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2014年9月28日 (日)

パイオニア交響楽団第26回定期演奏会・4

劇音楽「アルルの女」第2組曲は、第1組曲に比べて遥かに知られています。特に第3曲の「メヌエット」はフルート奏者にとっては練習の定番、第4曲の「ファランドール」は学校の教科書にも掲載されている超有名曲です。

ところが、先日も書いたように、この第2組曲はビゼーの友人だったギローが編んだもの。組曲として組みなおしただけでなく大幅に編曲したり、ビゼーの他の作品から拝借して組み込んだりと、ギロー編曲といっても良いぐらいの大幅改変しています。

第1曲 パストラーレ 劇音楽の第7曲から編曲 コントラバスと金管による前奏の後、多楽器のユニゾンで雄大なパストラーレの主題が演奏されます。中間部はプロヴァンス太鼓のリズムに乗った舞曲調の音楽。再び冒頭の音楽に戻って最後はチェロの和音と弦のピツィカートで静かに終わります。

第2曲 間奏曲 劇音楽の第15曲。全楽器のユニゾンで荘重なメロディが演奏され、主部はアルト・サキソフォンの「神の子羊」という歌を基にしたメロディ。再びユニゾンに戻って重々しく終わります。

第3曲 メヌエット 有名な曲ですが、アルルの女の曲ではなく、ビゼーの歌劇「美しきパースの娘」の中から持って来た曲。ハープとフルートによるメロディが少し形を変えながら繰り返されます。弦楽器と木管楽器の力強い中間部の後、再びハープとフルートのメロディに戻り、サキソフォンのオブリガードなどを加えながら終わります。

第4曲 ファランドール 第1組曲の前奏曲の前半でも使われている「三人の王の行進」から始まり、プロヴァンスの舞曲ファランドールが演奏されます。再び「三人の王の行進」が出てきて、その後はファランドールと絡みながらテンポを上げながら怒涛のように終わります。この曲は、既存の素材を使ったギローのオリジナル音楽です。

ご希望の方には演奏会のチケットを差し上げていますので、是非お越しください。

詳細は、こちらのページです。

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