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2014年10月10日 (金)

パイオニア交響楽団第26回定期演奏会・6

ストラヴィンスキーは、ショスタコーヴィチと並ぶ20世紀最大の作曲家です。
交響曲、協奏曲やオペラをはじめ様々な分野に多くの作品を遺しましたが、中でもストラヴィンスキーと言えばバレエ音楽と言えるほど、この分野で優れた作品を作曲しています。

ストラヴィンスキーの作風は、3つの時期に分かれます。初期は原始主義音楽。複調、変拍子など激しいリズムと交錯するメロディが特徴です。その後新古典主義時代に入ると、簡素な作風と簡明な和声。第二次大戦後は十二音技法を取り入れた前衛的な時代。

ストラヴィンスキーは12曲のバレエ音楽を作曲しています。「火の鳥」「ペトルーシュカ」「春の祭典」という三大バレエと、「結婚」までが初期の作品で、「プルチネルラ」、「ナイチンゲールの歌」、「ミューズを率いるアポロ」、「妖精の口づけ」「カルタ遊び」、「オルフェウス」が新古典主義の作品、「アゴン」が十二音技法を用いた作品です。

三大バレエの中で、最も親しみ易いのが「火の鳥」でしょう。原始主義と言っても、ロマン派音楽的な美しいメロディに彩られているからでしょう。内容はロシアの民話に基づくものです。

「火の鳥」は1910年に全曲版の初版が作曲されました。全部で22曲あり演奏時間は50分程度。編成は4管編成でハープも3台、ピアノとチェレスタ、金管のバンダという巨大な編成です。その後、本人によって複数の版が作られています。
翌年、組曲に編曲されたのが1911年版。これはバンダを除いた4管編成。
そして1919年には2管編成の組曲(1919版)が作られました。
最後に1945年に2管編成ながら演奏時間が30分の組曲(1945年版)が作られています。

アマチュア・オーケストラが最も好んで取り上げるのが1919年版です。演奏時間が18分程度なので聴き手も飽きないですし、代表的な曲だけを取り上げているので変化にも富んでいる上に、ハープも1台、チェレスタ不要の普通の2管編成という事で取り上げ易いという点もあると思います。

今回演奏するのは、この1919年の組曲版です。
全部で7曲の組曲です。
第1曲が序奏(全曲版の第1・2曲)
第2曲が火の鳥の踊り
第3曲が火の鳥のヴァリアシオン(第3曲までは切れ目なく演奏されます)
第4曲は王女たちのロンド
第5曲は魔王カスチェイの凶悪な踊り
第6曲は子守歌
第7曲は終曲です

第1曲「序奏」  弱音器をつけたチェロとコントラバス及びコントラバスのピチカートによる不気味な半音階で始まります。8分の12拍子です。実は、この部分のコントラバスは4つのパートに分かれるのですが、全て五弦ベースでないと記譜どおりの音が弾けません。今回の演奏会ではコントラバスは6人ですが、内5人が五弦ベースなので問題なく演奏できます。やがて管楽器が次々に加わってきてそれぞれが断片的なメロディを吹き弦楽器のグリッサンドなどで不気味な雰囲気が強調されまし。
第2曲「火の鳥の踊り」 第1曲に続けて4分の2拍子でテンポを速めて演奏されます。クラリネット以上の木管とヴィオラ、ヴァイオリンという中高音楽器で騒々しい音楽が演奏されます。
第3曲「火の鳥のヴァリアシオン」 第2曲に続いて8分の6拍子でひたすら騒がしい音楽が演奏されます。

第4曲「王女のロンド」フルートとホルンによる短い序奏にヴァイオリンのソロが加わり、オーボエによって美しいメロディが演奏されます。

第5曲「魔王カスチェイの凶悪な踊り」 この楽章は4分の3拍子で始まりますが、変拍子が使われる激しい曲です。組曲中最も難しい曲で、楽器によってやってることが違うので大変!

第6曲は「子守歌」 第5曲にこの曲への経過句があり続けて演奏される事が多いです。今回は続けて演奏します。打って変わってファゴット独奏による静かな子守歌ですが、やがて幻想的な音楽に移行します。
第7曲は「終曲」で子守歌から続けて演奏されます。ホルンの厳かなメロディから始まり楽器を変えながら次第に盛り上がっていきます。最後は4分の7拍子でこのメロディが形を変えて堂々と演奏され、クライマックスを迎えて曲を閉じます。

演奏会当日まであと1週間になりました。初めての作曲家の作品2曲と、40年ぶりに弾く作品1曲という自分にとっては刺激の強い曲ばかりで、楽しく練習しています。本番に最高の演奏ができるように、合奏練習はあと1回です。

ご希望の方には演奏会のチケットを差し上げていますので、是非お越しください。

詳細は、こちらのページです。

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