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2015年4月29日 (水)

パイオニア交響楽団第27回定期演奏会のご案内・その4

今回のメイン曲は、ブラームスの交響曲第1番です。パイオニア交響楽団としては2回目になりますが、黒岩英臣氏の指揮では初めてです。黒岩先生とは2番から4番までご一緒しており、これが最後のブラームスの交響曲となります。

私個人的には、ブラームスの4曲の交響曲の中では4番が最も好きなのですが、演奏する立場としての思い入れが最も強いのが、この第1番です。というのも、この曲は高校2年の時のメイン曲だったからです。
高校1年では入学して管弦楽部に入団し6ヶ月足らずで演奏会(この時のメインはベートーヴェンの交響曲第7番)でした。それが終わって高校2年の秋までの1年間、この曲を練習しました。私の高校は進学校だったので高校2年の秋の演奏会が終わると一応の引退。3年の秋の演奏会には出演しましたが、練習量は2年の時に比べると少なかったので、最も長い期間である1年間練習をしたのが、このブラームスの交響曲第1番だったわけです。

それ以降は、大学でも年に2回の演奏会、社会人になってからも8ヶ月置きの演奏会なので、これだけ時間をかけて練習した曲は他に無いわけです。しかも当時は定期練習は週3回。現在の週0.5~1回とは比べ物にならない程練習をした曲です。もっとも、まだ楽器初めて1年前後の未熟な技術と音楽への理解度では単純に現在と比べる事は難しいですが。それだけ練習回数をこなした下地があって、さらに8年ほどまえに高校のOBの演奏会で再演した事で、指使いは体が覚えてくれています。そのために練習では音楽表現に神経を集中できる、という数少ない曲です。

ご存知の通り、崇拝していたベートーヴェンとの葛藤で、完成までに20年余を費やしましたが、「ベートーヴェンの交響曲第10番」(ブラームスはベートーヴェンンの後継者に相応しいという意味)と呼ばれる曲に仕上がった事でブラームスは自身を着けた事でしょう。

ブラームスの交響曲第1番はベートーヴェンの交響曲を強く意識して書かれているため、構成も古典的な様式を取っています。特にハ短調という調性や、暗闇から光明へという展開、終楽章のみトロンボーンが使われるという事などは第5番「運命」が意識されたものと思われます。「運命」は、以前の演奏会紹介の時に書いたように、無駄が全く無い息が詰まる曲ですが、ブラームスの第1番もある意味無駄の無い息が詰まる曲です。

但し、大きな違いのひとつは、ブラームスは楽器の使い方が非常に優れているという事でしょう。特に管楽器の使い方はベートーヴェンに比べると格段と進歩しています。これは、楽器自体が大きく進歩している事も要因のひとつではありますが。ただ一点、コントラバス弾きとして不満な点は、ブラームスの曲は意識的に4弦バス用に書かれている事です。特に、この第1番の基音が「C」である事を考えると、これが残念です。4弦バスの最低音はEで、チェロの最低音はCなので、一番低いCの音はコントラバスもチェロも全く同じ音高になってしまうわけです。最も、5弦ベースでは必要なところは記譜から1オクターヴ下げて演奏しますのでご心配なく。

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