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2015年10月 8日 (木)

今日の音楽 10月8日 ピアノとオーケストラのための「アーク(弧)」 ; Music for today Oct.8 Ark for piano and orchestra

20世紀日本を代表する作曲家武満徹は1930年10月8日に東京都駒込で生まれました。

終戦後に作曲家をめざし清瀬保二に師事しましたが、結局音大には行かずほとんど独学で作曲を学びました。1950年に清瀬保二らの主催した「新作曲家協会」第7回作品発表会でピアノ曲「2つのレント」でデビューしましたが、当時は「音楽以前のもの」と酷評されたようです。その後芸術家集団「実験工房」に参加し、メシアンやベルクの強い影響を元に作曲活動を続けました。

1957年に作曲家早坂文雄の死にささげられた「弦楽のためのレクイエム」も日本ではあまり高い評価を得られなかったが1959年に来日していたストラヴィンスキーが偶然NHKの放送で聴いて、これを絶賛した事で武満の世界的評価へとつながっていきました。

1967年に作曲した「ノヴェンバー・ステップス」が世界への飛躍への第一歩となり、その後数々の作品を生んでいます。

ピアノとオーケストラのための「アーク」は2部構成で第1部、2部ともに3曲からなっています。第1部が1963~6年、第2部が1964~66年にかけて作曲されました。第1部では4つのグループのアンサンブルが弦楽器・金管楽器の間にばら撒かれるように配置され、第2部ではオーケストラはほぼ左右対称に配置されます。勿論武満作品なので前衛的な曲ですが、ところどころに非常に美しい響きを聴く事ができます。

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