、奇行が目立つ人だったようです。そんなアルテンベルクですがウィーンの人からは慕われていたようです。

2016年3月30日 (水)

今日の音楽 3月30日 枯木と太陽の歌; Music for today Mar.30 Kareki to Taiyo no uta

作曲家石井歓は1921年3月30日に東京都下谷区(現台東区)で生まれました。

武蔵野音楽大学卒業、戦後1952年ドイツに留学しオルフに作曲を師事し、帰国後各地の音楽大学で学部長などの要職を勤めました。特に合唱の分野では全日本合唱連盟の理事長をつとめるなど活躍しました。

「風紋」「あすへの足音」などの混声合唱曲が知られていますが、帰国の2年後に作曲された男声合唱組曲「枯木と太陽の歌」は代表曲のひとつです。作詞は中田浩一郎で、このために書き下ろされたものです。強いエネルギーにあふれた男声合唱曲ならではの曲だと思います。

2016年3月29日 (火)

今日の音楽 3月29日 神話(ヴァイオリンとピアノのための3つの詩) ; Music for today Mar.29 Mythes

作曲家シマノフスキーは1937年3月29日に肺結核でローザンヌで亡くなりました。

ポーランドの作曲家シマノフスキーが生きた時代は、ポーランドにとっては激動の時代でした。
生まれた時には、18世紀のポーランド分割によって、ポーランドはロシア、プロシア、オーストリアの3大国によって分割統治されており、シマノフスキーの生まれたティモフシュカはロシアの統治下にありました。

ポーランドの貴族の家に生まれたために十分な音楽教育を受けヨーロッパ各国を旅することもできました。
1917年にロシア革命の中で貴族だったシマノフスキー家はボルシェヴィキにに襲われ没落します。
1918年にポーランドが独立し後にワルシャワ音楽院の院長になっていますが、音楽教育の改革をしようとしたシマノフスキーと旧守派の争いに疲弊して5年で辞任。辞任後はコンサート・ピアニストとして活動をしましたが、ピアノの技量はピアニストとしては不足しており、仕事も減り困窮の内に亡くなっています。

「神話」は文学へ傾倒していたシマノフスキーがギリシャ神話を題材に3つのエピソードで作曲したヴァイオリンとピアノのための曲です。題材としたのは第1曲「アレトゥーサの泉」。河の神アルベイオスが心を寄せた森の精アレトゥーサが、アルベイオスから逃れて島の泉に姿を変えてしまうが、アルベイオスは海底を追いかけ思いを遂げるという話。第2曲は「ナルシス」。ナルシストで有名な川面に映った自分の姿にうっとりして溺れ死んでしまうというお話。第3曲「ドリアードとパン」は木の精ドリアードといたずら物の森の神パンのお話。

これをどう表現しているか聞いてみてください。

2016年3月28日 (月)

今日の音楽 3月28日 君といつまでも ; Music for today Mar.28 Kimi to itsumademo

作詞家、詩人、翻訳家の岩谷時子は1916年3月28日にソウルで生まれました。

1939年神戸女学院大学を卒業後、宝塚歌劇団出版部に入社、機関紙「歌劇」の編集長をつとめました。宝塚に入団した当時15歳の越路吹雪と意気投合し、越路吹雪が退団し歌手として上京する時に宝塚を退社し、東宝文芸部に所属して越路吹雪の付き人として活動しました。その後、岩谷時子が作詞家として成功しても、最後まで自称越路吹雪のマネージャーで通していました。

当初は越路吹雪が歌うシャンソンの訳詩(愛の讃歌、ラストダンスは私に、ろくでなし、サン・トワ・マミー、ケ・サラ等)をやっていましたが、やがてオリジナルの作詞もするようになり、ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」、岸洋子「夜明けの歌」、布施明「貴様と俺」「これが青春だ」、加山雄三「旅人よ」「君といつまでも」、ピンキーとキラーズ「恋の季節」、佐良直美「いいじゃないの幸せならば」など多くのヒット曲を生み出しました。

「君といつまでも」は、作曲 弾厚作(加山雄三のペンネーム)による曲で、間奏の「しあわせだなぁ・・・」のセリフが一世を風靡しました。

2016年3月27日 (日)

今日の音楽 3月27日 4つのスペイン風小品 ; Music for today Mar.27 4 spanish pieces

ファリャのピアノ曲4つのスペイン風小品G37は1909年3月27日に初演されました。

ファリャが民族主義的音楽の作曲家として方向が確立された時期の作品で、アルベニスに献呈されています。アラゴネーサ、クバーナ、モンタニェーサ、アンダルーサの4曲です。

アラゴネーサは北東部アラゴン地方の民族音楽でホタのリズムによる舞踏音楽
クバーナ キューバ風の曲
モンタニェーサ 北部のサンタンデールの民謡を使ったモンターニュ風のゆっくりした曲
アンダルーサ アンダルシア地方の活気ある雰囲気を持つ曲

2016年3月26日 (土)

今日の音楽 3月26日 スター・トレック ; Music for today Mar.26 Startrek

俳優のレナード・ニモイは1931年3月26日にボストンで生まれました。

「屋根の上のヴァイオリン弾き」「オリヴァー!」「王様と私」などミュージカルでも活躍し、テレビや映画にも出演していましたが、何と言っても「スター・トレック」のスポックが当たり役でしょう。地球人とヴァルカン人のハーフという設定で外観上は尖った耳が特徴でした。

ヴァルカン人の特性が感情を外に出さないという事があるため、冗談を言うときも真面目顔というのも特徴でした。

「スター・トレック」の音楽はパピヨン、風とライオン、トワイライト・ゾーンなどのジェリー・ゴールド・スミス。勇ましい行進曲が、ちょっと昔のSF映画という雰囲気を出していました。

2016年3月25日 (金)

今日の音楽 3月25日 エボニー協奏曲 ; Music for today Mar.25 Ebony Concerto

ストラヴィンスキーのエボニー協奏曲は1946年3月25日にウディ・ハーマン楽団によってカーネギー・ホールで初演されました。

ジャズとクラシック音楽の融合といえば、ガーシュウィンが第一人者ですが、ヨーロッパの作曲家の中にもジャズに興味を持ち、自らの音楽にジャズを取り入れた作曲家も少なからずいました。

ラヴェルは、ピアノ協奏曲にブルーノートを持ち込み、ショスタコーヴィチは2曲のジャズ組曲やジャズのスタンダード「Tea for two(二人でお茶を)」をオーケストラ用に「タヒチ・トロット」として編曲、ストラヴィンスキーもこのエボニー協奏曲や11楽器のためのラグタイムを作曲しています。

ストラヴィンスキーのエボニー協奏曲は、特にオーケストラ曲にジャズ要素を持ち込んだものではなくて、ジャズバンド用に書かれた協奏曲で、一応クラリネットをソロ楽器としてはいますが、全体的にはコンチェルト・グロッソのようなバンド内の各楽器のからみに重点が置かれています。

一応、協奏曲の形式である3楽章でかかれていますが、第1楽章はラグ風、第2楽章はブルースで終楽章はルンバなどを取り入れた楽章です。

2016年3月24日 (木)

今日の音楽 3月24日 出逢った頃のように ; Music for today Mar.24 Deatta Korono Youni

歌手持田香織は1978年3月24日に東京都江東区で生まれました。

子供の頃から子役として活動していた持田香織は1996年に三人組のユニットEvery Little ThingとしてCDデビュー。現在でもソロ活動と並行して、Every Little Thingとして活躍しています。

「出逢った頃のように」は5枚目のシングル。5枚目にしてはじめて日本語のタイトル曲となりました。

2016年3月23日 (水)

今日の音楽 3月23日 マンフレッド交響曲 ; Music for today Mar.23 Manfred Symphony

チャイコフスキーのマンフレッド交響曲ロ短調op.58は1886年3月23日にモスクワで初演されました。

バイロンの詩劇「マンフレッド」に基づく標題交響曲で第4番と第5番の間に作曲されました。
「マンフレッド」は、ユングフラウの城郭を舞台にしたマンフレッドと魔女、精霊たちの形而学的対話という難しい内容で、これを音楽化するのは元々はバラキレフの発想でした。バレキレフは自分が扱うには難しいテーマという認識を持っていて、ベルリオーズに作曲を勧めましたが高齢と病気を理由に断られたため、次に白羽の矢が立ったのがチャイコフスキーだったようです。

第1楽章 アルプスの山中を彷徨うマンフレッド、第2楽章 アルプスの妖精、第3楽章 山人の生活、第4楽章 アリマーナの地下宮殿という標題を持っています。

この曲は評価が分かれており、チャイコフスキーの6つの交響曲の中でも特異な存在としての壮大で華麗な作品と評される事もあるが、陳腐でベートーヴェンの戦争交響曲のようにキワモノとしてとらえる人もあるようです。

2016年3月22日 (火)

今日の音楽 3月22日 君よ知るや南の国 ; Music for today Mar.22 Mignon 'Kennst du das Land'

ドイツの文豪ゲーテは1832年3月22日に亡くなりました。

ゲーテが活躍した頃は、音楽の世界では古典派からロマン派へ移り変わっていく時代でした。
音楽界へ与えた影響は多大で、ロマン派以降の多くの作曲家が彼の詩や戯曲を題材にしています。

有名なものだけを列挙すると、

小説
「若きウェルテルの悩み」・・・マスネの歌劇「ウェルテル」
「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」・・・トマ 歌劇「ミニョン」、シューマン ミニョンのためのレクイエム
    ・・・君よ知るや南の国 シューベルト、ヴォルフ
    ・・・ただあこがれを知る者だけが シューベルト
    ・・・竪琴弾きの歌 シューベルト

戯曲
「エグモント」・・・ベートーヴェン 劇音楽「エグモント」
「トルクワト・タッソー」・・・リスト 交響詩「タッソー、悲劇と勝利」
「ファウスト」・・・グノー 歌劇「ファウスト」、リスト「ファウスト交響曲」、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」、シューマン「ゲーテのファウストからの風景」、シューベルト「糸を紡ぐグレートヒェン」「トゥーレの王」、ボイト 歌劇「メフィストフェーレ」、マーラー 交響曲第8番第2部、ムソルグスキー「蚤の歌」

その他詩集からは、シューベルト、ヴォルフをはじめとする作曲家によって多くの名曲が生まれています。

2016年3月21日 (月)

今日の音楽 3月21日 ヴァイオリン・ソナタ(エルガー) ; Music for today Mar.21 Violin Sonata(Elger)

エルガーのヴァイオリン・ソナタ ホ短調op.82は1919年3月21日にW.H.リードのヴァイオリン、ランドン・ロナルドのピアノでロンドンで公開初演されました。

1918年から1919年にかけては、エルガーにとっては室内楽の年だったと言えるでしょう。エルガーの1曲ずつしかないヴァイオリン・ソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲という主要な室内楽曲は全てこの期間に作曲されています。

初演を演奏したW.H.リードはエルガーの長年の友人で、ロンドン交響楽団のコンサートマスターをつとめたヴァイオリニストでした。

2016年3月20日 (日)

今日の音楽 3月20日 告白 ; Music for today Mar.20 Kokuhaku

シンガー・ソングライター 竹内まりやは1955年3月20日に島根県大社町(現出雲市)で生まれました。

1978年に「戻っておいでわたしの時間」でデビューした竹内まりやは、愛くるしいルックスと相まってトップ歌手の仲間入りをしましたが、他人の作った楽曲を歌う事に飽き足らなくなり自ら作詞作曲をするようになりました。この時にアレンジャーとして参画したのが、後に夫となる山下達郎でした。

アイドル歌手としての過密なスケジュールで喉を痛めたこともあり、1981年に一時休業し翌年山下達郎と結婚。作詞作曲家としての活動を開始し河合奈保子に提供した「けんかをやめて」「Invitation」がヒット曲となりました。

1982年に山下のプロデューサーである小杉理宇造が立ち上げたアルファ・ムーンレコードに山下も役員として参加し、記念に一枚というつもりでシングル「もう一度」や、全曲自作曲のアルバム「Variety」をリリースし、それがヒット。

その後は家庭を優先しながら音楽活動を続けています。「告白」は19枚目のシングルで、「シングル・アゲイン」に続く「火曜サスペンス劇場」のテーマ曲。冒頭に電話の着信音が入っているのが印象的です。

2016年3月19日 (土)

今日の音楽 3月19日 弦楽四重奏曲第1番(バルトーク) ; Music for today Mar.19 Strings Quartet No.1(Bartok)

バルトークの弦楽四重奏曲第1番op.7は、1910年3月19日にヴァルトバウエル弦楽四重奏団の演奏によってブダペストで初演されました。

古典派音楽の時代、弦楽四重奏曲は室内楽の重要な分野として多くの作曲家によって手がけられました。弦楽四重奏曲はハイドンによって確立されたと言われており、ハイドン自身も68曲もの作品を生んでいます。モーツァルトは23曲、ベートーヴェンは16曲、ケルビーニ6曲などです。

ロマン派の時代に入るとシューベルトが15曲、ドヴォルザークが14曲を作曲していますが、他の作曲家はあまり作曲していません。ブラームスでさえ3曲に留まり、しかもブラームスの他の室内楽作品に比べると影が薄いと言わざるを得ません。

バルトークはこの弦楽四重奏という分野に再び光を当てた作曲家として知られています。作品数は6曲ですが、どの曲もバルトークの代表作と言えるほどの力の入れ方です。

第1番は、勿論再び弦楽四重奏が脚光を浴びる幕開けの曲です。

2016年3月18日 (金)

今日の音楽 3月18日 音画「サトコ」 ; Music for today Mar.18 Sadko

ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフは1844年3月18日に生まれました。

リムスキー=コルサコフは、自らのオペラから数曲を選んで演奏会で演奏できるように管弦楽用組曲を数多く編曲しています。

「プスコフの娘」「雪娘」「サルタン皇帝の物語による音画」「ムラダ」「パン・ヴォイエオーダ」「クリスマス・イヴ」「金鶏」などです。

この音画「サトコ」は唯一、管弦楽曲が先に作られたものです。1867年の20代前半に作曲されたもので、ロシアに口述で伝わって来た英雄叙事詩を元に作曲したもので1869年と1892年の2回の改訂版もあります。オペラは更に後の1895年から6年にかけて、この音画の曲も使用して作曲されました。

2016年3月17日 (木)

今日の音楽 3月17日 ビリティスの3つの歌 ; Music for today Mar.17  3 Chansons de Bilitis

ドビュッシーのビリティスの3つの歌は、1900年3月17日に初演されました。

「ビリティスの3つの歌」は、フランスの詩人ピエール・ルイスの散文詩集の中から3篇を選んで歌曲集にしたものです。ビリティスは紀元前6世紀のギリシャの詩人で、少女時代から死ぬまでに書かれた詩篇が19世紀に発見されたというルイスの創作です。

3つの歌は、「パンの笛」「髪」「ナイアードの墓」の3曲。ドビュッシーはこのほかに、12篇を選んで付随音楽として器楽曲を作曲しましたが、これは草稿で終わっています。この12篇から6編を選んでピアノ連弾用に編曲したものが6つの古代碑銘です。

2016年3月16日 (水)

今日の音楽 3月16日 序曲「南国にて」 ; Music for today Mar.16 In the South (Alassio)

エルガーの序曲「南国にて」op.50は、1904年3月16日にハレ管弦楽団の演奏で初演されました。

「南国にて」はエルガーが1903年冬から1904年にかけて避寒のために家族と過ごしたイタリアで作曲した演奏会用序曲です。演奏時間20分と比較的長い曲ですが、特に中間部のセレナードが知られており、エルガー自身がこの部分だけを取り出して歌曲「月明かりで」として仕上げています。

南国イタリアを表現する曲らしく、華やかで力強い音楽です。

2016年3月15日 (火)

今日の音楽 3月15日 交響曲第5番「プロメテ-火の詩」 ; Musci for today Mar.15 Symphony No.5"Prometheus: The Poem of Fire"

スクリャービンの交響曲第5番「プロメテ-火の詩」op.60は1911年3月15日にクーセヴィツキの指揮でモスクワで初演されました。

第5番は、スクリャービン最期の交響曲で、オルガンを含む大編成のオーケストラと、ヴォカリーズによる混声合唱とピアノのための作品です。無調で不協和音、スクリャービン特有の神秘和音を多用しています。

きわめて特徴的なのが、色光ピアノという楽器が使われている事でしょう。この楽器?はスクリャービンのために開発され、鍵盤で様々な色彩とその組み合わせの照明を操作するものでしたが、初演当日壊れてしまって使われなかったようです。

今ではMIDI鍵盤と照明装置を組み合わせる事で再現できます。まさに映像の時代に相応しい作品です。が、音楽自体は微分音が使われるなど耳慣れていない人にとっては、気味悪いかもしれませんが・・・

2016年3月14日 (月)

今日の音楽 3月14日 小ミサ・ソレムニス ; Music for today Mar.14 Petite Messe Solennelle

ロッシーニの小ミサ・ソレムニスは1864年3月14日に初演されました。

ロッシーニは1810年 18歳の時に歌劇「結婚手形」で、作曲家としてデビューし、1836年までイタリアを代表する作曲家として活躍しました。1836年44歳の時に引退してしまい、その後1868年に76歳で亡くなるまで、歌曲や宗教曲を細々と作曲する以外は、美食家、レストラン経営などで後半生を送っています。

この小ミサ・ソレムニスは死の5年前1863年に作曲された最晩年の作品になります。

ミサ・ソレムニスといえばベートーヴェンのものが最も知られていますが、ミサ曲に司祭等による読唱が加わったものです。小ミサという題名になっていますが、演奏時間は1時間を超え、決して小ではありません。元々が、ピアノ2台とハルモニウムの伴奏という非常に小さい編成の伴奏による曲で、そこから名づけられたものです。その後、管弦楽伴奏に編曲されています。

2016年3月13日 (日)

今日の音楽 3月13日 3つのモテト ; Music for today Mar.13 3 Motets

ブラームスの3つのモテトop.110は1890年3月13日に初演されました。

ブラームスは女声合唱団の指揮をしていた事もあって、合唱曲を数多く作曲しています。モテトは、ルネッサンス期に生まれたミサ曲以外の宗教曲で、ブラームスはこの3つのモテト以外に作品番号29と74の2つの「2曲のモテト」も作曲しています。

全てア・カペラで、3つのモテトは晩年の成熟した作品で、ブラームスの宗教作品の中で最も優れた作品のひとつに数えられています。

2016年3月12日 (土)

今日の音楽 3月12日 リトル・ロマンス ; Music for today Mar.12 Little Romance

映画音楽の作曲家ジョルジュ・ドルリューは1925年3月12日に生まれました。

ドルリューといえば、トリュフォー作品に欠かせない作曲家ですが、その他にも多くの映画音楽を手がけました。最も知られているのが「アメリカの夜」の音楽で、ヘンデルの曲を近代的にしたような雰囲気の曲で、クラシック音楽を思わせるものでした。それもそのはずで、ドルリューはパリ音楽院でミヨーに作曲を学び、作曲家の登竜門であるローマ大賞を受賞した作曲家でした。

リトル・ロマンスの音楽も、クラシック風・・・ヴィヴァルディのリュートのための協奏曲の編曲も使っています・・です。

2016年3月11日 (金)

今日の音楽 3月11日 交響曲第2番(ドヴォルザーク) ; Music for today Mar.11 Symphony No.2(Dvorak

ドヴォルザークの交響曲第2番変ロ長調op.4は1888年3月11日にチェフ指揮国民劇場管弦楽団の演奏でプラハで初演されました。

第2番は、ドヴォルザークが第1番完成の直後の1865年に作曲していますが、長い間初演されずスコアは友人が保管していました。その後、ドヴォルザークが改訂を施し20年以上経て初演されました。出版は、更に70年以上後でした。そのために、それまでは第7番の交響曲が第2番として出版されていました。

そういう訳で、作曲されたのがブラームスと出会う前であり、ベートーヴェン、シューベルト、ワーグナーなどの影響を受けた作品になっています。

2016年3月10日 (木)

今日の音楽 3月10日 8つのロシア民謡 ;Music for today Mar.10 Eight Russian Folksongs

リャードフの8つのロシア民謡op.58は1905年3月10日に初演されました。

リャードフが残した作品はほとんどが短い曲ばかりのため、怠け者とか飽きっぽいと評される事も多いようですが、そうではないという考え方もあるようです。実際に教育に熱心だったり、民謡収集に力を注いだりという功績も残しています。

民謡収集の成果として生まれた作品が、8つのロシア民謡です。素朴な旋律に凝ったオーケストレーションを施した組曲で、宗教的な歌、クリスマスの歌「コリャーダ・マレダ」、嘆き、おどけた歌「私は蚊と踊り」、小鳥の物語、子守歌、ロンド、村人の踊りの8曲です。

2016年3月 9日 (水)

今日の音楽 3月9日 ピアノソナタ第5番(プロコフィエフ) ; Music for today Mar.9 Piano sonata No.5(Prokofiev)

プロコフィエフのピアノソナタ第5番ハ長調(初版)op.38は1924年3月9日にプロコフィエフ自身の演奏によって初演されました。

プロコフィエフがアメリカ亡命後、フランスに戻った頃の作品ですが、最晩年に大幅な改訂をしており、初版と改訂版では作品番号が異なっています。改訂版はop.135です。改訂版はプロコフィエフの死後初演されました。

2016年3月 8日 (火)

今日の音楽 3月8日 レーナウのファウストによる2つのエピソード ; Music for today Mar.8 Zwei Episoden aus Lenaus Faust

リストの「レーナウのファウストによる2つのエピソード」S.110は1861年3月8日に初演されました。

「ファウスト」といえば、音楽の世界ではグノーのオペラが有名ですが、そちらの原作は、ゲーテがファウスト伝説を集めた戯曲。リストは同じゲーテの原作からファウスト交響曲も作曲しています。

それとは別に作曲されたのが、オーストリアの詩人ニコラウス・レーナウの叙事詩「ファウスト」から2つの場面を取り上げて作曲したのが、レーナウのファウストによる2つのエピソードです。
第1曲は「夜の行列」。メフィストフェレに魂を売ってしまったファウストが夜の森を彷徨いながら自分の運命を悲しむという場面。

第2曲は「村の居酒屋の踊り」。村の居酒屋でメフィストが狂ったように弾くヴァイオリンの演奏にあわせてファウストが踊る音楽。単独でメフィストワルツ第1番として演奏される事もあるリストの代表作のひとつです。

この2曲目はピアノ曲にも編曲され、しばしば演奏されます。

2016年3月 7日 (月)

今日の音楽 3月7日 ソナチネ(ラヴェル) ; Music for today Mar.7 Sonatine(Ravel)

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルは1875年3月7日にバスク地方のシブールで生まれました。

ラヴェルといえば色彩豊かなオーケストレーションで知られていますが、色彩感が豊かなのは管弦楽曲だけでなく、ピアノ曲にも当てはまります。「鏡」や「水の戯れ」などを聞けばわかると思います。

また、ラヴェルは古典音楽にも精通していて、クープランやモーツァルトなどの影響を強く受けています。古典様式をラヴェルの時代に甦らせた曲も数多く作曲しています。クープランの墓、ハイドンの名によるメヌエットなどをはじめ、ピアノのためのソナチネも彼の代表作のひとつです。

中庸に、メヌエットの動きで、活き活きと という3つの楽章で構成された曲で、ある雑誌が主催した作曲コンクールの応募曲で、ラヴェルのメヌエットだけが入選しています。

2016年3月 6日 (日)

今日の音楽 3月6日 エル・カピタン; Music for today Mar.6 El Capitan

アメリカのマーチ王、ジョン・フィリップ・スーザは1932年3月6日に亡くなっています。

父親が海兵隊のトロンボーン奏者だったスーザは幼い頃から楽才を発揮し、13歳でワシントン海兵隊楽団に入隊し5年間活動していましたが、退団し各地のオーケストラやバンドを転々としていました。

1880年にワシントン海兵隊に指揮者として復帰し、「ワシントンポスト」「雷神」などを作曲しています。1892年にスーザ吹奏楽団を創設し世界中を演奏旅行でまわっています。

スーザは行進曲以外にもオペレッタを数曲作曲しています。「エル・カピタン」は1896年4月にボストンで初演されたオペレッタで、スーザのオペレッタの代表作です。この中の行進曲は今でも単独で演奏されています。

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2016年3月 5日 (土)

今日の音楽 3月5日 早春賦 ; Music for today Mar.5 Soushunfu

いよいよ春になりましたが、まだ朝晩は寒い日もありますね。

こういう時期にぴったりの曲が早春賦です。1913年に吉丸一昌の作詞、中田章作曲で発表されたもので、永野の安曇野あたりをイメージして作られたと言われています。この曲、メロディはモーツァルトの「春へのあこがれ」に似ていると言われてしまっていますが、歌詞はとても素敵です。

1番 春とは名ばかりで風はまだ寒い 谷のウグイスも、まだ歌う時では無いと声もたててくれない
2番 氷は解け去って葦の芽も出てきているが 今日も昨日もまだ雪空だ
というような内容を美しい言葉で歌っています。

2016年3月 4日 (金)

今日の音楽 3月4日 ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲 ; Music for today Mar.4 Concerto for piano,violin and string quartet

ショーソンのヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲ニ長調op.21は、1892年3月4日にブリュッセルでイザイのヴァイオリン独奏などで初演されました。

ショーソンはセザール・フランクに作曲を学びました。日本では、フランクの弟子たち(ショーソン、ダンディ、デュパルク、ピエルネなど)は今一つ評価が低く、またフランク自体もあまり人気が無いですね。フランス音楽というと印象派一辺倒という、まあ、右へ倣えが得意な日本人らしさが、ここでも出ているという感じでしょうか。アマチュア・オケをやっている仲間を見ても同じで、ドビュッシーやラヴェルはやってみたいけど、フランクやダンディ、ショーソンをやりたいなんていう人はごくごく少数派です。

この曲は協奏曲という名称になっていますが、実質的にはピアノとヴァイオリンを加えた六重奏とも捉える事ができます。ピアノとヴァイオリンはソリスティックな部分も多く、弦楽四重奏の伴奏つきのピアノとヴァイオリンの二重奏とも捉えられるようです。

楽章の数も4つあるため、協奏曲というよりは室内楽曲として聴いたほうがすんなりと来るかもしれません。

2016年3月 3日 (木)

今日の音楽 3月3日 うれしいひなまつり

3月3日は桃の節句です。

有名な童謡「うれしいひなまつり」は、サトウハチローの作詞、河村光陽の作曲で1936年に作られました。

この曲の不思議な点は、「うれしい」という題名にもかかわらず、どう聞いても短調にしか聞こえない点でしょう。この理由には諸説あって、ヨナ抜きの日本音階を使ったため、短調っぽく聞こえる、サトウハチローの姉が嫁ぎ先が決まった矢先に亡くなっており、その思いが込められている。などです。

歌詞の中にある「お内裏様とお雛様」というのは実は間違えで、本来はお雛とめ雛なので、両方ともお雛様が正しいようですが、この歌によって、お雛はお内裏様と言われる様になったようです。まあ、日本中の女の子の間では最も有名な歌でしょうが・・・

2016年3月 2日 (水)

今日の音楽 3月2日 弦楽四重奏曲第2番(スメタナ) ; Music for today Mar.2 String Quartet No.2(Smetana)

チェコの国民的作曲家スメタナは1824年3月2日にボヘミア北部のリトミシュルで生まれました。

チェコの民族的音楽を確立した作曲家として知られるスメタナですが、その名声が確立されたのは晩年になってからです。その頃は既にスメタナは耳が殆ど聴こえなくなっており、「わが生涯より」と名づけられた弦楽四重奏曲第1番の終楽章には突然、耳鳴りを象徴するE音の保持音が出てくる事で知られています。

第2番の弦楽四重奏曲は1884年1月3日にプラハで初演されましたが、この頃は耳が聴こえない以外に精神的な障害も現れており、古典的な構成で作曲する事が困難になっていました。(これは本人も認めており、友人にあてた手紙に書かれています)

そのため自由な形式になっていますが、激しい衝動や悲壮感などが力強く表現されています。

2016年3月 1日 (火)

今日の音楽 3月1日 弦楽四重奏曲第12番(シューベルト) ; Music for today Mar.1 String Quartet No.12(Schubert)

シューベルトの弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」は、シューベルトの死後40年程後の1967年3月1日にヘルメスベルガー弦楽四重奏団の演奏によってウィーンで初演されました。

シューベルトという作曲家は、飽きっぽいのか、忘れっぽいのか未完成でほったらかしの作品がいくつもあります。

今でも未完成に終わった原因で諸説紛々としている「未完成交響曲」を筆頭に交響曲だけでも5曲あります。その他オペラも7曲、弦楽四重奏曲も6曲が未完成です。この第12番の弦楽四重奏も第1楽章のみ完成され、第2楽章はスケッチのみで放棄されました。そのために「四重奏断章」という名前で呼ばれています。
未完成同様、非常に劇的な曲で、シューベルトの作品のターニングポイント的な曲で、第1楽章のみ死後初演されました。

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