今日の音楽 11月8日 ピアノ・ラグ・ミュージック ; Music for today Nov.8 Piano-Rag Music
ストラヴィンスキーのピアノ・ラグ・ミュージックハ1919年11月8日にローザンヌで初演されました。
19世紀後半から20世紀にかけて、アメリカではジャズやラグタイムといったルーツミュージックが流行しており、クラシックの作曲家もこれらの音楽を取り入れる作曲家が少なくありませんでした。ジャズをベースとした作曲家のガーシュウィンは別格ですが、ラヴェル、ショスタコーヴィチ、ルービンシュタイン、ストラヴィンスキーなどです。
ストラヴィンスキーのピアノ・ラグ・ミュージックは、ラグタイム・ミュージックを取り入れたピアノ曲で、ストラヴィンスキーの作風が原始主義から新古典主義への転換していく時期の作品です。ラグタイムは、メロディにシンコペーションを取り入れ、伴奏は行進曲風のリズムを刻むというのが特徴です。ピアノ・ラグ・ミュージックはこの特徴を活かしたものですが、やっぱりスコット・ジョプリンなどの本家のラグタイムと比べると、楽しさやペーソスという点では物足りないですかね。
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